エクサ、JFE物流 機工事業部を支える基幹システムを全面刷新。エクサのプラント業務知 見とノウハウを活かしたスクラッチ開発により、物流・建設業界の「働き方改革」に貢献
~重要機能を段階的にリリースし、業務効率化を早期に実現~
株式会社エクサ(本社:神奈川県横浜市西区、代表取締役 社長執行役員:林 勇太、以下 エクサ)は、JFE物流株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:古川 誠博、以下 JFE物流)機工事業部の基幹システム(機工システム)の全面刷新プロジェクトを完了し、2026年4月より全機能の本番稼働を開始したことをお知らせします。
本プロジェクトでは、既存システムの刷新に合わせ、これまでシステム外で行われていた業務の一部を新システムに統合し、手作業に依存していた業務のデジタル化・一元管理を実現しました。稼働後は、実績登録に伴う作業の削減・効率化などにより、施工管理者やバックオフィス部門の業務負荷も軽減されており、恒常的な人手不足に直面する物流・建設業界の働き方改革に貢献しています。
■ 背景と課題:レガシーシステムの限界と「属人化」からの脱却
JFE物流の機工事業部は、プラント、天井クレーンなど大規模な建設工事のマネジメントや、大型建造物の輸送・組立・据付を行っています。自社保有の大型クレーンや特殊車両を駆使する同部門は、特殊車両の配車や要員管理においては熟練担当者の経験やノウハウに依存する「属人化」が長年の課題となっていました。
また、2011年に稼働を開始した旧システムはデータ容量が限界に達しており、過去データの削除運用を余儀なくされていました。さらに、配車や要員管理といった業務がシステム外で行われていたため、多重入力による業務負荷やヒューマンエラーのリスクが生じていました。
物流・建設業界において時間外労働の上限規制が適用される「2024年問題」への対応として、業務効率化や生産性向上、労働環境を根本から改善するデジタル化が急務となっていました。
■ プロジェクトの概要と特長:プラントエンジニアリングの業務ノウハウと共創による最適なシステムの構築
これらの課題を解決するため、エクサは2022年11月より業務要件の詳細な分析を実施しました。その結果、JFE物流独自かつ高度な業務要件と将来の拡張性を満たすためには、「スクラッチ開発」による再構築が最適解であるとの結論に至りました。
一般的に、スクラッチ開発は膨大な期間を要しますが、エクサの持つ本領域の業務知見とノウハウ、プロジェクト遂行力により、スクラッチ開発でも短期間かつ適正なコストでの構築が可能と判断しました。
本プロジェクトの主な特長は以下の通りです。
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「段階的リリース」による効果の早期実現
当初は全機能の一斉稼働を予定していましたが、2025年4月にStep1として「重機車両予約システム」を1年前倒しで先行稼働させました。これにより、システム上で配車予約を行うことが可能となり、顧客の利便性向上や配車担当者の業務効率化など、導入効果の早期実現を図りました。
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基幹業務の統合による「業務効率化」
2026年4月のStep2(全機能稼働)では、基幹業務を行う上で必要な機能の大半が実装されました。配車管理では、予約機能に引き続き、実績登録機能が追加されました。旧システムでは手入力していた作業実績を、AI-OCRと連携させることで一括反映できる仕組みを構築し、入力業務の大幅な削減を実現しています。また、プロジェクト(工事)における標準的な予算管理項目と見積項目を統一することで、予実管理や類似見積の比較が可能となりました。
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データ容量の制約撤廃と拡張性の確保
データの保存先にBoxを採用することで、旧システムで発生していたデータ容量の圧迫問題を完全に解消しました。これにより、今後のデータドリブンな経営判断を支える堅牢な基盤を構築しました。
■ 導入効果:「働き方改革」の実現
2026年4月の全面稼働以降、JFE物流 機工事業部では、実績入力に伴う事務作業の大幅な削減、ペーパーレス化の促進、月次決算業務の円滑化など、業務負荷の軽減につながる効果がすでに現れ始めています。
■ JFE物流 プロジェクト責任者コメント
JFE物流株式会社 東日本機工部 部長 三原 拓郎 氏
これまでの機工事業では、大型重機の配車や要員管理、見積作成といった業務の多くが担当者の頭の中やExcelファイルで管理されており、情報の共有や引き継ぎに多大な労力を要していました。特に配車業務は、熟練の経験が求められる一方で、日々の調整作業が現場の大きな負担となっていました。エクサのエンジニアの方々は、プロジェクト初期から私たちの業務の細部にまで入り込み、現場の『課題』を解消するための議論を重ねてくれました。新システムによって、配車予約の自動化や見積業務のシステム内統合が実現し、長年の課題であった属人的な作業の削減に向けた大きな手応えを感じています。今後はこのシステムを育て、現場のさらなる効率化・高度化を進めていきたいと考えています。
■ 今後の展望
エクサは今後も、本システムの安定稼働を伴走支援するとともに、蓄積されたデータの解析や、先進的なAI技術を活用したさらなる配車最適化の提案などを通じ、JFE物流の事業拡大と社会インフラの持続的発展に貢献してまいります。
■ 会社概要
株式会社エクサ
株式会社エクサは、JFEスチールを母体とし、キンドリルジャパンを親会社に持つITサービス会社です。技術力とお客様への共感を大切にし、上流のコンサルティングから開発・構築、運用・保守までの各種サービスを総合的に提供しています。
ホームページ URL:https://www.exa-corp.co.jp/
JFE物流株式会社について
JFEスチールを中核とするJFEグループの総合物流企業です。製鉄所構内物流や機工サービスにおける大型設備・重量物輸送に豊富な経験と強みを持ち、内航・外航海運、倉庫事業など多彩な事業を国内外で展開しています。機工事業部では、JFEグループ内外のインフラ建設・保守に注力し、高度なエンジニアリング技術を提供しています。
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