【新刊】心理学者「元良陽一」と、〈不可解な何か〉たちが出会い織りなす奇譚の数々。『短編小説集　元良陽一の心象物理学』発売！

パレードブックスは、2024年11月1日（金）に『短編小説集　元良陽一の心象物理学』（著：山本諒輔）をアマゾン限定で発売いたします。

■パレードブックス新刊

『短編小説集　元良陽一の心象物理学』著：山本諒輔

表紙のイラストは、著者が大学の友人に頼んだもの。彼の画風が好みであったため、作中に収録されている各話から印象的なアイテムなどを拾ってもらってそこから自由に描いてもらった。

あらすじ

大学教授で心理学者、「元良陽一（もとらよういち）」の人生は、幾つもの〈不可解な現象〉と共にあった。ある血族と共生するドッペルゲンガー、侵入した生き物を喰らう森、どこにもいないのに存在はする猫、などなど……なぜ自分ばかりこんなモノと出会うのか？　そして、時に物理法則すら無視するこれらは一体どのようにして存在しているのか？　そんな疑問を携えて、彼は今日も新しい〈何か〉と出会い、自身が提唱する学問、「心象物理学」の完成を目指す。

本について（著者の想い）

世の中には色々なモノやコトが溢れている。そして大量の情報が行き交う現代において、我々は様々な事柄を比較的簡単に知ることができる。だが、少し考えてみると、〈まだ知ることができないもの〉が意外とたくさんあることに気がつくだろう。人類の知らないことだったり、誰かが隠していることだったりと。それらは我々が知識を得るほど、より鮮明に〈空白〉として我々の目の前に立ちはだかり、我々の理解を置いてけぼりにする。ただ、空白は悪いものというわけではない。その昔、空白を埋めようとして、ある人は望遠鏡で空を見上げ、ある人は帆船で海を渡ったという。〈空白〉にはきっと、文明を進めるだけの力がある。また、〈空白〉は必ずしも遠くにあるわけではなく、誰もが自分の内にも抱いているものなのだ。

私がこの本に書いたのは、私の頭によぎった空白である。いつの間にか私が持っていた〈不可解な何か〉に、ほんの少しだけ物語を添えたもの。読んでくれた人が自分だけの空白に気づくための一助に、なんて驕ったことは言わないが、一話だけでも気に入ってもらえるものがあったならば、この本は充分に役目を果たしたと言えるだろう。

■著者プロフィール

山本諒輔（やまもと・りょうすけ）

2003年生まれ。

武蔵野美術大学造形構想学部映像学科学生。

『元良陽一の心象物理学』はデビュー作。これからも物語は書き続けつつ、完成した小説は映像化しようと画策している。

■書籍情報

書籍：短編小説集　元良陽一の心象物理学

著者：山本諒輔

出版社：パレード

発売日：2024年11月1日

ISBN：978-4-86522-423-8

仕様：四六判/上製/238ページ

定価1,870円（本体1,700円＋税10％）

Paradebooks：https://books.parade.co.jp/category/genre01/978-4-86522-423-8.html

Amazon：https://amzn.asia/d/616lDvD

■出版社情報

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【会社概要】
商号：株式会社パレード
大阪本社：大阪府大阪市北区浮田1-1-8
東京支社：東京都渋谷区千駄ヶ谷2-10-7
代表取締役：原田直紀
設立：1987年10月20日
資本金：4000万円
事業内容：広告企画・アートディレクション、グラフィックデザイン全般、Webサイト企画・制作、出版事業『パレードブックス』