子どもの「好き」を伸ばしたい保護者におすすめ。動物好きの子どもが将来の夢や仕事について考え学べる『どうぶつ好きのお仕事図鑑』(今泉忠明監修)が発売
獣医師や飼育員だけじゃない!多種多様な仕事と働き方がわかるから、子どもの未来の選択肢がグンと広がる。

動物が好きな子どものための職業図鑑『どうぶつ好きのお仕事図鑑』が発売されました。
監修は動物学者の今泉忠明先生。獣医師や飼育員など人気の職業はもちろん、愛玩動物看護師、ネイチャーガイド、科学コミュニケーター、自然保護官、ペット弁護士、鷹匠など、動物に関わる多種多様な職業と働き方を40以上紹介しています。


ペットを飼育している家庭は多く、子どもの情操教育にペット飼育は有効だという調査結果もあります。動物とふれあう経験を通し、「動物に関わる仕事がしたい」という漠然とした夢を抱く子どもは少なくないでしょう。
しかし、動物に関わる仕事として真っ先に挙げられる「獣医師」「動物園の飼育員」などは、ほんの一握りの人しか実現できない狭き門です。その現実がわかったとき、「動物に関わる仕事には就けない」と夢をあきらめてしまう子どもがいても不思議ではありません。
しかし、実際には、獣医師や飼育員以外にも、動物に関わる仕事はたくさんあります。動物と直接ふれあう仕事はもちろん、陰ながら動物の命を支える仕事、ペットではなく野生動物を対象にした仕事、専門性を活かして動物を助ける仕事など、選択肢は多種多様です。



『どうぶつ好きのお仕事図鑑』は、子どもたちに多くの選択肢を示します。仕事の内容はもちろん、収入や勤務時間の参考値や、実際に働く人のインタビューも掲載。また、動物福祉の考え方を伝え、今の時代に合わせた働き方の提案もしています。
中学生から習う漢字にはルビが付いているので、小学生でも読むことができます。中学生や高校生には進路のアドバイスも書かれているので、将来のことを考える一助となるでしょう。大学生や社会人には、キャリアの築き方やキャリアチェンジという選択肢を示します。
子どもの「好き」「やりたい」を伸ばしたい保護者から、未来に目を輝かせる子どもたちに、ぜひ贈りたい一冊です。
【監修・今泉忠明先生から子どもたちへのメッセージ】
僕の周りには、動物好きが高じていろいろな分野で活躍している動物関係者がいます。
北海道で取材した野鳥の専門家は、交通事故にあった野生動物を治療して自然に帰す仕事をしています。アメリカでは30年以上前から行われている分野で、法律が複雑で大変な面もありますが、傷ついた鳥や動物が元気になって自然に帰っていく姿を見るのは、とても感動的だそうです。これから日本でも法整備が進んで、もっと活動しやすくなることを期待しています。
銀行に就職してから森の保護活動をはじめた知り合いもいます。会社は商品やサービスを提供して収入を得る組織ですが、今や環境問題への取り組みも当たり前の時代。そんな企業の環境保護部門で働いたり、そうした会社が設立した財団の職員になったりすれば、安定した条件で長く環境保護活動を続けられます。動物を助けたい気持ちと、現実的な生活の両立ができる、とても賢い選択だと思います。
どの仕事を選ぶにしても、一番大切なのは「続けること」です。僕の場合、本の監修の仕事がたくさんありますが、本音を言うとフィールドワークに出る方が好きなんです。でも、監修の仕事で得た収入は、フィールドワークに充てることができます。
「これしかやりたくない!」と決めつけず、いろいろなことに興味を持って、危なくないならやってみる。そんな気持ちでいると、やりたい仕事が見つかることもあります。
そして、文系でも理系でも関係ありません。大切なのは、動物が好きだという気持ちと、世の中を良くしたいという熱意です。
今、動物が好きな君たちは、僕の大切な仲間です。どんな道に進んでも、その気持ちを大切にしてください。君たちが大人になったとき、きっとすてきな報告を聞かせてくれることを楽しみにしています。
(『どうぶつ好きのお仕事図鑑』本文より一部抜粋)
<書籍情報>

書名:どうぶつ好きのお仕事図鑑
監修:今泉忠明
イラスト:ともわか
発行:日東書院本社(辰巳出版グループ)
発売日:2025年9月29日
定価:1,760円(本体1,600円+税)
体裁:四六判/160ページ
▶Amazonで購入する https://amzn.asia/d/fYNTVzm
▶楽天ブックスで購入する https://books.rakuten.co.jp/rb/18233585/
<監修者について>
今泉忠明
動物学者。日本動物科学研究所所長。1944年東京都生まれ。東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業。国立科学博物館で哺乳類の分類学生態学を学ぶ。文部省(現・文部科学省)のイリオモテヤマネコの生態調査などに参加。上野動物園で動物解説員を務めたのち、現在は、日本動物科学研究所所長、静岡県伊東市の日本ネコ科動物研究所所長・ねこの博物館館長を兼任。『アザラシまるごとBOOK』(辰巳出版)、『ざんねんないきもの事典 正・続・続々』(高橋書店)など著書、監修書多数。
<イラストレーター>
ともわか
イラストレーター。愛媛県出身、関西在住。書籍のカバーイラストや挿絵、広告キービジュアルをはじめ、キャラクターデザイン、MVイラスト、アパレルブランドとのコラボなど、幅広い分野で活躍中。著書に『24/7 TOMOWAKA ともわか作品集』(パイ インターナショナル)、イラスト担当に『イラストレーターのための現代ファッション大図鑑』(KADOKAWA)など。 2020年8月生まれの保護猫「ふく」「まる」と、ヒョウモントカゲモドキの「コイケくん」と暮らす大の動物好き。
Instagram:tmwk24
X:@a0PH
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