【オリックス、オリックス・レンテック】自社開発の物流施設テナント向けにロボットを無償レンタル
自動搬送ロボットなど、新しく2機種の取り扱いを開始
本フリーレンタルサービスは、2018年5月より開始し、当社の物流施設へ入居されるお客さまを対象に、ロボットの導入効果を検証し、倉庫の自動化を推進いただけるよう、物流ロボットを6カ月間無償でご利用いただけるサービスです。本件2機種の追加により、ロボットの活用場面としてご要望の多かった「パレットや陳列棚ごと移動させる」「多くのカーゴを一度に運ぶ」というニーズにお応えします。これにより、物流ロボットの取り扱いは9メーカー、10機種のラインアップとなります。
近年、進化を続けるサプライチェーンや、伸長する電子商取引(EC)市場に対応できる大規模かつ高機能な物流施設への需要が増加しています。加えて、少子高齢化などによる労働力不足や物流コストの上昇という課題に対して、施設内における生産性向上の必要性がますます高まっています。物流施設のテナント意識調査※によると、利用したい技術や機能について「無人搬送機、物流ロボット」「自動化設備」が2トップを占め、さらに、施設の老朽化が進むなか、約70%の企業が物流拠点の集約や再編を検討しています。
オリックスとオリックス・レンテックは、最先端の物流施設開発に加えて、各テナントニーズに合ったロボット活用のご提案から、導入効果シミュレーション、システム構築までをワンストップでサポートすることで、物流事業への新たな付加価値を創出してまいります。
※ CBRE「物流施設利用に関するテナント意識調査2019」
■自動搬送ロボット「Latent Mobile Robot」 概要
荷物をパレットや陳列棚ごと運ぶのに適しています。専用の陳列棚の下に入り込み、棚ごと持ち上げて搬送することができます。ロボットが個々の棚に貼られたQRコードのシールを読み取り、棚を適切な場所まで搬送します。最大積載荷重600kg、1000kgの2ラインアップで、作業員の負担軽減や作業時間の短縮などにより、生産性の向上が期待できます。また、現在運用中の倉庫管理システムとHIKVISION社のロボット運行管理システムの連携構築を行うことで、倉庫内の入庫・出庫の状況、在庫の状況などの情報をリアルタイムに把握してロボットに連携することができ、より効率的なロボットの運用が可能になります。
■物流支援ロボット「CarriRo® AD」概要
従来の台車型物流支援ロボットCarriRo®に自律移動機能が加わった新モデルです。ビーコン(発信機)に反応して作業者や別のCarriRo®を自動追従する「カルガモモード」などの基本機能に加え、新たに「自律移動モード」を搭載しています。ルート上に最大10メートル間隔でシールを貼るだけで、必要なルートを設定できます。走行ルートはタブレット端末で都度変更することができ、業務の状況に応じた柔軟な運用が可能です。また、フックを引っかけて荷物をけん引することができるため、現在ご使用中のカーゴなどをそのまま利用することも可能で、既存の設備を更新せず気軽に導入することができるのが特徴です。
■物流ロボットフリーレンタルサービス
2002年から物流施設の開発を手掛けるオリックスと、2016年からロボットレンタル事業「RoboRen」を展開するオリックス・レンテックが共同で取り組むサービスです。物流業務を支援する自動搬送ロボットを中心に現在9メーカー、10機種を取り揃え、用途に応じてロボットを選択し、導入に必要となるシステム構築費とあわせて6カ月間無償でご利用いただくことが可能です。また、入居スペースの有効利用方法に加えて、ロボットの具体的な活用方法や導入効果シミュレーションなどをパッケージ化してご提案します。
■サービス対象施設
※各施設の詳細はこちらをご覧ください。https://www.orix-logi.jp/
※開発進捗に併せて順次対象施設は更新を行う予定です。
※2019年4月12日現在、蓮田Ⅰロジスティクスセンター、厚木Ⅱロジスティクスセンター、蓮田Ⅱロジスティクスセンターの3物件については、入居募集を終了しています。
■サービス対象機器
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