サーキュラーエコノミー標準化プラットフォームの活動開始について
サーキュラーエコノミー(循環経済)の実現に向けた国内外の標準化や法規制等の情報をリレー講演会形式でご紹介!
一般財団法人日本規格協会(本部:東京都港区、理事長:朝日弘)は、一般社団法人産業環境管理協会と共同でサーキュラーエコノミー標準化プラットフォーム(CESP)を設置し、リレー講演会を開催します。
【趣旨・概要】
サーキュラーエコノミー(循環経済、CE)は3R(リデュース、リユース、リサイクル)なども含む取り組みであり、サプライチェーンの上流(材料・素材)、中流(部品製造、製品組み立て)、下流(消費、再利用、廃棄)までを見据えた取り組みが必要なものです。地球環境への負荷低減のため、CEの実現を目指して、国際的な取り組みが加速してきており、法規制や自主行動計画など、幅広い活動・議論が様々な場で行われています。
特に、欧州においては、エコデザイン指令の対象を拡大し、デジタルプロダクトパスポート(DPP)、消費財廃棄防止等の導入を定める新たな枠組みである「持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)」が2024年7月から施行され、今後、対象分野ごとに順次CE規制が導入される予定です。 しかし、我が国においては、CEの標準化の議論は主に個別ごとの業界を中心に行われており、業界連携については限られた範囲にとどまっている状況です。これらの背景を踏まえ、一般財団法人日本規格協会及び一般社団法人産業環境管理協会は、各国の法規制の動向や国際規格、フォーラム標準などについて分野横断的な情報共有、意見交換、対応方針の議論等を行うことを目的として、サーキュラーエコノミー標準化プラットフォーム(CESP)を設置しました。
当面は、①共通基盤的な情報共有活動を中心に行います。

CESPでは、サーキュラーパートナーズ(CPs)の「国際連携・標準化WG」と連携・協力して活動を行います。①共通基盤的な情報共有活動の一環として、リレー形式で講演会を開催し、サーキュラーエコノミーに関する国内外の政策、資源循環、標準化等をテーマとした情報共有を以下のとおり行います。
【リレー講演会のスケジュール】

第1回リレー講演会 開催案内
第2回リレー講演会 開催案内
今後のリレー講演会のお知らせ

●日本規格協会(JSA)グループについて
1945年12月に、標準化および管理技術の開発、普及、啓発などを目的に設立された、一般財団法人日本規格協会を中核とするグループです。
我が国の総合的標準化機関として、当グループでは、JIS、国際規格(ISO・IEC規格)、JSA規格の開発、JIS規格票の発行と販売、国際規格・海外規格の頒布、多彩なセミナーの提供、ISO 9001やISO 14001をはじめとする各種マネジメントシステムの審査登録、各種サービスに関する認証、マネジメントシステム審査員などの資格登録、品質管理検定(QC検定)といった多様な事業に取り組んでおります。
すべての画像