交通事故を減らせ!川西能勢口駅前で違法駐車対策 / 兵庫県川西市
バリケードや柵を設置して違法駐車をさせない実証実験を実施
兵庫県川西市では、川西能勢口駅前の小花1丁目交差点で交通事故が多発しており、慢性的な渋滞も発生している課題を解決するため、その原因となっている違法駐車対策を実証実験として11月から開始しました。
駅前にある商業施設、アステ川西(川西市栄町25)前の県道上にバリケードを設置して違法駐車をさせないようにするほか、車道から歩道への乗越えを防止する幅広の柵を仮設で設置します。
1.川西能勢口駅前の状況
川西能勢口駅前には大型商業施設や都市銀行などが立地しており、主要道路が交わる小花1丁目交差点では、南北方向、東西方向ともに自動車、自転車、歩行者の通行が多く、その行き来は終始絶え間ない状況です。過去3年間(令和4~6年度)の事故件数などをみると、人身事故が26件、負傷者が27名、死者が1名、自転車関係事故が6件発生しており、令和5年度には兵庫県下ワースト1の状況であるとの発表もありました。
車両の状況を見ると、南北に走る県道13号線沿線の商業施設利用者による短時間の違法駐車が常態化しています。また、駅利用者の送迎や、大型トラックやバスによる時間調整のための駐車も多く、左側1車線が機能していない状態です。路上駐車の間をバイクがすり抜けていくなどの危険行為も相次いでおり、市にはますます苦情が寄せられています。
これらの状況が慢性的な渋滞や事故の原因になっているため、市では、周辺商業施設の管理者や鉄道事業者、兵庫県、兵庫県警察と協働して違法駐車のドライバーに向けた街頭啓発等を行ったり、アステ川西店舗にあるLED大型ビジョンで違法駐車の撲滅を呼びかけたりするなどの対策を強化してきましたが、依然として違法駐車台数は減りません。
2.違法駐車を本格的に減らすために
さらなる対策を講じるべく、市では実証実験として当面の間(令和8年1月末頃までを予定)、県道上にバリケードを設置 して物理的に違法駐車をさせないようにします。
また、車道から歩道への乗越えを防止する幅広の柵を仮設で設置 します。
実証実験期間中は、兵庫県警察によるパトロールも強化 されます。

状況に応じて、バリケードの設置位置を調整するなど、随時対策を行います。
市では今後も、この検証結果をふまえて、本格的な対策を検討していきます。
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