「第3回GNS Science-JOGMEC Workshop」開催

～酸性地熱流体発生メカニズムの解明に向けて～

　JOGMEC（本部：東京都港区、理事長：細野 哲弘）とGNS Science International Limited（本部：ニュージーランド・ウェリントン地方自治区）は、2018年12月10日（月）に、「第3回GNS Science-JOGMEC Workshop」を開催しました。

　JOGMECはGNS Science International Limited（以下「GNS」）と共同で、酸性地熱流体発生メカニズムをテーマにしたワークショップを開催しました。本ワークショップは、2015年7月16日にJOGMECがGNSとの間で締結した「地熱エネルギー分野での協力に係る覚書」（Memorandum of Understanding：MOU）を基に、双方向的技術協力の一環として開催したもので、今回で3回目になります。 

　今般のワークショップのテーマである酸性地熱流体は、地熱系の高温流体の一部に存在し、腐食による坑井や配管設備の破損をもたらすとして、地熱資源開発の妨げになっています。ワークショップでは、GNSからの講演者に加え、地熱資源開発に関わる本邦企業および学識者を招聘し、酸性地熱流体に関する講演をいただきました。国内および国外で確認された酸性地熱流体の賦存や組成、それらに対する対策についての講演が行われ、参加者からも酸性地熱流体の起源等様々な質問がなされました。 

　JOGMECでは、地熱資源開発の一層の促進に向けて、地熱資源に係る技術の最新動向など地熱資源開発に有用な情報の収集・提供を今後も行ってまいります。

ワークショップ風景（GNSによる講演）

ワークショップ風景（日本側による講演）

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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000296.html?mid=pr_181227