不正侵入を検知・防御する「IDS/IPSサービス」を提供開始

クラウドサービス「SOLTAGE」のセキュリティサービスを拡充

キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:足立 正親、以下キヤノンITS)は、自社が運営する西東京データセンターを利用したクラウドサービス「SOLTAGE(ソルテージ)」やホスティングサービスをご利用のお客さまを対象に、不正アクセスを侵入検知・侵入防御する「IDS/IPSサービス」を2018年10月17日より提供開始します。
近年、インターネットを活用したビジネスが拡大する中で、企業の Web サイトやシステムに対するサイバー攻撃の手法が多様化・高度化しており、ファイアウォールだけでは防ぐことができない被害が増加しています。このようなサイバー攻撃を防衛する手段の一つとして、「IDS/IPS (侵入検知・侵入防御)」機器を導入する企業が増えてきました。しかし、このようなセキュリティ機器の運用には、セキュリティの専門知識を有したシステム管理者の確保や、機器の導入、システムの運用コストの上昇などの課題があります。

キヤノンITSは、このような課題に応えるため、導入や保守・運用を意識することなく、低価格でセキュアなネットワークを実現する「IDS/IPSサービス」を提供します。

このサービスは、ティア4レベル(*1)のファシリティを備えた西東京データセンターを利用したクラウドサービス「SOLTAGE」やホスティングサービスをご利用のお客さまを対象に、キヤノンITSがお客さまの代わりにIDS/IPS機能提供機器を用意・管理するマネージドサービスです。具体的には、西東京データセンターのネットワーク上に設置された不正侵入検知・防御システムにより、お客さまネットワークに対するトラフィックを常時監視します。検査の結果、不正侵入を検知した際には自動的にお客さまへの通知や防御を行います。

キヤノンITSは大手企業を中心にクラウドサービスの拡販を進め、「SOLTAGE」を中核とするITサービス事業で2021年に年間売上100億円を目指します。今後もお客さまの社内システムおよびインターネット上で公開するサイトやサービスの安全性や快適さを提供し、クラウドサービス「SOLTAGE」のラインアップを拡大していきます。

*1 ティア4レベル:
データセンターのファシリティ品質を表す基準。Tier1~4まであり、数値が大きいほど品質が高い。評価項目として電源経路の冗長性や自家発電設備の冗長性、空調設備の状況などの項目がある。


■IDS/IPSサービスの特長
1.安心・安全の導入と保守・運用への意識が不要

キヤノンITSがIDS/IPS機能をサービスとして提供するため、防御対象サーバーへのソフトウェアのインストール作業は必要ありません。また、機器のメンテナンスやリプレース計画の検討、障害対応といった保守・運用を意識することなくセキュリティを強化することができます。

2.サーバーへの負荷「0」
ネットワーク型で提供を行うため、防御対象サーバーのリソースを消費することはありません。また、サーバーのリプレースやバージョンアップにより更改された場合も、ソフトウェアの再インストールやバージョンアップは発生しません。

3.基本料金内で月次レポートの提供
検知/防御件数と攻撃の送信元IP、送信先IP、検知した攻撃の解説サイトのURLをお届けします。また、同一セグメント内であれば、防御対象のサーバーが増えても費用が追加発生することはありません。
 

              <IDS/IPSサービスのシステム概要図>


■西東京データセンター
西東京データセンターは、2012年のサービス開始以来の、継続的な運営品質の向上活動の結果グローバル基準に適う優れた運営品質を実現できていることが認められ、国内で2社目となる「Management and Operations(以下M&O)」認証のほか、ISO/IEC 20000、ISO 22301を取得しております。西東京データセンターは、
ティア4相当の最高ランクのファシリティと、グローバル基準を満たす高品質な運営体制をもとに、お客さまのシステムの安定稼働を実現する優れた信頼性を提供します。

                   <西東京データセンター>
■クラウドサービス「SOLTAGE」
西東京データセンターを利用したクラウドサービスです。西東京データセンター内で仮想環境とハウジング、物理ホスティングサーバーを組み合わせた環境が構築でき、安心かつ安定したクラウドサービスにより、お客さまのビジネスをサポートします。また、2003年より国内総販売代理店として提供するウイルス対策ソフト「ESET」を標準装備し、二重化した可用性の高いネットワーク、24時間監視・運用代行など、高品質なサービスを低価格で提供します。

■サービス内容/料金
<基本サービス>

 

コース名 サービス内容 販売価格(税抜)
不正侵入検知
(IDS)コース
シグネチャ(※)に基づき、攻撃検知を行い、
システム管理者にメール通知を行います。
また、1か月間の検知結果のレポートを
月次で提供します。
初期費 50,000円
月額  32,200円
不正侵入防御
(IDS+IPS)コース
シグネチャ(※)に基づき、攻撃検知/防御を
行い、システム管理者にメール通知を
行います。
また、1か月間の検知結果のレポートを
月次で提供します。
初期費 69,400円
月額    32,200円

※シグネチャ:通信を不正か判断するためのパターンを登録したもの

<オプションサービス>

 

オプション名 サービス内容 販売価格(税抜)
暗号化通信の検査 HTTPS暗号化通信を検査の対象に含むことが
できます。
初期費 35,000円
月額      5,400円

 

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●報道関係者のお問い合わせ先:
キヤノンITソリューションズ株式会社
企画本部 事業推進部 コミュニケーション推進課
03-6701-3603(直通)

●一般の方のお問い合わせ先 :
キヤノンITソリューションズ株式会社
ITサービス事業部 ITサービス営業本部 ITサービス営業部 
03-5730-7951(直通)
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会社概要

URL
http://www.canon-its.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー
電話番号
03-6701-3300
代表者名
金澤 明
上場
未上場
資本金
36億1700万円
設立
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