学生が参加するISO14001内部監査 半分をオンライン化して実施
国立大学法人千葉大学は、環境マネジメントに関する国際規格ISO14001を取得しており、9月28日~30日に学生112名と教職員43名の計155名で、4キャンパス118ヶ所の研究室などの内部監査を行いました。
- 学生が参加する内部監査
学生監査員が薬品の管理状況を確認する様子
- 2020年度 内部監査の概要
薬品の管理状況を確認する様子
実施場所:西千葉・亥鼻・松戸・柏の葉の4キャンパス
監査対象:研究室や実験室、事務室など計118ヶ所
監査員数 :学生112名、教職員43名 計155名
(学生と教職員が3名のチームを組み、1チームが複数箇所の監査を実施する)
監査員資格:学生監査員は環境ISO学生委員会に所属し、「環境マネジメントシステム実習」という授業でISOや監査について学んだ2~3年生の学生。教職員は別途研修を受けた者。
監査内容:内部監査ではインタビューと文書確認、現場確認を行い、省エネ省資源対策の実施状況や、化学薬品や高圧ガスボンベなどの管理状況、廃棄物処理法や毒物及び劇物取締法、高圧ガス保安法などの環境関連法規制遵守状況を監査する。
- 監査半分のオンライン化と感染対策
手前3名が監査員
まず、例年対面で行っている監査員研修はすべてオンラインで行いました。そして、監査される対象は事前にオンラインでチェックシートに回答したり、環境関連法規制の順守状況のチェックシートをメールで提出することにより、当日の監査は“現場を見なければわからないこと”の確認を中心に行いました。その結果、現場での監査所要時間を例年の60分から30分に短縮することができました。
また、各監査チームの人数を減らし、教職員の監査員を例年の半分以下に
したことで、監査現場での密もできる限り避けるようにしました。
学生たちは事前に2週間の健康観察を行った上で参加し、監査当日は監査員全員がマスクとフェイスシールドを着用し、監査前後の検温や消毒、健康チェックを徹底しました。
監査本部や監査現場においても換気や身体的距離の確保などの感染対策を講じました。
- 学生の関わり
【内部監査統括担当(学生)のコメント】
内部監査統括の前川さん(左)と田口さん
(教育学部3年 前川杏子)
「コロナ禍により先の見えない状況の中、約半年間の準備を重ね、内部監査を無事遂行することができました。対面での活動が制限されたことで昨年度までの方法から変更点が多く生じたこともあり、教職員や学生の方々との連携、また統括同士の連携を密に取ることが非常に重要となりました。また、「通常通り」とはいかない中で統括という立場を経験したことで、事務連絡や作業スキルのみならず、何ができるのか、何が必要なのかといったことを自ら考え提案したり行動したりすることの大切さを、実践的に学ぶことができました。」
(国際教養学部3年 田口和美)
- 千葉大学環境ISO学生委員会とは
ロゴマークいそちゃん
公式サイト http://chiba-u-siso.xrea.jp/chibasiso/
- 本件に対するお問い合わせ先
kankyo-iso(アットマーク)office.chiba-u.jp
Tel:043-290-3572
◆千葉大学の環境への取り組み
https://www.chiba-u.ac.jp/general/approach/environment/index.html
https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/chiba_u_csr.html
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