第44回サントリー学芸賞を鎌田雄一郎『雷神と心が読めるヘンなタネ 』が受賞!
カリフォルニア大学バークレー校准教授・東京大学大学院経済学研究科グローバルフェロー鎌田雄一郎さんによる、こどものためのゲーム理論入門
公益財団法人サントリー文化財団主催、第44回「サントリー学芸賞」が11月15日に発表され、[政治・経済部門]を鎌田雄一郎著『雷神と心が読めるヘンなタネ こどものためのゲーム理論』(河出書房新社刊)が受賞しました。
選考委員の土居丈朗氏(慶應義塾大学教授)は選評にて、
“経済学の中で1つの中心的な理論として数学的基礎を持ったゲーム理論という「学」と、それをフィクションで描写するという「芸」が見事に融合しており、サントリー学芸賞を授与するにふさわしい。(中略)鎌田氏が持つ理論家とストーリーテラーの双方の能力の高さが大いに証明され、確固たる地位を築いた”
と述べ、小学生の視点を通じてゲーム理論をより身近なものとする本書の試みが高く評価されました。
贈呈式は12月12日(月)に東京で開催予定。
- 「サントリー学芸賞」について
選考では、個性豊かで将来の期待される新進の評論家、研究者であること、本人の思想、主張が明確な作品であることに主眼が置かれ、一連の著作活動の業績を総合して選考の対象となる。
1979年の創設以来、第44回(2022年度)までの受賞者は371名。
サントリー文化財団サントリー学芸賞Webページ
https://www.suntory.co.jp/sfnd/prize_ssah/
- 鎌田雄一郎さんご紹介
鎌⽥雄⼀郎(かまだ・ゆういちろう)
カリフォルニア⼤学バークレー校ハース経営⼤学院准教授。N T Tリサーチサイエンティスト、東京⼤学⼤学院経済学研究科グローバルフェローを兼任。東京⼤学卒業後、2012年ハーバード⼤学経済学博⼠課程修了(Ph.D.)。専⾨はゲーム理論。著書に『ゲーム理論⼊⾨の⼊⾨』(岩波新書)『16歳からのはじめてのゲーム理論』(ダイヤモンド社)。
専門的な研究を進める一方で、受賞作『雷神と心が読めるヘンなタネ』をはじめゲーム理論を一般向けに解説する執筆活動を精力的に行っています。
- 『雷神と心が読めるヘンなタネ』内容紹介
ゲーム理論は、経済学の重要理論のひとつで、一言でいうと「複数の意思決定者がいる時に何が起きるかを分析する」学問です。応用できる対象は、経済学やビジネスにとどまらず、保育園や研修医制度、公立高校入試制度の再設計など、社会問題、政治にまでおよび、たいへん幅広いです。小学校の学級会など、日常の人間関係をとらえる際にも使えます。
【目次・本文】
【書誌情報】
書名:雷神と⼼が読めるヘンなタネ こどものためのゲーム理論
著者名:鎌⽥雄⼀郎
税込定価:1,793円(本体1,630円)
発売⽇:2022年6⽉28⽇(⽕)
仕様:四六判/226⾴
ISBN:978-4-309-29195-6
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309291956/
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