【国立劇場】待望の披露! 2度の中止を乗り越え、 舞いつなぐ奥三河の「花祭」
国指定重要無形民俗文化財|令和4年6月11日(土)民俗芸能公演「花祭-奥三河の霜月神楽-」
【公演情報】https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_s/2022/4616.html
「花祭」は、愛知県奥三河地方で綿々と伝えられてきた神楽です。太陽の力が一番萎える時期に八百万の神々を勧請(かんじょう)し、その力を復活させて無病息災や豊作を祈念します。昭和51年に国の重要無形民俗文化財に指定されており、11月から3月上旬にかけて十数ヵ所の地区で催されます。
今回ご覧いただく御園(みその)地区は東栄(とうえい)町の中でも最も標高の高い集落で、基本的には毎年11月の第二土曜日に行われます。次第は神楽の祭場としての場の清めから始まり、神迎え、宮人の舞、青年の舞、子供の舞、鬼の舞、禰宜(ねぎ)や巫女(みこ)や翁(おきな)などによる神々への祝福、湯で清める湯ばやしや神送りまで、休むことなく一昼夜をかけて繰り広げられます。本公演では、祭礼の全体を二公演に分け、両方の部をご覧いただくことで、ほぼひと通りの流れをご覧いただける構成です。
「花祭」の特徴は、伝承形態において幼児から青年、壮年まで年齢層によって演じる舞が決められていることや、観客(せいと衆)が舞と一緒になって踊ったり、囃し立てることも祭りの一部になっているところに見られます。
厳寒の時期に、舞庭(まいど)と呼ばれる土間で、湯釜を中心として舞が繰り広げられる「花祭」。東京花祭の会の協力も得て、せいと衆にも登場してもらい、本場に近い雰囲気でお見せします。また、各部の冒頭に「解説」が付きますので、より親しみやすくご覧いただけることでしょう。どうぞお楽しみに。
(写真:大村光弘・杉浦清孝)
国立劇場 令和4年6月民俗芸能公演 好評販売中!
6月11日(土)「花祭(はなまつり)―奥三河の霜月神楽(しもつきかぐら)―」
午前11時開演|午後2時開演 会場:国立劇場(小劇場)
【入場料金】(各回・税込) 全席指定4,200円 学生2,900円 ※障害者の方は2割引
https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_s/2022/4616.html
出演=御園花祭保存会(愛知県北設楽郡東栄町)・東京花祭の会
令和4年度日本博主催・共催型プロジェクト
主催=独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
国立劇場チケットセンター
0570-07-9900(午前10時~午後6時) 03-3230-3000(一部IP電話等)
https://ticket.ntj.jac.go.jp/
国立劇場について
日本の伝統芸能の保存及び振興を目的として昭和41年(1966)に開場。外観は奈良の正倉院の校倉造りを模している。大劇場・小劇場・国立演芸場・伝統芸能情報館を備え、多種多様な日本の伝統芸能を鑑賞できる。初心者や外国人を対象とした解説付きの鑑賞教室も開催している。
所在地:東京都千代田区隼町4-1
03-3265-7411(代表)
https://www.ntj.jac.go.jp/
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