【約1万人に聞いた看護師の働き方に関する意識調査2026】看護師の56%が看護職以外の転職を検討、現職への満足度はほぼ横ばい
~AIによる記録自動化に3割が期待。訪問看護への関心低下に課題~
株式会社エス・エム・エス(本社:東京都港区、代表取締役社長:髙畑正樹、東証プライム、以下「当社」)が運営する看護師向け人材紹介「ナース専科 転職」(URL:https://www.nursejinzaibank.com/)と、看護師・看護学生向けコミュニティ「ナース専科」(URL:https://media.nurse-senka.jp/)は、全国の看護師9,574名を対象に「看護師の働き方に関する意識調査」を実施しました。本調査は看護師の採用と定着をテーマとしており、2021年から開始、今回で5回目となります。なお、本プレスリリースでは調査対象9,574名のうち、就業していると回答した8,190名の集計結果を中心にお知らせします。

【調査結果サマリ】
・職場に満足を感じている看護師は61.3%、昨年(62.4%)からほぼ横ばい
・看護師の56.5%が看護職以外への転職を考えたことがあると回答したものの、「待遇」や「資格・専門性」により踏みとどまっているという結果
・看護師の70.3%が不満や悩みを上司に定期的に伝える場がないと回答。悩みを溜め込んでいる様子が垣間見える
・看護師の44.5%がペイシェントハラスメントを過去1年間に経験、または見聞きしたことがあると回答
・人事評価については「評価結果が給与や賞与に十分に反映されていない(20.0%)」が最多、納得している割合は20%に満たなかった
・看護職の業務負担・事務作業負担軽減に向けて導入を期待しているDXツールは「AIによる看護記録の自動生成機能・文章要約」「委員会や打ち合わせの議事録要約」が上位
・看護師の5.1%が「紙の方が使いやすい」と回答。ICT移行への抵抗感は低い
・看護師の52.7%が副業・兼業に興味があるものの行っていない
・訪問看護ステーションへの就業の関心は低下傾向であり、在宅医療に社会的な意義を感じる人や利用者とじっくり向き合うケアがしたいという人の割合が減少した
【調査結果詳細】
1、職場に満足を感じている看護師は61.3%
昨年調査時は62.4%であり、満足度がほぼ横ばいとなった

2、看護師の56.5%が看護職以外への転職を考えたことがあると回答
看護職を続けると判断した決め手は「待遇面(45.9%)」、「資格・専門性(44.9%)」が上位だった


3、看護師の70.3%が不満や悩みを上司に定期的に伝える場がないと回答
不満や悩みを相談できずに溜め込んでいる様子が垣間見える

4、看護師の44.5%がペイシェントハラスメントを過去1年間に経験、または見聞きしたことがあると回答
次点は「パワーハラスメント(33.9%)」だった

5、人事評価については「評価結果が給与や賞与に十分に反映されていない(20.0%)」が最多
「特に不満はない(納得している)」と回答した割合は20%に満たなかった

6、看護職の業務負担・事務作業負担軽減に向けて導入を期待しているDXツールは「AIによる看護記録の自動生成機能・文章要約(31.8%)」が最多
次点で、「委員会や打ち合わせの議事録要約(31.6%)」が上位。文章作成や要約への期待感が大きいことがわかった

7、看護師の5.1%が「紙の方が使いやすい」と回答。ICT移行への抵抗感は低い
一方で、「ICT機器の活用」の観点では、「ネガティブに感じたことはない」の回答は25.8%に留まり、4人に3人は「エラー時に対応時間がかかる」や「使いにくい」などの何らかのネガティブな実感を持っていることがわかった

8、看護師の52.7%が副業・兼業に興味があるものの行っていない
副業・兼業を行っていると回答した看護師は16.4%だった

9、訪問看護ステーションへの就業の関心は低下傾向
在宅医療に社会的な意義を感じる人や利用者とじっくり向き合うケアがしたいという人の割合が減少


■総括
5回目となる本調査は、定期的な実施を通じて業界内の普遍的な課題や変化を捉えることを目的としており、本結果の公表が、看護現場の働きやすさ改善に繋がることを期待しています。
今回の調査では、職場満足度はほぼ横ばいでしたが、半数以上が「看護師以外への転職」を検討したことがあると回答しており、定着における課題が伺える結果となりました。また、ペイシェントハラスメントの経験や人事評価への納得感の低さといった項目に加え、約7割が「不満や悩みを上司に定期的に伝える場がない」と回答するなど、現場でのコミュニケーションに関する課題も明らかになっています。一方で、業務負担軽減に向けて、AIによる記録自動化といったデジタル技術への期待も高く示されました。
このほか、訪問看護への関心が低下傾向にあるといった、在宅医療推進における課題も確認されています。
当社は今後も本調査を通じて、現場の実態を可視化し、看護師が専門性を発揮しながら安心して働き続けられる環境づくりに貢献してまいります。
【調査概要】
「看護師の働き方に関する意識調査2026」
・実施期間:2026年2月2日(月)~2026年2月28日(土)
・調査対象:「ナース専科 転職」、「ナース専科」、「ナース専科 就職」を利用している看護師
・回答総数:9,574名
・調査方法:Webを使用したアンケート
※調査の詳細に関しては別途資料がありますので、お問い合わせください。
※各項目の数値は小数第二位を四捨五入しているため、各項目の合計が100%にならない、あるいは内訳の合計が一致しない場合がございます。
■昨年の調査結果
【約1万人に聞いた看護師の働き方に関する意識調査2025】
https://www.bm-sms.co.jp/news-press/prs_20250520_nurse-research/
【「ナース専科 転職」について】
2005年に「ナース人材バンク」としてサービスを開始し、業界を深く理解した専門性の高い看護師専任のキャリアパートナーが最適なマッチングを提供。オリコン顧客満足度®調査 看護師転職において2023年より4年連続で総合1位を獲得。すべての看護師が「看護師になってよかった」と思える環境を創ることで、質の高い医療・介護サービスの継続提供に貢献していきます。
URL:https://www.nursejinzaibank.com/
【「ナース専科」について】
悩み相談ができる掲示板や最新の看護・医療ニュース、看護師国家試験対策などのスキル・キャリアアップ情報を提供。看護師・看護学生のキャリア形成をサポートしています。
URL:https://media.nurse-senka.jp/
【株式会社エス・エム・エスについて】
2003年創業、2011年東証一部上場、2022年4月より東証の市場区分変更によりプライム市場へ移行。「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」ことをミッションに掲げ、「高齢社会×情報」を切り口にした40以上のサービスを開発・運営しています。
名称:株式会社エス・エム・エス
所在地:東京都港区芝公園2-11-1住友不動産芝公園タワー
代表者:代表取締役社長 髙畑正樹
会社設立:2003年4月
資本金:25億5,172万円(2026年3月31日現在)
従業員数:連結4,660名、単体3,214名(2026年3月31日現在)
事業内容:高齢社会に求められる領域を、医療・介護/障害福祉・ヘルスケア・シニアライフと捉え、価値提供先であるエンドユーザ・従事者・事業者をつなぐプラットフォームとしての情報インフラを構築し、40以上のサービスを展開
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