【2016年新卒 就活学生意識調査】選考期間の短期化が不安を煽り、幅広く手を打つ「リスク分散型就活」が主流に

 日本経済団体連合会が示した就活開始時期の繰り下げにより、2016年新卒の就職活動は3月1日から開始致します。
 この度、株式会社アイデムが運営する相互マッチング型就職活動サイト「JOBRASS」では、2016年新卒の就職活動本格化直前の就活学生の実態を探るべく、「2016年新卒 就活学生意識調査」を実施しました。

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【主な調査結果】

 

■就職活動本格化直前、早くも‟就活にストレスを抱える学生“83.7%
選考期間短期化で″内定を取れるか不安“と感じる学生95.9%

・就職活動本格化直前!83.7%の学生が既にストレスを抱えている事が発覚
・ストレスの要因は「内定への不安」や「就職活動時期の繰り下げ」が半数以上
・選考期間の短期化で‟選考期間中に内定を取れるか不安“と95.9%の学生が回答

■不安への対策として‟幅広く様々な手を打つ”学生が91.2%で「リスク分散型就活」が主流に
・不安への対策として91.2%の学生が複数の就職ナビサイトへ登録するなど”幅広く様々な手を打つ”ことを実践・実践予定
・会社を選ぶ際に要視するものは「福利厚生の充実」、「給料の安定」、「自分に合っていること」が上位
・第一志望企業以外でも‟自分に合った企業から内定が出たら就活終了する“と回答した学生80.8%

■選考期間短期化をうけて「逆求人型就活サイト」を活用したいと思う学生94.1%
65.2%の学生が‟効率良く就活を行いたい” と回答
・「逆求人型就活サイト」を活用したいと思う学生94.1%と多数
・「逆求人型就活サイト」の活用理由は″効率良く就活を行いたい“が65.2%

■エントリーシートで「誇張して記載した」学生12.3%、「少し誇張して記載した」学生55.9%で
不安から少しでも自分を良く見せたいと思う学生が続出

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【調査概要】
・調査日  : 2015年01月21日(水)~2015年01月23日(金)
・調査方法 : インターネット調査
・調査対象 : 2016年新卒の就職活動学生 計515名

※本リリースの調査結果・グラフをご利用いただく際は、必ず【JOBRASS調べ】とご明記ください。


就職活動本格化直前、早くも83.7%の学生が就活にストレスを抱えている事が発覚
就活開始時期繰り下げの影響からの選考期間短期化で″内定とれるか不安“と感じる学生95.9%


●就職活動本格化直前、就職活動に既にストレスを抱える学生83.7%
就職活動本格化直前に就職活動を始めてストレスを感じたことがあるか・感じると思うかという設問に対して、「ストレスを感じている(感じると思う)」が37.9%、「若干、ストレスを感じている(感じていると思う)」が45.8%で、本格化前にも関わらず、既に83.7%もの学生がストレスを感じている事が分かりました。

●ストレスの要因は‟内定への不安“や‟就職活動時期の繰り下げ”が半数以上で多数

「ストレスを感じてる(感じると思う)」という学生にストレスの理由について尋ねたところ、「内定がもらえるか不安だから」が85.6%、「開始時期変更による不安から」が59.4%と上位に上がってきました。就活開始時期繰り下げの影響からの学生に不安とストレスを与えている事が分かりました。

●選考期間短期化で″内定を取れるか不安“と感じる学生95.9%と多数
就活開始時期繰り下げの影響からの選考期間短期化で「不安を感じている」という学生に選考期間内に内定がとれるか不安かどうかを尋ねたところ、「不安である」が60.1%、「若干、不安である」が35.8%で計95.9%の学生が短期化する中、内定がとれるか不安と感じている事が分かりました。


<常見陽平さんからの一言>
ここ数年、就職難と言われた時代においても、就活とストレス、うつに関する調査は行われてきた。求人倍率などは回復基調であり、売り手市場化が指摘される中でも、就活にストレスを感じる学生が多数であるということは就活の問題は、求人倍率という経済的な問題だけではなく、学生と企業の出会い方という構造的な問題、出会うプロセスの摩擦の問題が大きくなっていると感じる。
さらに、就活時期の繰り下げだ。まだ動いていない学生も多数いる中、申し合わせ通りにスケジュールが進むとは思っておらず、インターンシップは選考を兼ねているのではないか、早期型の選考が行われているのではないか、いつの間にか選考が終わっているのではないかなどと疑心暗鬼になり、不安になり、ストレスにつながっていると感じられる。


不安への対策として”幅広く様々な手を打つ”学生が続出、幅広く手を打つ「リスク分散型就活」が主流に

●不安への対策として、幅広く様々な手を打つ学生が91.2%と多数
選考期間が短縮される就職活動に不安と感じている方に、不安への対策として複数の就職ナビサイトへ登録をしたり、一般の就活セミナーに加えて逆求人型イベントに参加するなど「幅広く様々な手を打つ」という考え方は有効だと思いますかと尋ねたところ、「有効だと思う」43.7%、「やや有効だと思う」50.9%で計94.6%の学生が有効だと考えている事が分かりました。
また、 「幅広く様々な手を打つ」という事を実践しているかどうかを尋ねたところ「実践している」が23.6%、「今後は実践する予定」が67.6%で計91.2%の学生が活動の幅を広げることが分かりました。

<常見陽平さんからの一言>

求人数が回復しているとはいえ、就活のプロセスの困難、さらに就活時期繰下げに対する不安、不信感などから、様々な手段を使い分ける学生が増えているのではないか。学生たちは「先輩たちの話は参考にならない」と言う。時期の変更による不透明感から学生もリスク分散を行っているのではないか。
また、これは、企業の採用活動が多様化していることとも関係しているだろう。就職ナビだけではなく、大学での企業説明会、逆求人型での採用、インターンシップからの採用など企業も手段を使い分けている。これが学生の動きにも影響しているのではないか。
逆求人型サービスに関しては、徐々に感度の高い学生の間に先輩から後輩、仲間から仲間へと口コミで広がっているのだろう。

●会社を選ぶ際に要視するものは「福利厚生の充実」、「給料の安定」、「自分に合っていること」が上位
エントリー開始直前、会社を選ぶ際、重視するものについて尋ねたところ、「福利厚生の充実」や「給料の安定」、「自分に合っていること」などが上位に上がってきました。また、最も重要視することに絞って尋ねたところ「働きたい業種」や「福利厚生の充実」よりも「自分に合っていること」の回答が39.8%でダントツ1位という結果になりました。


●第一志望企業以外でも‟自分に合った企業から内定が出たら就活終了する“と回答した学生80.8%
あなたは、第一志望の企業よりも早くに別の企業で内定が出た場合、どのように考えますか?の設問に対して、「自分にあった企業から内定が来たら就職活動を終了する」と答えた学生は80.8%。また、「第一志望の企業の内定を得るまで就職活動を継続する」と答えた学生は13.8%で第一志望企業への内定より、自分に合った企業を優先する学生が多いことが分かりました。



選考期間短期化をうけて‟効率良く就活を行いたい”多数、94.1%の学生が「逆求人型就活サイト」活用したい

●企業からオファーが来る「逆求人型就活サイト」を活用したいと思う学生94.1%
逆求人型就活サイトを知らない学生に「逆求人型就活サイト」を活用したいかを尋ねたところ、「活用したいと思う」44.9%、「やや活用したいと思う」49.2%で計94.1%の学生が活用を希望していることが分かりました。


●「逆求人型就活サイト」の活用理由は″効率良く就活を行いたい“が65.2%

「活用したい」と思う方に活用理由を尋ねたところ、「効率良く就活を行いたいと思うから」65.2%、「自分に合った企業に入社したいから」56.1%で選考期間の短期化をうけて効率良く就職活動を行うのに適していると考えている学生が多くいることが分かりました。


●登録理由は″効率良く就活を行いたい“″自信に繋げたい”が同率1位
「逆求人型就活サイト」を登録している方に登録理由を尋ねたところ「効率良く就活を行いたいと思うから」、「オファーをもらって自信に繋げたいから」が46.4%で同率1位となりました。
続いて、「大手サイトへの会員登録だけでは不安」や「自分に合った会社の内定を効率良く採れると思うから」が32.1%と同率2位で、短期化をうけての不安から、効率化や自信に繋げたいなどの理由が上がってきていることが伺えます。


<常見陽平さんからの一言>

就活時期は繰り下げになったが、採用広報期間は1ヶ月間伸びているし、夏や冬のインターンシップを含めるとむしろ早期化、長期化しているという見方もできる。
就職ナビによる自由応募による採用は、甲子園優勝挑戦モデルともいえ、たくさんの応募者から決勝進出を目指し、最後まで勝ち続けなければならないモデル。そのプロセスが肥大化していると言える。
この変化する就活戦線の中で効率重視を目指す動きがあるのは当然だと言えるだろう。
環境変化を意識した学生は、効率化やリスク分散を意識していると言えるだろう。


エントリーシートで「誇張して記載した」学生12.3%、「少し誇張して記載した」学生55.9%
不安から少しでも自分を良く見せたいと思う学生が続出


●エントリーシートで「誇張して記載した」学生12.3%、「少し誇張して記載した」学生55.9%
エントリー開始直前、エントリーシート(自己PR文・志望動機)を既に書いている学生に本当の自分よりも少しでも誇張して記載をしたことがあるかを尋ねたところ、「誇張して記載した」12.3%、「少し誇張して記載した」55.9%と誇張している学生が分かりました。また、誇張した理由について尋ねたところ、「自分を良く見せたいから」という学生が67.4%と最も多く、不安を煽り少しでも自分を良く見せたいと思う学生が出てきている事が分かりました。


<常見陽平さんからの一言>

エントリーシートの誇張、捏造については、よっぽど雑な採用を行っていない限りは、面接でバレるのでやめた方がいい。これも就活に対する不安の現れとも言える。
まだ、就活に対するリアリティがないため、自己分析なども十分行っておらず自信がなくて誇張しているのではないか。就活時期が繰り下げになったのに、学生生活を充実させることができなかったのかと心配してしまう。まだまだ就活はこれからなので、自分の学生生活を振り返り、誇れるものを確認して欲しい。これから一皮むける体験をすることも可能だ。
これも就活時期の繰り下げがちゃんと機能したのか、問われる現象ではないか。



【調査監修】 常見陽平(つねみようへい)
評論家・コラムニスト
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設される国際教養学部の専任講師に就任予定。





本件に関するお問い合わせ先
JOBRASS PR事務局(㈱プラチナム内) 益子・大庭・浜木
TEL : 03-5572-6072  FAX : 03-5572-6075 MAIL : jobrass2016@vectorinc.co.jp
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