クラスメソッド、ASEANの日系製造業向けに現場データ活用基盤を構築する「Factory Data Hub」の実証協力企業を募集
~既存設備を活用した現場データ活用プログラム、パイロット環境の構築はクラスメソッドが支援~
クラスメソッド株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:横田聡、以下「クラスメソッド」)は、ASEAN 展開の第一ステップとして、タイ国内の日系製造業を対象とする共創型実証プログラム「Factory Data Hub Pilot Program」の参画企業を募集します。
本プログラムでは、既存設備を活かしながら現場データの収集・整備・可視化を進め、製造現場が自律的に改善に取り組めるデータ基盤の構築を目指します。現場データ活用環境の構築と価値検証に必要なパイロット環境は、クラスメソッド側でご用意します。
クラスメソッドはこれまで日本国内で、現場の声に寄り添ったデータ活用ソリューションを数年間にわたり磨いてきました。そこで得た知見を、ASEAN の日系製造業にも届けたいと考えています。その中でもタイは ASEAN の製造業ハブとして多くの日系企業が集積しており、本取り組みを広げていく起点として最適な地域です。今回のパイロットプログラムは、タイの現場から共創を始め、ASEAN 全体へと価値を展開していく第一歩となります。
■ Factory Data Hubとは
「Factory Data Hub」は、工場データを現場で使える形に整えるために、お客様と共に構築するデータ基盤です。工場の既存設備はそのままに、PLC/センサーのデータを収集・整形し、自由に扱える状態を実現します。Cloud×Edgeのハイブリッドにより、リアルタイムな情報収集はエッジ、情報の蓄積・共有はクラウドが担い、通信品質の影響を抑えつつ機密性の高いデータは工場内で完結させます。さらに、本基盤は将来的なAI活用も視野に入れた設計とし、日々蓄積される現場データをAI学習に適した形式で保全することで、将来の高度な分析や予測モデルの導入をスムーズに進められる環境を提供します。

■「Factory Data Hub Pilot Program」参画企業 募集概要
本プログラムは、2026年3月までにパイロット環境※を構築し、4月以降は実運用の中で価値検証を進める取り組みです。日本語とタイ語に対応する現地チームが、言語面でも支援します。
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目的: 共創による現場データ活用環境の構築と価値検証
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募集期間: 2026年1月 〜 2026年3月
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対象企業: タイ国内に製造拠点を持つ日系製造業で、PLCやセンサーのデータを活用した現場改善を目指す各企業
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対応言語: 日本語/タイ語
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費用: パイロット環境の構築に必要となるハードウエアおよびソフトウエアは、クラスメソッドが貸出しいたします。
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パイロット期間:半年~1年程度
※ 「パイロット環境」は、現場の設備データ(PLC/センサー等)の収集と、エクセルでの可視化・分析が可能な最小構成の基盤を指します。
参画を希望の企業様は、下記のフォームに「パイロットプログラム参画希望」と記載の上、お申し込みください。
https://classmethod.jp/inquiry/
■タイの製造業を取り巻く環境
タイでは、近年、労働力不足や技能継承の難しさなど、製造現場を取り巻く環境が大きく変化しています。また、設備や生産ラインのデータは蓄積されていても、現場で十分に活かしきれていないという課題が残っています。他にも、日本国内と比較して、通信環境に制約がある場合も多く、データ収集自体が難しい場合もあります。
クラスメソッドは、こうした課題に対し、実証を通じて、データ活用の仕組みを現場と共に構築していく取り組みとして、本プログラムを展開します。
私たちが提供するのは「製品」ではなく、現場と並走してつくる“使い続けられるしくみ”です。新たなツールを導入するのではなく、既存のエクセルを活用し、全員が同じデータを見える・共有できる・議論できる状態を目指します。
■今後の展望
今回の取り組みは、日本政府が新たに提唱した「日ASEAN・AI共創イニシアチブ」の方向性とも軌を一にしています。本イニシアチブが掲げる、AIモデル開発や人材育成、現場課題に根ざしたソリューション共創を通じて、安全で信頼できるAI基盤をASEAN全体で築いていくという理念に深く呼応するものです。私たちは、この地域スケールの共創の流れをタイの現場から具体化し、ASEANの産業競争力向上に寄与してまいります。
【クラスメソッドについて】

クラスメソッド株式会社は、アマゾン ウェブ サービス(AWS)をはじめ、データ分析、モバイル、IoT、AI/機械学習など、クラウドネイティブな技術領域を中心に、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する技術パートナーです。
AWS支援では、2015年から継続して最上位パートナーに認定され、これまでに国内の最優秀パートナーを表彰する「AWSコンサルティングパートナー・オブ・ザ・イヤー」を4度受賞。2022年にはグローバル最優秀パートナーとして「SI Partner of the Year」を受賞、翌23年にもファイナリストとなり、名実ともに世界トップクラスのAWSパートナーです。 これまでに支援してきた企業は約5,000社、管理・構築を支援したAWSアカウント数は累計35,000件以上にのぼります。エンジニアによる技術発信文化にも力を入れており、オウンドメディア「DevelopersIO」では5万本を超える技術記事を公開。また、技術者向けナレッジ共有プラットフォーム「Zenn」も運営し、技術コミュニティの発展にも貢献しています。 「すべての人々の創造活動に貢献し続ける」という理念のもと、お客様の事業価値向上につながる最適な技術を提案してまいります。
本社所在地: 東京都港区西新橋1-1-1 日比谷フォートタワー26階
代表者 : 代表取締役社長 横田 聡
事業内容 : クラウド導入支援、ビッグデータ基盤構築、モバイルアプリ開発、LINE技術支援、AI/機械学習技術支援
オフィシャルサイト : https://classmethod.jp/
技術ブログ「DevelopersIO」: https://dev.classmethod.jp/
技術情報コミュニティ「Zenn」:https://zenn.dev/
Facebookページ :https://www.facebook.com/classmethod/
公式YouTubeチャンネル : https://www.youtube.com/c/classmethod-yt/
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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