医療機器メーカーにおける試験ログ横断解析事例を公開。不具合傾向の可視化を支援するAI IPGenius【AI基盤最新事例】
試験記録・試作ログを統合し、開発・設計部門での検討再利用を促進
リーガルテック株式会社(東京都港区、代表取締役:平井 智之)は、医療機器メーカーの開発・設計部門における試験ログ統合を目的として、非構造データ解析を可能にする知の資産化ナレッジベース「AI IPGenius on IDX」を提供している。
試験記録や試作ログなど、形式や管理方法が異なる資料を横断的に解析し、不具合傾向の整理や設計検討に活用できる環境を支援する。
本取り組みは、医療機器開発における試験データ活用の一例である。

背景
医療機器の開発現場では、安全性や信頼性を確保するため、試作・評価・耐久試験などが繰り返し実施される。これらの試験結果は、試験ログ、評価レポート、試作記録、議事録などとして蓄積される一方、記載形式が統一されていないことが多い。
その結果、過去の不具合や類似事象が十分に参照されないまま、個別の試験結果として扱われるケースも見られる。開発スピードと品質確保の両立が求められる中で、試験データを横断的に整理し、不具合傾向や設計上の留意点を再利用できる仕組みが求められている。
活用事例:AIが試験記録・試作ログを横断解析し、不具合傾向を整理

医療機器メーカー(企業名非公開)の開発・設計部門において、以下の資料を AI IPGenius on IDX に投入して活用した。
・各種試験記録
・試作ログ
・評価レポート
・不具合対応に関する検討議事録
・過去の技術・設計資料
AI IPGenius on IDX がこれらの非構造データを横断的に解析し、
・不具合が発生しやすい条件や試験傾向
・試作段階で繰り返し言及されている設計上の論点
・過去試験との類似点や関連性
などを整理した。
開発担当者は、整理された情報を起点として設計検討や原因仮説の整理を行い、再試験や設計見直しの検討材料として活用した。
また、抽出された技術的ポイントを MyTokkyo.Ai と連携し、類似技術や過去の検討事例を即時に検索できる体制を構築した。
AI IPGenius on IDX について
AI IPGenius on IDX は、研究ノート、試験ログ、評価レポート、議事録などの非構造データを一元的に蓄積し、AIによる検索・要約・解析を可能にする知の資産化ナレッジベースである。
医療機器開発においては、試験記録や試作ログといった分散しがちな情報を横断的に解析し、不具合傾向や設計上の論点整理を支援する。
共有フォルダに保存された資料や過去案件データの解析にも対応し、開発・設計部門内での情報活用を促進する。
効果
本活用により、以下のような効果が期待される。
・試験記録・試作ログの確認に要する時間の削減
・不具合傾向や設計上の留意点の整理
・設計検討や再試験時の検討材料の再利用
・開発チーム内での知見共有の促進
いずれも、開発・設計業務を補助する形での活用を想定している。
今後の展開
リーガルテック株式会社は、医療機器開発現場での活用を継続的に支援していく観点から、AI IPGenius on IDX の機能や提供形態について検討を続けていく考えである。
試験記録や技術メモ、検討ログといった非構造データを活用しやすい環境を整えることで、過去の試験結果や設計検討の履歴を振り返りながら、開発検討を進めやすい状態を目指している。
今後も、医療機器開発の実務に寄り添った形での活用を想定し、運用面も含めた取り組みを進めていく方針である。
製品ページ:https://www.legaltech.co.jp/ipgenius/
会社概要
会社名:リーガルテック株式会社
設立:2021年3月
資本金:3億7,900万円(資本準備金含む)
代表取締役社長:平井 智之
所在地:東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル4F
URL:https://www.legaltech.co.jp/
事業概要
・特許調査・発明抽出プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」
・知の資産化ナレッジベース「AI IPGenius」
・秘密情報共有データルーム「リーガルテックVDR」
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