農業副産物を動物の食事として有効活用 近畿大学農学部からアドベンチャーワールドへ近大ICTメロンの摘果を提供 2022年5月27日(金)~
アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)は近畿大学(大阪府東大阪市)との産学連携の一環として、近畿大学農学部(奈良県奈良市)から、最新のICT(情報通信技術)を活用した農法「なら近大農法」で栽培された、近大ICTメロンの摘果(以下:摘果メロン)を2022年5月27日(金)より提供いただき、動物(ゾウやサル類など)の食事として活用いたします。摘果メロンとは糖度の高いメロンをつくるために間引かれる農業副産物で、果物を好む動物の食事として与えることで、無駄なく食材を有効活用することができます。
提供開始:2022年5月27日(金)〜
提供形態:500〜1,000kgの摘果メロンを無償提供
対象動物:ゾウやサル類など
- なら近大農法(ICT農法)について
農業は個人の経験や勘に頼ることが多く、所得確保の不安定さが問題とされていますが、「なら近大農法」は農作物の栽培に必要な温度調整など管理機能にICTを導入することによって農作業の自動化を実現し、農業初心者でも容易に栽培管理が可能となります。土壌センサーと日照センサーを連動させた装置によって、作物に水分と液肥を自動的に供給します。これらの情報は蓄積され、スマートフォンなどで遠隔地でもデータを確認することができます。また、ハウス側窓の自動巻上げ機は温度センサーと連動しており、ハウス内の温度をほぼ一定に保つため、自動的に開閉が行われます。このような完全自動化肥培管理システムの導入により、農作業の時間を大幅に削減するとともに、水や液肥の低減が可能となり、収穫量の増加と品質の安定化へと繋がることが期待されます。
近大ICTメロンは、こうした「なら近大農法」で栽培されており、摘果メロンとはメロンの栽培時に果実の肥大生長の途中段階で間引かれるメロンのことです。未成熟なメロンを摘果し、1株1果にすることで果実を大きく、糖度の高いメロンをつくることができます。
- 近畿大学との共同研究について
- 近畿大学農学部について
安全で安定した食の生産や、環境を考えた生物資源の活用法を追求、遺伝子からの生命現象を解明するバイオサイエンスの取り組みなどから、食や環境問題を地球規模で解決すること、ものづくりによって社会貢献することをめざしています。充実した実験・実習で実践力を培った農業技術者養成のために努めています。
- アドベンチャーワールド「SDGs宣言・パークポリシー」
アドベンチャーワールドは、「こころにスマイル 未来創造パーク」として、すべての生命にSmile(しあわせ)が溢れる豊かな未来の地球の姿をパークで体現します。パークという“小さな地球”を通して、関わるすべての人の人生が豊かになるように、動物たちの生命がずっとつながっていくように、自然や資源が循環し再生するように、未来のSmileを創り続けていきます。
- SDGsについて
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