【追悼コメント】 武田鉄矢、脚本家・小山内美江子さんとの思い出 『金八先生』主演抜擢の秘話を明かす「負け戦を正しくやりませんか、というのが振り出しだった」
文化放送『くにまる食堂』 本日5月13日(月)生放送にて
ドラマ「3年B組金八先生」の全シリーズで主演を務め、同作品の脚本家であった小山内美江子さんと作品を通じ長く親交があった武田は、番組冒頭、今回の訃報について、「その時が来たかと。永遠にっていうことは人間の命ではありませんので、どこかで覚悟はしていた」とコメント。また、『金八先生』の3B卒業生と時々飲んだり遊んだりするエピソードに触れ、中でも「加藤優(を演じた直江喜一)と一緒にゴルフをした時に、小山内先生に何かあったらお前が頼むな、という話をしていた」と明かしました。
つづいて、武田は『金八先生』の主演に抜擢された理由とその経緯について、「当時、裏番組が人気刑事ドラマ『太陽にほえろ!』やプロレス番組など強烈な中、TBSは刑事ドラマがなかなか振るっておらず学校を舞台にしたドラマをやろうという話が持ち上がった。そんな中、『幸福の黄色いハンカチ』やTBSドラマに出ていた武田の存在を気にかけていた、あるディレクターから声がかかり、3人の絢爛たる女流脚本家、向田邦子さん、橋田壽賀子さん、小山内美江子さんを紹介された」という、小山内さんとの出逢いのきっかけを披露。
小山内さんが学園モノの先生役に「あの手の熱いヤツっていうのは中学校の先生にはいいんだ。異様なヤツがいい」と武田に白羽の矢を立てたという起用に至ったエピソードを回顧。また小山内さんが海援隊のステージに足を運び、ステージでしゃべり倒す武田の様子を見て、ドラマ起用の決意を固め、武田は「(小山内さんから)最初は負けていい。ただし、立派に負けよう。中学生のドラマではこれまで扱っていないようなテーマをどかんとやろう。その『先生』は“性”や“人間”ついて語るんだ。負け戦を正しくやりませんか、と言われたのが振り出しだった」と“金八先生”誕生の秘話を明かし、自身の大きなターニングポイントとなった日々を振り返り、小山内さんを偲びました。
※ 武田鉄矢が出演した本日5月13日(月)の『くにまる食堂』は、放送当日以降7日間聴くことができます。
https://radiko.jp/share/?sid=QRR&t=20240513090000
【番組概要】
■番組名: 『くにまる食堂』
■放送時間: 月〜木曜日 午前9時00分~午後1時00分 *生放送
■出演者 : パーソナリティ 野村邦丸
番組パートナー〔午前9時00分~午前11時00分〕
[月]カンニング竹山 [火]村尾信尚 [水]週替わり [木]内藤剛志
坂口愛美(文化放送アナウンサー)〔午前11時00分~午後1時00分〕
■番組名: 『くにまる食堂フライデー~どうした!?一蔵!~』
■放送時間: 金曜日 午前9時00分~午後1時00分 *生放送
■出演者 : パーソナリティ 春風亭一蔵 / 番組パートナー 水谷加奈(文化放送アナウンサー)
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