川崎港向けに新型タイヤ式門型クレーン(RTG)「F-ZERO」タイプの初号機2基を納入
将来的なCNP実現を視野に、港湾の温室効果ガス排出量を低減
◆ 従来型RTGと比べて、約15%の燃費削減とCO2、NOx、PMの排出量削減を達成
◆ 将来的な水素供給インフラ整備の完了に合わせ、ディーゼル発電機から水素燃料電池への換装も可能
◆ 将来的な水素供給インフラ整備の完了に合わせ、ディーゼル発電機から水素燃料電池への換装も可能
新型タイヤ式門型クレーン「F-ZERO」タイプ
同RTGは、ディーゼル発電機の小型化によりエンジンの排気量・出力を抑えつつ従来のハイブリッド型RTG(以下、従来型RTG)と同容量の蓄電池を搭載可能としました。また、新型エンジンコントローラーを用いた最適かつ効率的な燃焼制御により、環境省の特定特殊自動車排出ガス規制法の平成26年規制基準値をクリアし、従来型RTGと比較して 約15%※1の燃費削減と、CO2、NOx(窒素酸化物)、PM(黒煙粒子状物質)の排出量削減を達成しています。さらに将来的な水素供給インフラ整備の完了に合わせ、ディーゼル発電機から水素燃料電池への換装も可能としています。
加えて、荷役の際にコンテナの吊下げや移動を担うスプレッダーのワイヤー巻下げ時に発生する回生電力※2を蓄電池に蓄電し、ワイヤー巻上げ時に再利用することで燃料消費を抑えCO2排出量を低減する機能を、従来型RTGと同様に搭載しています。
※1 三菱ロジスネクストの評価パターンによる数値です。
※2 モーターの特性を利用して減速時の運動エネルギーなどの余剰エネルギーを回収し、変換された電力のことです。
※3 国土交通省および全国自治体が検討を進めている、脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化などを通じて脱炭素社会の実現に貢献することを目指す政策です。詳しくは以下のURLをご参照ください。
http://www1.mlit.go.jp/kowan/kowan_tk4_000054.html
≪三菱重工業株式会社≫
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