高槻市に府内最大規模の消防団訓練施設が完成
10/1から運用開始 ポンプ操法・放水など各訓練が実施可能に
本市では667人(令和6年9月1日時点)の消防団員が火災発生時の消火活動をはじめ、地震や風水害等の大規模災害発生時の救助・救出、警戒巡視、避難誘導、災害防御などの役割を担っていますが、「消防団員用の多様で高度な訓練ができる施設が必要」「消防団本部の活動の拠点となる専用の施設がない」などの課題がありました。
そこで、築57年を迎え、老朽化への対応が必要となっている中消防署富田分署を移転新築するのに合わせて、新たに「消防団拠点施設」を設けることを決定。約3年かけて整備を進めてきました。
同施設は、消防団員が研修や訓練を行える拠点施設としての機能を有し、富田分署としての機能を備える部分との合計で、敷地面積約5501平方メートル、延床面積約1764平方メートルの鉄筋コンクリート造地上3階建て。消防団の活動拠点となる研修室、情報収集設備室などを備えるほか、屋外にはポンプ操法訓練、放水訓練、水防訓練、規律訓練など各種訓練が実施可能な訓練スペースを設け、その規模は大阪府内最大を誇ります。また、屋上に非常用発電設備及び受水槽を設置し、災害時に活動拠点として必要な機能を確保するとともに、地下に有効貯留量265立方メートルの雨水貯留施設と容量40立方メートルの耐震性貯水槽を設置。さらに、大規模災害時には、受援施設として応援部隊の集結場所としても活用できます。
新施設の運用開始により、消防団を中核としたさらなる地域防災力の強化を図ります。
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