【中小企業のAI活用の実態】AI導入・活用企業は36.9%にとどまるも、導入企業の9割超が「業務効率化」を実感。未導入企業を含め8割以上が今後の活用推進に意欲。
~ BLUE REPORT[9月号]「中小企業の経営状況の変化への対応<3>」を発行 ~
株式会社フォーバル(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中島 將典、以下「フォーバル」)が運営するフォーバル GDXリサーチ研究所は、中小企業におけるAI活用の理解度や導入・活用状況、その効果、今後の推進意向などを調査した「BLUE REPORT[9月号] 中小企業の経営状況の変化への対応<3>~AI活用の実態と中小企業の取り組み~」を2026年8月21日(金)に発行いたします。

今回のレポートの目的「中小企業のAI活用の実態と、導入を阻む課題・今後の推進意向の把握」
近年、人手不足や生産性の低迷が多くの業界で経営課題となるなか、その解決策の一つとしてAI(人工知能)活用への関心が高まっています。中小企業庁も2026年版「中小企業白書」で、AIトランスフォーメーション(AX)を中小企業の飛躍的成長の機会として位置づけており、国としてもAI導入・活用を後押しする姿勢を示しています。
今回のレポートでは、「生産性向上・人手不足対応としてのAI活用」について、全国の中小企業経営者1,653人を対象に調査を実施しました。その結果、業務でAIを導入・活用している企業は36.9%、AI導入・活用による効果で最も高かった「業務効率化」は91.7%、今後AIの導入・活用を推進すると回答した企業は83.2%となりました。
●本レポートの詳細は、こちらをご参照ください。
https://gdx-research.com/wp-content/uploads/2026/08/bluereport_202609.pdf
サマリー
■業務でAIを導入・活用している企業は36.9%
※AIの仕組みや活用メリット、または概要を認知している企業への設問
・「既に業務で活用している」が36.9%、「導入に向けて検討・試験運用している」が20.1%となり、半数を超える企業がAI導入に前向きでした。
■AI導入・活用の効果で最も高いのは「業務効率化」91.7%
※「とても効果が出ている」と「やや効果が出ている」の合計
・導入済み企業では、「業務効率化」91.7%、「工数削減」86.5%と、社内業務改善に関する効果実感が高い結果となりました。
■83.2%の企業が今後AIの導入・活用を推進
※「大幅に注力し、推進する」、「やや注力し、推進する」の合計
・未導入企業も含め、AI活用の必要性は広く認識されていることがうかがえます。
調査結果 (抜粋)
■業務でAIを導入・活用している企業は36.9%
※AIの仕組みや活用メリット、または概要を認知している企業への設問
AIの導入・活用状況について聞いたところ、「既に業務で活用している」が36.9%で最も高く、「導入に向けて検討・試験運用している」が20.1%と合わせると、半数を超える企業がAI導入に前向きであることがわかりました。
また、AIの仕組みや活用メリットを深く理解し、業務にどう適用できるか把握している企業では、8割以上が「既に業務で活用している」と回答しました。導入の鍵になるのは、実務での活用方法を具体的にイメージできるかどうかだと言えるでしょう。


■AI導入・活用の効果で最も高いのは「業務効率化」91.7%
※「とても効果が出ている」と「やや効果が出ている」の合計
AIを既に業務で活用している企業では、「業務効率化」の効果を実感している割合が91.7%と最も高く、「工数削減」も86.5%となりました。一方、「コスト削減」は60.1%、「他社からの評価」は40.3%にとどまり、AI活用の成果はまず社内業務の改善として表れやすいことがうかがえます。

■83.2%の企業が今後AIの導入・活用を推進
※「大幅に注力し、推進する」、「やや注力し、推進する」の合計
今後のAI導入・活用については、「大幅に注力し、推進する」が29.8%、「やや注力し、推進する」が53.4%となり、合計83.2%の企業が推進意向を示しました。
AIの導入・活用状況別にみると、「既に業務で活用している」企業では91.8%、「導入に向けて検討・試験運用している」企業では90.6%が、今後もAIの導入・活用を推進すると回答しました。また、「必要だと思うが導入できていない」企業でも72.7%が推進意向を示しており、AI活用への関心は導入済み企業だけでなく、未導入企業にも広がっていることがうかがえます。AI活用は一部企業に限られた取り組みではなく、今後の業務改善や生産性向上に向けて、多くの中小企業が注力していくテーマになっています。


■まとめ
本レポートでは、人手不足や生産性の低迷が多くの業界で経営課題となるなか、中小企業におけるAI活用の理解度、導入・活用状況、その効果や今後の推進意向を調査・分析しました。
調査では、業務でAIを導入・活用している企業は36.9%となり、導入に向けて検討・試験運用している企業20.1%と合わせると、半数を超える企業がAI導入に前向きであることがわかりました。一方、AIの仕組みやメリットを深く理解し、自社業務へどう適用できるか把握している企業は22.7%にとどまり、認知から実装へ移る段階に課題があることも示されました。
導入済み企業では、文書作成・要約・校正、情報収集・調査、企画案・アイデア出しなど、比較的取り入れやすい知的業務での活用が中心です。効果としては「業務効率化」が91.7%、「工数削減」が86.5%と高く、AIはまず社内業務の改善に寄与していることがうかがえます。
一方で、AIを必要だと思いながら導入できていない企業では、「専門知識・ノウハウを持つ人材がいないため」53.7%、「どの業務に使えるかわからないため」47.9%、「具体的な進め方がわからないため」47.3%が上位となりました。国がAXを成長戦略に位置づけるなか、中小企業でのAI活用を広げるには、具体的な活用事例の提示や人材育成、伴走支援を通じて、業務効率化から付加価値創出へ段階的につなげていくことが重要です。
フォーバル GDXリサーチ研究所とは
日本に存在する法人の99%以上を占める中小企業。この中小企業1社1社が成長することこそが日本の活力につながります。中小企業が成長するための原動力の1つにGreen(グリーン)とDigital(デジタル)を活用し企業そのものを変革するGDX(Green Digital transformation)があります。
フォーバル GDXリサーチ研究所は、中小企業のGDXに関する実態を調査し、各種レポートや論文、報告書などをまとめ、世に発信するための研究機関です。「中小企業のGDXにおける現状や実態を調査し、世に発信する」をミッションに「中小企業のGDXにおいてなくてはならない存在」を目指し活動していきます。
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