「鼓動1つから読み解けるものを追及していく」スマートウォッチの今後の進化の方向性となるスポーツ・ヘルスケア最先端研究開発について発表
以下、発表内容となります。
※グローバルにおける研究開発に関する内容であり、日本市場での製品には含まれない機能についても言及しております。
※2022年8月現在、ファーウェイのウェアラブル製品は一般的なウェルネス・フィットネス目的の製品であり、医療機器として設計されたものではなく、病気などの診断、治療、予防の目的にはご使用いただけません。
■「鼓動1つから読み解けるもの」とは
ありがたいことに、ファーウェイスマートフォンといえばカメラ、とのお声を多くのユーザー様から頂戴しています。カメラはある意味で、第二の眼として、世界の美しさを発見する働きをしています。ウェアラブルデバイスにも目があります。それは背面センサーです。このセンサーが見えざる情報を見て、バイタルサインをとらえ、心拍や呼吸を通して今起きていることを読み取ります。さらに未来までも予測します。弊社はセンサー技術やビッグデータの活用、アルゴリズムの研究開発を通じて、見えないものを見られるようにしたい。「鼓動1つから読み解けるもの」を追及しています。
■スマートウェアラブル事業の戦略
昨年のファーウェイ開発者大会で発表いたしました全体戦略について、改めてご紹介させていただきます。ウェアラブルデバイスやヘルスアプリは弊社が比較的得意とする部分です。しかしユーザー、パートナーから見たとき、それだけでは不十分であると言わざるをえません。ハードウェア、OS、技術、プラットフォーム、アプリケーションからソリューションに至るまでフルスタックで取り組んでいきたい。また、弊社単独ではなく、プラットフォームを開放し、パートナーと共に取り組みたいと考えています。
私どもはエコシステムパートナーとウィンウィンの関係を築き、スポーツ・ヘルスケア領域でより多くのチャンスを広げたいと考えています。
弊社は創業以来、営々と、イノベーションに対する投資を続けてまいりました。このスポーツ・ヘルスケア事業においても、弊社のDNAは健在です。イノベーションへの取り組みを持続的に行っています。
■TruSeen(TM)の進歩
7年5世代を経て、TruSeen(TM)はTruSeen(TM) 5.0+になりました。
2020年には、TruSeen(TM)技術をさらに推し進め、心電図モニター、血中酸素レベルの連続計測機能への対応を開始しました。計測は膨大な計算力、電力を必要とします。仕様やアルゴリズムを工夫することで、この課題を克服し、多様なシーンでより細かなモニタリングが可能になりました。
2021年には高地での血中酸素レベル測定への対応を始めました。高度4千メートルの地でも高い精度を維持します。また、多くの方が関心を持つ血圧測定も可能になりました。7年かけて培ったTruSeen(TM)をスポーツ・ヘルスケア事業の重要技術に据え、この土台の上に、製品も、モニタリング機能も、末長く成長を続けてまいります。
■より精度の高い計測のために
例えば、スイミングでは頻繁に水中を出入りします。水は光の入射、反射に影響を与えます。この時、いかに正確に計測するか、という問題があります。
また、ウォッチを装着する手の特徴も人それぞれです。腕骨が高い方、手首が細い方など、多種多様です。装着する方によっては前後に滑ってしまう、これも計測の妨げになりがちで、対策しなければなりません。
最新のTruSeen(TM)のリリース時点で、すでに90万件のトレーニングデータが蓄積されています。これにより、使用当初から安定したパフォーマンスで心拍変化をとらえます。
■現在研究中の分野
また、心臓、呼吸器、血管などについての研究も行っており、特に力をいれているのが、血糖値、肺機能、高地に関する研究です。この3つは、すでに関連機関と連携し研究や製品設計を行っています。今後はこうした研究プロジェクトに多くのボランティアの参加を募り、より良いサービスに仕上げていきたいと考えています。「産学研医」にサイエンス科学を掛け合わせ、技術を開放し、技術のボーダレスな融合を進めます。すでに80あまりの専門機関と、心臓、血圧、血管、幼児歩行、血糖、心肺、高山病に関する研究を行っています。これからも専門機関と健康技術を組み合わせ、ユーザーの健康を支えたいと存じます。
■世界中に多くの研究所を擁する
■TruSport(TM)サイエンススポーツシステム
例えば、ランニングです。TruSport(TM)にはランニング能力指数を算出する機能があります。これは総合的な指標で、個人の走力、持久力、ランニング技能などを定量化してくれます。例えば、指数58.1ですと、だいたいマラソンのサブ3レベルに相当します。日々のワークアウトからトレーニング負荷を計測し、無茶なトレーニングに走らないよう、休息アドバイスも行います。これによりオーバートレーニングを防ぐことができます。
ランニングシーンはもちろん他にも多くの指標があります。運動強度や回復度合いなどです。身体にダメージを与えないワークアウト、運動強度に応じたアドバイスを行います。
■ユーザー体験の向上
次に、ファーウェイヘルスアプリをご紹介します。これは単なるデータアクセスプラットフォームでも、ウェアラブルデバイス管理ツールでもありません。アプリのコンテンツは毎日更新されており、開くたびに異なるコンテンツを見ることができます。より科学的なワークアウトアドバイスや、睡眠の改善のアドバイスを行うなど、ユーザーの健康的な暮らしをアシストする頼もしいツールです。
2021年、グローバルのファーウェイヘルスアプリのユーザーで積み上げた数字は、19兆歩、時間にして5億5000万分、走行距離8億5000万km、心拍数480億回と、膨大な数に上りました。ヘルスアプリのユーザーは、大変健康的な方々だと思います。一人でも多くの方が自身の健康に注意を払い、運動を始め、食生活、睡眠や心の調子を整え、健やかなライフスタイルを築けるよう願っています。健康不健康を決める要因の6割が生活習慣、4割は環境や遺伝子など、自力で変えづらいものだといわれています。前者は心がけ次第です。主役はほかならぬ自分自身です。
■プライバシーとセキュリティ
私どもが目指すのは、製品や技術を、体の状態を知覚するスマートアシスタントに成長させ、デジタルヘルスをすべての人や家庭にお届けすることです。
◇公式動画はこちら
https://youtu.be/5pdV4vzE79c
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