高校生が町の返礼品を考える過程で地元をよく知り、愛着を育む。産官学連携で南富良野の事業者たちが強力タッグ。
~南富良野町×南富良野高校の産官学連携プロジェクトを企画・運営~
全国約250の自治体にふるさと納税事業の支援サービスを提供するレッドホースコーポレーション株式会社(本社:東京都墨田区、社長執行役員:山田健介、以下 当社)は、北海道南富良野町(町長:髙橋秀樹、以下 南富良野町)と北海道南富良野高等学校(以下 南富良野高校)の産官学連携のプロジェクトの企画し、町と協力して運営をサポートしました。
本プロジェクトは南富良野高校の2年生11名が、地元の食材を知り、魅力を発信するための商品開発を行い、ふるさと納税返礼品として町外にアピールするものです。企画過程で地元を深く知ることで、地元への愛着を育むことが目的です。
本プロジェクトでは町内の複数事業者が「オール南富良野」として、生徒たちの企画実現を全面的にサポートする形で進行しました。6月27日(木)には町長も参加して試食会を開催し、開発商品が決定しました。
高校生が我がまちの返礼品を開発。南富良野の事業者たちがタッグを組んで高校生をサポート。
本プロジェクトは、南富良野町で地元の高校生が地域資源の価値や魅力について考え、それらを生かした商品を企画することで、地域の魅力の再発見や活用法を学び、愛着を深めることを目的としています。
本プロジェクトに参加するのは、南富良野高校2年生11名です。ふるさと納税の仕組みや現状を理解し、町の魅力を町外にアピールするために商品開発からネーミング、パッケージデザイン、寄附者へのプロモーションなどをトータルで企画していきます。
当社は本プロジェクトを企画し、プロジェクト参加校や協力事業者へのアプローチといった初期段階から南富良野町と二人三脚で取り組んでいます。また、本プロジェクトには、町内の複数の事業者が参加し、高校生の企画実現に向けてタッグを組んでサポートしています。本企画を通じて、南富良野町の魅力を発信するとともに、高校生たちが自分たちの生まれた地域を知り、今まで以上に誇りを持てるよう彼らの活動を全面的にサポートしていきます。
■プロジェクト概要
【プロジェクトの目的】
地元の高校生が町の特産品を考える過程で、地元をよく知り、地元への愛着を育成する
【商品開発条件】
・瓶詰めで保存がきくもの(ソース・ジャム・ドレッシングなど)
・使用食材:ミニトマトを中心に南富良野産の食材を中心に
【プロジェクトスケジュール】
・4月16日(火):南富良野高校へプロジェクト主旨説明
・4月24日(水):ふるさと納税制度についてレクチャー
・5月16日(木):企画発表・意見交換会
・6月27日(木):試作・試食会
・7月25日(木):ネーム・デザイン・プロモーション検討会
・9月中旬頃:町長報告会
・9月28日(土):南富良野高校学校感謝祭・道の駅 南ふらの「道の駅感謝祭」にて販売(予定)
・11月末~12月頭(予定):ふるさと納税返礼品として寄附受付開始
■産官学連携プロジェクト参加メンバー
【自治体】北海道南富良野町
北海道のほぼ中央に位置し、新千歳空港、旭川空港、帯広空港などの主要空港から約2時間の距離にあり、道内観光拠点としてのアクセスは抜群。かなやま湖をはじめアウトドア観光資源に恵まれ、夏はラフティングやカヌー、冬はカーリングやスノーシュー、わかさぎ釣りなど、1年を通じて様々なアクティビティが楽しめる。
・本庁舎: 〒079-2402 北海道空知郡南富良野町字幾寅867
・町長:髙橋 秀樹
・URL:https://www.town.minamifurano.hokkaido.jp/
【プロジェクト参加高校】北海道南富良野高等学校
1949年、地域の多大な期待を担い北海道富良野高等学校幾寅分校として開校し、今年度76年を迎える。地域の生きた教材である「自然」をフル活用した自然体験型学習として学校設定科目「アウトドア」を導入し、ここでしか学べない魅力ある教育課程を編成している。
・本校:〒079-2404 北海道空知郡南富良野町幾寅1853-2
・校長:永谷 哲治
・URL:https://www.minamifurano-hs.jp/
【商品製作】鳥羽農園
静岡からニセコを経て、南富良野に移住し、ラフティングガイドから農業を目指し、2006年に新規就農。こだわりのミニトマトを栽培している、2012年にはそのミニトマトで「鳥羽農園の手しぼりミニトマトジュース」を製造し、販売を始める。
・所在地:〒076-2400 北海道空知郡南富良野町字幾寅767-37
・代表者:鳥羽 光生
・Instagram:https://www.instagram.com/tobatomato/
【レシピ監修】かなやま湖ホテルラーチ
かなやま湖を見下ろすカラマツ林に囲まれた閑静な佇まいで、北海道産カラマツ材を使用した本格的ログホテル&コテージ。豊かな森に囲まれた自然あふれるログホテル。
・所在地:〒079-2411 北海道空知郡南富良野町東鹿越
・事業主体:㈱南富良野町振興公社
・URL:http://larch.jp/
【PRデザイン監修】スヴァールバルカフェ
南富良野の大自然を臨む立地に、ポツンと一軒家カフェ「スヴァ―ルバルカフェ」を2023年にオープン。窓越しにエゾリスや野鳥が顔をのぞかせるカフェとして、朝カフェ(AM6:30~)から営業している。7月5日には、道の駅南ふらの隣接の道の駅を核とした複合商業施設フードコート内に2号店をオープンした。
・所在地:〒079-2403 北海道空知郡南富良野町幾寅260-2
・代表者:信藤 民和
・URL:https://minamifurano.com/
【企画・運営】レッドホースコーポレーション株式会社
授業を通じてふるさと納税への理解と南富良野町の食文化への関心を高める。高校生視点での斬新なアイデア。
南富良野高校では2年生の選択科目「フードデザイン」が設置されています。同科目は、食生活に係る見方・考え方を働かせ、実践的・体験的な学習活動を通して、様々な人々と協働し、よりよい社会の構築に向けて、主体的に食材を選択し健康で安全な食生活を営む資質・能力を育成することを目指して設置されたもので、週2時間行われています。本プロジェクトに参加したのは、フードデザインを受講する11名の生徒です。
生徒たちは授業の中で「ふるさと納税」について学び、ターゲットや制度の詳細を理解していきました。また、南富良野町の食材についても理解を深め、食文化について学んでいきました。それらの授業を通じて、南富良野町の新しい返礼品となる商品企画を進めていきました。
地元の食文化を生かした商品など全部で7つの企画を作成し、5月16日(木)の企画発表会でプレゼンを行いました。制度を学んできた彼らからは地場産品基準に合うようレシピを考え、原価計算もして寄附額を設定するなど、企画のクオリティの高さに参加していた南富良野町役場の担当者や鳥羽農園の代表、当社の担当者たちは非常に驚きました。
7案の中から4案に絞り、試作を進めることになりました。
シェフのアドバイスを受けて試作を重ね、試食会を開催。丁寧に試作した商品は参加者から高評価。
4案に絞られた企画について、レシピ監修を担当するかなやま湖ホテルラーチの西田調理係長にアドバイスを受け、生徒たち自らの手で試作を重ねました。完成度を高めた商品について、6月27日(木)、髙橋秀樹町長や鈴木誠教育長などが参加する南富良野高校にて試作・試食会を開催しました。当日は約1時間かけて生徒たち自ら試作し、試食会の準備を進めました。その後、全員で試食した後、それぞれからの講評を受けました。
町長は1つ1つの作品についてこだわりのポイントや味についてなどの質問し、丁寧に講評を行いました。生徒たちは自らコンセプトを考え、レシピ・ラベルデザインまでトータルで取り組んだこともあり、質問に対して自信を持って回答していました。
試食会を終えて生徒たちは、「段階を重ねていくことで、どんどん美味しくなっていくことが実感できた」「とても充実していた。こういう取り組みがあれば次回もぜひ参加したい」などと話してくれました。
試食会後に商品製造を担当する鳥羽農園を中心に美味しさや汎用性、南富良野らしさなどのポイントから製造する商品を2つに絞りました。また、7月25日に行われたネーム・デザイン・プロモーション検討会では、生徒が考えたネーミングを参加者全員で検討し、方向性を決定しました。今後もネーム・デザインだけでなく、店頭POPやふるさと納税の画像などについて産官学が一体となって企画・検討を重ねていきます。同時に商品検査や本製造に進め、9月の発売に向けてプロジェクトを進めていきます。当社も南富良野町・地元事業者と協力し、生徒たちの企画を形にしていきます。
【レッドホースコーポレーション株式会社】
本社:〒130-0015 東京都墨田区横網1-10-5 KOKUGIKAN FRONT BUILDING 2階
設立:1964年3月
代表者:社長執行役員 山田 健介
事業内容:地域産業支援及び活性化事業、コンシューマー事業
【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
担当:見原(みはら)
電話番号:03-6402-7614
e-mail:service-info@redhorse.co.jp
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