千葉県 松戸市教育委員会と「週１先生プログラム」の取り組みを開始

～社員を市内中学校へ派遣、学校教育をめぐる諸課題の解決に取り組み「能力・個性の発揮」へ～

出光興産株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：木藤 俊一、以下「当社」）は、松戸市教育委員会（千葉県、教育長：伊藤 純一）と連携し、当社の社員を市内の中学校に週１回派遣する「週１先生プログラム」を９月から本格的に開始します。
「週１先生プログラム」では、市内の中学校に派遣される当社の従業員が約３ヶ月程度の限られた期間の中で、自らの経験やスキルを生かしながら、特別授業の実施や通常授業のサポート、教職員の働き方改革や業務効率化等の学校教育に関わるさまざまな課題に取り組みます 。

本取り組みのトライアルを5月から7月までの約３ヶ月間、松戸市立第一中学校（校長：西川 康弘）で実施しました。トライアルの結果、学校教育現場での新しい価値の創造や業務改善が見込まれることや、派遣される社員の成長に効果的なプログラムであると判断したため、本格的に開始します。民間企業の従業員が一定期間、公立中学校に派遣され、学校教育に関わるのは先進的な取り組みとなります。

当社は、昨年11月に発表した中期経営計画（対象年度2023～2025年度）において人財戦略を経営戦略の根幹に据え、従業員の「能力・個性の発揮」に取り組んでいます。「能力・個性の発揮」には、従業員が通常の業務では体験することが難しい事柄の体験機会を得ることができる「他流試合」「越境学習」の場を提供することが有効だと考えており、今回の「週１先生プログラム」の取り組みは、その一つとしてスタートしたものです。

また、教育をめぐる諸課題は、複雑化・困難化しています。松戸市教育委員会では、民間企業の取り組み事例を参考にしながら、新しい発想や専門的な知見をもとに、独自の教育課程の編成や業務改善等を図るきっかけとすることを本取り組みの目的としています。

当社の人財戦略について

当社は、今後も「週１先生プログラム」の取り組みを松戸市教育委員会と連携しながら拡大させていくと共に、さまざまな形で「他流試合」「越境学習」の場を設けることで、従業員の「能力・個性の発揮」に取り組んでまいります。

【「週１先生プログラム」の概要】
・期　　間：2023年5月～2024年3月を予定
　　　　　　第１期（トライアル）：５月～７月、第２期：９月～１２月、第３期：１月～３月
・派遣場所：松戸市立第一中学校
・勤務頻度：原則週1日
・主な職務：校務の効率化・合理化支援助言、学習支援、部活動支援等