オラクル、Fusion Data IntelligenceのためのAIアシスタントとAIによる新機能を発表
新しいOracle Analytics AIアシスタントが、ユーザーによるコンテキスト化された自然言語による会話でビジネス・データの分析を支援
Oracle AI World、ラスベガス ― 2025年10月29日
(本資料は米国2025年10月14日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)
オラクルは本日、お客様がエンタープライズ・データから最大限の価値を迅速かつ容易に獲得できるよう支援する、「Oracle Fusion Data Intelligence」の新しいAI機能を発表しました。これらの最新のアップデートには、「Oracle Analytics Cloud」 AIアシスタントの提供のほか、「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning (ERP)」、「Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management (EPM)」、「Oracle Fusion Cloud Human Capital Management (HCM)」、「Oracle Customer Experience (CX)」など、「Oracle Fusion Cloud Applications」全体にわたって計画されている強力な新しい分析コンテンツおよび機能が含まれます。
オラクルのエグゼクティブ・バイスプレジデントであるT.K. アナンド (T.K. Anand) は次のように述べています。「『Oracle Fusion Data Intelligence』は、これまでも常にお客様が自社のデータに基づくスマートなビジネス上の意思決定を行えるよう支援してきましたが、新しいAI機能はこれを次のレベルへと引き上げます。新しい『Oracle Analytics AI Assistant』により、ユーザーは、すべての『Fusion Data Intelligence』 アプリケーションで、自社の特定のビジネス上のコンテキストを理解するシステムやデータと対話できるようになります。また、『Oracle Fusion Cloud Applications』全体にわたる機能領域の対象拡大への継続的な投資により、『Fusion Data Intelligence』が提供するデータドリブンなインサイトの深みと広がりが増します。」
「Oracle Fusion Cloud Applications」専用に構築された「Oracle Fusion Data Intelligence」は、精選されたビジネス・データと分析機能を標準搭載されたAIおよびMLモデルと組み合わせることで、より深いインサイトを迅速かつ的確に導き出し、ビジネス意思決定の高度化を支援します。「Oracle Fusion Data Intelligence」に計画されているAIによる新機能は次のとおりです。
-
Oracle Analytics AIアシスタント:ユーザーによるビジネス・データとの対話を実現し、ダッシュボードに表示される情報に限定されない、コンテキストに関するインサイトを導き出します。また、AIが生成したデータセットの説明は、すべてのユーザーがより迅速かつ容易にデータを準備、探索、理解できるようにすることで、お客様がより少ない取り組みでより深いインサイトを引き出せるよう支援します。
-
Oracle Cloud EPMとの統合:これにより、「Oracle Cloud ERP」の一部である「Oracle Cloud EPM」から「Fusion Data Intelligence」に、計画、決算、連結のデータをシームレスに取り込むことができます。また、財務チームは、ERPとEPMの両方のデータを統合した一元的な分析を活用することで、手動によるファイル転送の必要がなく、大量データの処理におけるユーザー・エクスペリエンスを最適化することもできます。
-
ピア・ベンチマーク:企業全体にわたるピア・ツー・ピアのデータにより、運用効率を向上できるよう支援します。離職率、チーム構成、採用に関する新しいベンチマークは、ベストプラクティスを明らかにし共有することで、ビジネス・リーダーやチームに改善のための明確な基準を提供します。
-
スキル分析:ビジネス・リーダーによる全従業員間のスキル・ギャップの特定および解消を可能にします。この新しい機能により、人事チームやマネージャーは、不足しているスキル、十分に活用されていないスキル、不足するリスクのあるスキルのある部分を正確に把握できるようになるため、余剰人材の再配置、スキルアップのサポート、的を絞ったリスキルの取り組みを推進するために必要なインサイトを得ることができます。
-
福利厚生分析:従業員属性に関わらず反響の大きいプラン、ライフイベントや時期による加入パターンの変化、従業員の習慣の変化などを明確に把握することで、人事リーダーが従業員のウェルビーイング計画をより効果的にサポートできるよう支援します。
-
従業員投資アプリケーション:財務、人事、オペレーションチームが従業員に関する支出を一元的に管理できるようになります。この新しい機能は、リアルタイムのインサイト、What-if分析、およびガイド付き推奨を提供し、リーダーが先行的に従業員関連の営業費用を管理し、財務規律と従業員の機動性のより良い連携を支援します。
-
インセンティブ報酬分析:セールス・リーダーが報酬プランの運用を効率的かつ効果的に向上させ、インセンティブ構造が確実に望ましいビジネス成果を推進するよう支援します。この新しい機能は、案件、ノルマ達成状況、クレジット、収益など全体のデータを組み合わせることで、営業実績の統合ビューを提供します。
参考リンク
オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。Oracle(NYSE: ORCL)について詳しくは、oracle.comをご覧ください。
Oracle AI Worldについて
Oracle AI Worldでは、お客様とパートナーの皆様に最新の製品とテクノロジー・イノベーションをご確認いただき、AIがあらゆる業界で適用されている方法をご紹介するとともに、エキスパートや同業者との交流を深めていただきます。ご参加いただくと、組織内ですぐに効果を推進するための実践的なヒントやインサイトを得ることができるほか、クラウドとAIの潜在能力を最大限に引き出すためのオラクルによる支援方法を探ることができます。イベントにて、新しい機能の動作をご覧いただき、ソートリーダーならびに業界の有力者による講演をお聞きください。登録に関しては oracle.com/ai-world を、ニュースなどの最新の情報は、oracle.com/newsまたはlinkedin.com/company/oracleをご参照ください。
将来の製品に関する免責条項
上の記述は、Oracle製品の全般的な方向性について概要を説明することを目的としています。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。なんらかの資料、コード、または機能を提供することを約束するものではなく、購入を決定する際に根拠とされるべきものではありません。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリース、時期および価格については、弊社の裁量により変更される可能性があります。
将来の見通しに関する記述
本記事におけるオラクルの将来計画、予想、考え、意図に関する記述は、「将来の見通しについての記述」であり、重大なリスクと不確実性を伴う場合があります。こうした記述はオラクルの現在の見通しと実際の結果に影響を及ぼす可能性があり、実際の結果が大きく異なる可能性があります。これらの記述およびオラクルのビジネスに影響を及ぼすその他のリスクに関しては、Form 10-Kでのオラクルの最新のレポートならびにForm 10-Qの「Risk Factors」など、米証券取引委員会(SEC)に提出されているオラクルの報告書に記載されます。これらの報告書は、SECのウェブサイトまたはオラクルのウェブサイトoracle.com/investorからご覧いただくことができます。この記事に含まれる情報はすべて、2025年10月14日現在の情報です。Oracleは、新たな情報や将来起こる出来事を踏まえて記載内容を更新する義務を負いません。
商標
Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いた最初のクラウド・カンパニーです。
- 種類
- 商品サービス
- ビジネスカテゴリ
- サーバ・周辺機器ネットワーク・ネットワーク機器
