【調査レポート】生成AI時代、フリーランスITエンジニアの47.7%がキャリアに脅威を実感。高単価層は、上流工程へのシフトが加速。

株式会社スリーシェイク(本社:東京都中央区、代表取締役社長:吉田 拓真、以下スリーシェイク)は、フリーランスITエンジニアを対象に生成AIの活用実態やキャリア観、学習行動に関するアンケート調査を実施しました。その結果、生成AIに脅威を感じるフリーランスITエンジニアが約半数ほど存在し、多くの人が今後のキャリアや学習のあり方を意識しながら、実際に行動を始めていることがわかりました。
■調査実施の背景
生成AIの普及により、フリーランスITエンジニアを取り巻く市場環境や求められるスキル、キャリアの考え方は大きく変化しています。本調査は、現場でAIがどのように活用され、案件獲得や学習行動、単価形成にどのような影響を与えているのかを明らかにし、これからの働き方や成長戦略を考えるためのヒントを提供することを目的に実施しました。
■調査概要
調査期間:2026年4月10日(金)~4月17日(金)
調査対象者:20代~50代
調査人数:246名
調査手法:インターネット調査
調査元:株式会社マーケティングアプリケーションズ
■調査サマリー
・エンジニアの約46%が生成AIを「脅威」と感じている。
・AI活用により、作業時間を30%以上短縮できた層が全体の3割を超える。
・週に1時間以上のAI学習を行っている層は約6割にのぼる。
■主な調査結果
1. 約半数が生成AIを「脅威」と認識
生成AIの台頭は自身のキャリアにとってどのようにとらえているか質問したところ、「非常に脅威に感じている」18.9%、「やや脅威に感じている」28.8% となり、約46%がキャリアへの脅威を感じていることが分かりました。一方で、「どちらともいえない」という回答も28.8%存在しており、まだ意見が分かれる転換期でもありそうです。

2. 案件獲得のしやすさの変化
生成AIの普及により、案件獲得のしやすさに変化はあるかという質問をしたところ、「獲得しやすくなった(17.9%)」と「獲得しにくくなった(17.9%)」という回答が同数となり、スキルの習熟度による二極化が示唆されています。
前述の通り約半数がキャリアに「脅威」を感じている一方で、実際に案件獲得の苦戦を実感している層は17.1%に留まっている点です。この結果から、AIによる直接的な実害よりも、技術変化の速さに対する心理的不安が先行しているのかもしれません。

3.AI活用による業務時間の変化
AIツールを導入/活用したことで、成果物を出すまでの作業時間の変化について質問したところ、「コード生成」については、約5~6割のエンジニアに30%以上の時間短縮を実感していたり、「設計・アーキテクチャ検討」の業務に対しても回答者の約3割が作業時間を半分以下にするなど、AIを活用した業務効率化が進んでいるようです。
一方で、「データ分析・クエリ作成」では複雑な構造もあるせいか、修正工数が増大し、約24%が「逆に時間が延びた」との回答も存在し、領域に応じた使い分けが不可欠のようです。

4. AI学習の目的
ITフリーランスがAIを学ぶ目的で最も多かった回答は、「開発効率を極限まで高めるため(35.2%)」であり、次いで「年収・単価向上や市場価値を高めるため(32.8%)」、「副業・個人開発の収益化(28.9%)」が続きます。自らの生産性や市場価値を向上させるための戦略的投資として学習を捉えている傾向がありそうです。

5. 生成AI時代のキャリア形成
高単価層(時給6,000円以上)ほどAIネイティブへのシフトを加速
生成AIに対して「危機感」や「関心」は広く浸透しているものの、現状維持層が25.5%を占める結果となりました。一方で、「AIの実装・開発案件に積極的に参画している、またはしようと考えている(24.5%)」をはじめ、上流工程やビジネス設計へのシフト(14.2%)を目指すなど、自身の市場価値を高めるための具体的なアクションに動いています。

時給単価別(6,000円以上/未満)に分けて今後のキャリア戦略を比較したところ、明確な意識の差が見られました。
時給6,000円以上の層:高単価層ほど、自らAIを作る側へ回るか、あるいはAIに代替されにくい上流工程へ領域を広げることで、自身の市場価値をさらに高めようとする姿勢が伺えます。
時給6,000円未満の層:約半数が「現状維持」または「特に影響はない」と回答しており、既存のスキルセットのままで様子を見ている状態です。

6.高単価層ほど「AIの実装」や「セキュリティ」領域へのシフトを志向
AI時代に淘汰されないために「今後身に着けるべき領域」について調査したところ、学習に意欲的なエンジニアが目指す方向性に特徴が見られました。
全体では、「AIの実装・データ活用(31.6%)」と「現在の専門領域の深化(29.7%)」が同率で首位となりました。これに「高度なセキュリティ・信頼性(26.5%)」が続いています。

また、学習時間(週6時間以上/未満)に分けて今後身に着けるべき領域について比較したところ、6時間以上学習している層は、「AIの実装・データ活用(57.1%)」と「セキュリティ・信頼性(48.6%)」に回答が集中しました。AIを自ら構築するスキルに加え、AI時代のボトルネックとなる「信頼性・安全面」をセットで押さえようとする姿勢が伺えます。

■まとめ
今回の調査から、生成AIはフリーランスITエンジニアにとって「脅威」と「機会」の両面を持つ存在であり、すでに現場の生産性向上に寄与していることが明らかになりました。また、AI案件への積極参画、上流工程へのシフト、既存専門性の深化など、多くのフリーランスITエンジニアが今後のキャリアや働き方を見直し、実際に行動を始めていることがうかがえました。
ほかの調査結果については、ホワイトペーパーにまとめていますので
ぜひダウンロードしてご覧ください。
https://site.relance.jp/whitepaper-survey-of-freelanceengineers2605
■会社概要
会社名:株式会社スリーシェイク
代表者:代表取締役社長 吉田拓真
所在地:東京都中央区銀座8丁目21番1号住友不動産汐留浜離宮ビル 7F
会社HP:https://3-shake.com/
事業内容:
SRE特化型コンサルティング事業「Sreake(スリーク)」運営( https://sreake.com/ )
セキュリティサービス「Securify(セキュリファイ)」開発・運営 ( https://www.securify.jp/ )
クラウド型ETLツール「Reckoner(レコナー)」開発・運営 ( https://reckoner.io/ )
エンジニア組織特化型HRパートナー「Relance(リランス)」運営 ( https://relance.jp/ )
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