瀬戸内海へのごみの流出を河川で食い止める!高校生らが企画、地域住民と連携した河川清掃イベントを開催しました!
2025年12月7日(日) 【場所】松山市内宮町 大川下流部
一般社団法人 海と日本プロジェクトinえひめは、12月7日(日)に愛媛県立松山西中等教育学校内の環境活動グループ「新世界学辞典」のメンバーが中心となり企画し、地域住民と連携した都市河川の清掃イベントを開催しました。このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。

イベント概要
・開催概要 都市河川からの海洋ごみの発生抑制を目的とした河川清掃活動を、愛媛県立松山西中等教育学校「新世界学辞典」のメンバーが中心となり企画。昨年度からスタートした活動で、今回が3回目の開催。本プロジェクトをきっかけに、河川への愛着を育み、高校生、市民、企業らが協力して、継続的に河川清掃を実施できる体制を構築することを目指す。
・日程 2025年12月7日(日)
・開催場所 松山市内宮町 大川下流部
・参加人数 47名
・協力団体 :清掃活動団体Cleans the Coast、三浦工業株式会社、瀬戸内オーシャンズ X 推進協議会、愛媛県中予地方局建設部 管理課
高校生が中心に企画!地域の住民など総勢47名で活動
大川での河川清掃活動は、2024年度から愛媛県立松山西中等教育学校内の環境活動グループ「新世界学辞典」のメンバーが中心となり企画し、今回が3回目の開催です。昨年度からメンバーが代替わりしましたが、取り組みは後輩に継承されており、今回は日ごろから大川の河川ごみに関する探究活動を行っている「川班」の4年生(高校1年生)のメンバー4名が中心となり、活動を主導しました。高校生らの呼びかけにより、近隣の済美高校や地域の町内会、活動に関心のある企業、愛媛県の職員など、総勢47名での活動となりました。

計21袋分のごみを回収!ペットボトルごみから発生要因の推察も
活動を行った場所は昨年度と同じですが、昨年度より河川内の草丈が高かったり、水を流れている場所のえぐれ方が深かったりと、周辺環境の変化が大きいのが河川に立ち入る際に気を付けるポイントの一つです。河川清掃に関する指導を行っている清掃活動団体Clean the coast代表の西本 和弘さんからのアドバイスを受けながら、安全面に注意して河川内のごみを回収していきます。この日はおよそ1時間半の活動で、45Lのごみ袋21袋分の河川ごみを回収し、松山市の「不法投棄ごみボランティア清掃」の制度を活用してごみの回収を依頼しました。
また、活動の中心となった「川班」のメンバーが着目したのは、回収したペットボトルごみの形態です。「ラベル、フタがついたまま捨てられるペットボトル」、「ラベル、フタの両方がない状態で捨てられているペットボトル」など、その形態に合わせてペットボトルごみを4つのグループに仕分けしていきます。「川班」のメンバーによると、ラベル、フタがついたままのペットボトルはポイ捨てなど不法投棄による可能性が高い、また、ラベル、フタの両方がないペットボトルは、ごみ集積場や自動販売機横のごみ箱からこぼれた可能性が高いと推察されるとのことです。「川班」では、今後も調査・回収活動を行い、大川から発生する河川ごみを減らす取り組みを続けていきます。

参加者の声
・地域の方々がこんなに集まってくれるとは予想外で嬉しかった。普段は少人数で活動しているが、大勢で力を合わせると沢山のごみを回収できた。今後も、地域や企業と継続してこの問題に取り組みたい。(高校生)
・今年度は地域としての川掃除を実施していなかったので、高校生の呼びかけがあって良かった。地域での清掃活動は高齢化が進んでいるので、今後も体力のある若い世代と一緒に活動出来る機会があると良い。(活動に参加した地域の住民)
<団体概要>
団体名称:一般社団法人 海と日本プロジェクトinえひめ
活動内容:愛媛県内の海を中心とする食・文化・スポーツ・自然環境等の分野において、様々な関係者と連携した活動のムーブメント作り、イベント開催、情報発信等を実施する。

CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
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