次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を使用した西鉄バスの実証運行について
「カーボンニュートラル」への取り組みを推進
「サステオ」は、食料との競合、森林破壊といった問題を起こさない持続可能性に優れたバイオマス原料を使用した燃料であり、既存のディーゼルエンジンに加工処理などを行わずにそのまま使用できることが特徴です。「サステオ」は、燃料を使用する際の燃焼段階では通常の軽油と同じようにCO2を排出しますが、原料である植物や藻類が成長過程で光合成する際にCO2を吸収するため、燃料を使用した際に発生するCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されています。
3社では、政府が掲げる2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みの一環として、西鉄が運行する路線バスの燃料にユーグレナ社の「サステオ」を試験的に導入し、スターフライヤーの就航する福岡空港へ乗り入れる路線において6月1日(木)から実証運行を開始いたします。今回の実証運行では、「サステオ」使用による既存ディーゼルエンジンへの影響の有無や、燃料消費率およびCO2削減効果を検証いたします。
今回の実証運行を通じて、各社が持つ資源やノウハウを活用し、環境負荷低減や脱炭素を目指すとともに、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを推進してまいります。
【実証運行の概要】
〈実証期間〉
2023年6月1日~11月30日
〈実証内容〉
・既存ディーゼルエンジンへの影響有無確認
・燃料消費率およびCO2削減効果の検証
〈使用燃料〉
サステオ(供給元:ユーグレナ社)
食料との競合や森林破壊といった環境問題を起こさない持続可能性に優れたバイオマス原料を使用した
次世代バイオディーゼル燃料
※ 今回使用する燃料は、バイオ燃料20%と石油系軽油80%の混合品
・主原料:使用済み食用油(国内軽油規格に合致し、通常「軽油」と同等の性状を有する)
・CO2削減効果:燃料燃焼時に排出するCO2を約20%削減(カーボンニュートラルの概念による)
〈運行路線〉
西鉄竹下自動車営業所/ららぽーと福岡~福岡空港国際線・国内線(運行距離:約100km/日)
※竹下自動車営業所所属車両のうち1台を使用
【ラッピングイメージ】
デザインコンセプト:バイオをイメージしたシンプルなグリーンカラーを使用しつつ、3社のロゴやキャラクターデザインを施すことで、3社が協力して環境に配慮した取り組みを推進していくことを表現しております。
〈右側面〉
〈左側面〉
(3社共同のラッピングバスとして運行いたします)
【各社役割】
西鉄 :バス車両の提供、「サステオ」を運用した実証運行
スターフライヤー:本実証における共同PR、その他エアラインとしての空港アクセス環境改善推進
ユーグレナ社 :次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」の供給・販売
■各社概要
会社名:西日本鉄道株式会社
所在地:福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目5番7号
代表者:代表取締役社長執行役員 林田 浩一
事業内容:鉄道および自動車による運送事業、利用運送事業、航空運送代理店業、通関業、不動産の売買および賃貸業、ホテル事業、その他
企業公式サイト:https://www.nishitetsu.co.jp/ja/index.html
会社名:株式会社スターフライヤー
所在地:福岡県北九州市小倉南区空港北町6番 北九州空港スターフライヤー本社ビル
代表者:代表取締役社長執行役員 町田 修
事業内容:空運業
企業公式サイト:https://www.starflyer.jp/
会社名:株式会社ユーグレナ
所在地:東京都港区芝五丁目29番11号
代表者:代表取締役社長 出雲 充
事業内容:ユーグレナ等の微細藻類等の食品、化粧品の製造、販売、バイオ燃料技術開発、環境関連技術開発
企業公式サイト:https://www.euglena.jp/
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