ディープテック領域での起業・事業育成支援「K-NICスタートアップハンズオンプログラム」2025年度下期の採択者8者が決定しました。

株式会社ツクリエ(本社:東京都千代田区 代表取締役:鈴木英樹 以下、ツクリエ)が川崎市から運営受託するKawasaki-NEDO Innovation Center(所在地:神奈川県川崎市 以下、K-NIC)は、ディープテック領域で具体的な技術シーズがあり、研究開発要素のある事業での起業や、事業の育成を目指す方を対象にした「Startup Hands on Program(スタートアップハンズオンプログラム)」の応募を行い、書類審査・面談審査を経て、採択者8者が決定しましたのでお知らせいたします。
Startup Hands on Programとは
ディープテック領域の事業(※)で技術シーズを有し、NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)が実施する研究開発型スタートアップ支援事業等へのエントリーや、VC等からの資金調達、事業会社との協業を目指す起業家候補や研究開発型スタートアップに対し、短期かつ集中的に個別のハンズオン支援(メンタリング)を実施することで、起業の促進および事業化の加速を目指すアクセラレーションプログラムです。
プログラム詳細:https://www.k-nic.jp/program/9411/
過去の採択者についてはこちらをご覧ください。
https://www.k-nic.jp/magazine/8409/
https://www.k-nic.jp/magazine/6325/
※ディープテック領域の事業:ロボティクス、AI、エレクトロニクス、IoT、環境、素材、医療機器、ライフサイエンス、バイオテクノロジー、航空宇宙等
採択者(エントリー順、敬称略)

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氏名 (法人名またはチーム名) |
事業プラン名 |
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江口弘一 (チームメタルバイオテクノロジー) |
微生物利用による廃太陽電池からのレアメタル回収事業 |
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小木將綱 |
触媒式低温炭化装置による有機性廃棄物のアップサイクル事業 |
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田口好弘 |
糖鎖×miRNA解析による多がん種リキッド検査 |
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加藤優一 (ポリカループ) |
肥料とモノマーを与えるポリカーボネートのケミカルリサイクル |
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菅沼名津季 |
個人専用オーダーメイドビフィズス菌製剤 |
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新井淳一 |
ハイブリッドロケットによる宇宙輸送サービス事業 |
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西洋介 (白銀技研株式会社) |
パーソナル電動エアモビリティ「Beedol」の開発と量産化 |
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瀧下奎斗 |
Kanaria Robotic Model(KRM): モバイル社会的ナビゲーションのための基盤モデル |
ライフサイエンス、ロボティクス、環境・エネルギー、航空・宇宙といった幅広い分野から採択者が選定されました。2026年1~3月末までの約2ヶ月間で、豊富な経験を持つメンター2名が徹底伴走し、事業のブラッシュアップを図ります。
メンター紹介

K-NICスーパーバイザー 尾﨑 典明 氏
2004年九州工業大学大学院・工学研究科物質工学専攻修了。コンサルティング会社にて企業の新事業・新商品開発支援に携わる。2009年S-factory創業、企業に加え、自治体、NPO、スタートアップに対し支援を行う傍ら、官公庁等のアドバイザー等歴任。業種業態問わず、またその事業ステージによらず、それぞれの課題に応じた支援を実践。現在、TXアントレプレナーパートナーズ副代表理事、NEDO技術委員、NEPスーパーバイザー、筑波大学国際産学連携本部 客員教授、北陸先端科学技術大学院大学 客員教授も兼務。

K-NICスーパーバイザー岡島 康憲 氏
2006年、電気通信大学大学院修了後、NECビッグローブ株式会社(現:ビッグローブ株式会社)にて動画配信サービスの企画運営を担当。 2011年にハードウェア製造販売を行う岩淵技術商事株式会社を創業。自社製品開発以外にも、企業向けにハードウェアプロトタイピングやハードウェア商品企画の支援を行う。2014年、ハードウェアスタートアップアクセラレータ「ABBALab」の立ち上げやハードウェアスタートアップ向けのシェアファクトリー「DMM.make AKIBA」の企画運営並びに同施設が企業向けに提供する各種研修の開発/講師を担当。2017年、センサーデバイスにより収集した情報の可視化プラットフォームを提供するファストセンシング株式会社を創業。マーケティングを中心とした業務を担当。

K-NICスーパーバイザー武田 泉穂 氏
MVP株式会社代表取締役/株式会社ビジョンインキュベイト取締役 東京工業大学大学院にて博士号を取得(理学)。専門は生物物理学。博士研究員を経て、ライフサイエンス/バイオテックを主軸としたベンチャービジネスに創業者、経営者、投資家として参画。医療機関の設立と経営、ベンチャーキャピタルの創業、経営、投資を実施。JST大学発新産業創出基金事業ガバニングボード委員、金沢大学客員教授、東京科学大学MOT非常勤講師。

NV Ventures株式会社 代表取締役社長/K-NICサポーター 前田 信敏 氏
早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、早稲田大学大学院商学研究科 ビジネス専攻修了(MBA/MOT)。大和企業投資株式会社、ウエルインベストメント株式会社勤務を経て、2019年NV Ventures株式会社を設立。20年以上に渡り、大学発を中心とする技術系スタートアップの支援を行なっている。文部科学省(現JST)STARTプロジェクト事業プロモーター、内閣府技術委員・アドバイザー等を歴任。現在、NEDO技術経営アドバイザー、KSPビジネスイノベーションスクール メンターを務めている。
他、多様なメンターが参加者の事業を伴走支援します。
今後のスケジュール

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採択者キックオフ |
2026年1月15日(木) |
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プログラム実施期間 |
2026年1月16日(金)~3月26日(木)ごろ |
K-NICとは

K-NICは、川崎市、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、公益財団法人 川崎市産業振興財団の3者連携により運営するワンストップの起業支援拠点です。
新たなビジネスに挑戦する方に役立つヒント・ノウハウ・出会いの機会を提供することで、起業の実現から事業成長の加速化、資金調達やビジネスマッチングまで幅広く支援。常駐するコミュニケーターが施設利用者の課題や状況をヒアリングし、適切なサービスを受けられるようサポートします。
所在地:川崎市幸区大宮町1310番地ミューザ川崎セントラルタワー5階
(JR川崎駅西口からペデストリアンデッキで直結)
ツクリエとは

スタートアップサイドでいこう
ツクリエは事業を作る皆さまを応援するプロフェッショナルとしての起業支援サービス事業と、価値を創造するクリエイターの皆さまを支援するクリエイティブ創造事業を中心に事業展開をしています。
起業を目指す方、起業家の方を支援するイベント企画や相談事業、アクセラレーションプログラムの開発から、起業家の方との協同事業、商品開発、プロデュースなどを行っています。
本リリースに関するお問い合わせ
Kawasaki-NEDO Innovation Center (K-NIC)運営事務局(株式会社ツクリエ)
担当: 大場、岸、高橋
Mail:program@k-nic.jp
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