HDサービスへのアクセスを拡大するペイTV大手MultiChoice社の新型STBにチップを提供

新しいエントリ・レベルのHDザッパーに採用された先進的なシステム・オン・チップSTiH237が、優れた性能、機能統合、将来の変更に対応可能な柔軟性を実現

STマイクロエレクトロニクス

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーで、
セット・トップ・ボックス(STB)およびホーム・ゲートウェイ用システム・
オン・チップ(SoC)の主要サプライヤであるSTマイクロエレクトロニクス
(NYSE:STM、以下ST)は、南アフリカの大手ペイTV放送事業者である
MultiChoice社が現在開発中の最新世代のHD対応 non-PVR STBに、STの
STiH237 が搭載されることを発表しました。

STの実績あるSTiH207ファミリに含まれるSTiH237は、DVB-S2デモジュレータ、
低価格DDR3メモリへのインタフェースを搭載した高性能プロセッシング・コア
ST40を特徴とし、各種ビデオ・デコーダ(H264、MPEG2、VC-1、AVS)および各種
コネクティビティ(HDMI1.4、USB2.0、イーサネット)に対応しています。
優れた処理能力と高いオーディオ / ビデオ品質でクラス最高の性能を実現する
同製品は、実装面積が小さく、価格競争力のある衛星放送用ザッパー・ボックス
の構築に最適なため、放送事業者は高いコスト・パフォーマンスで短期間のうち
に新サービスを追加することができます。

MultiChoice社 Broadcast Technologyの最高経営責任者(CEO)である
Gerdus van Eeden氏は、次の様にコメントしています。「当社の最新世代のSTB
にSTiH237 を採用したことは、正しい選択です。STは最適な処理性能、汎用性、
機能を備えたチップセットを提供することで、市場ニーズをサポートしました。
また、同製品により、DTHザッパーにおけるSD MPEG 2からHD MPEG 4への重要な
移行を適切なコストで実現することができます。」

STのグループ・バイスプレジデント 兼 南・東ヨーロッパおよび新興市場担当
セールス・ユニット ジェネラル・マネージャであるAlessandro Messiは、
次の様にコメントしています。「今回の受注はSTにとって重要な意味を持って
います。MultiChoice社は、南アフリカの大手ペイTVサービス・プロバイダで
あり、この種の放送事業者としては最初に米国外で設立された一社として、
優れた実績を有しています。当社のSTiH207ファミリを採用するお客様は世界中
で増え続けており、STiH207が様々な先進国市場と新興市場において放送事業者
のニーズに対応できることが裏付けられています。」

MultiChoice社は、新しいSTBに先進的なセキュリティー機構とミドルウェアを
採用しており、STiH237の広範なエコシステムを活用して、サードパーティ製の
セキュリティ技術やソフトウェア技術を幅広くサポートしています。これにより、
顧客は希望するコンテンツ保護、STBの中核機能、ユーザ・インタフェースの
ルック・アンド・フィールを選択できます。さらに、STiH207ファミリのすべて
の製品(STiH207、STiH237、STiH239、STiH273、STiH223)は、出力ピンならび
にソフトウェア互換性があるため、開発期間を短縮すると共に、ハードウェアの
コストを低減することが可能になります。また、STi7111等のデコーダICとの
互換性により、開発者は従来の機器設計をアップグレードできます。

MultiChoice社について
約30年前、M-Net社は南アフリカ初のペイTV放送局(当時は米国以外で唯一の
直接受信デジタル衛星放送局)を設立しました。M-Net社の契約者管理部門が
分離し設立されたMultiChoice社の傘下には、現在、DStv社、MWEB社、SuperSport社
といった子会社が含まれています。

南アフリカにおいて、MultiChoice社の影響力は、中核事業の領域を超えて拡大
しています。企業による社会投資を通じて草の根レベルでの変革に積極的に参加
している他、その技術を通して、個人やコミュニティの実現力の向上を支援して
います。

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・
プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を
提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・
セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、
家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆる
シーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた
技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。
2012年の売上は84.9億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト
http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
デジタル製品グループ
TEL: 03-5783-8340 FAX: 03-5783-8216

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会社概要

STマイクロエレクトロニクス

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URL
http://www.st.com/jp
業種
製造業
本社所在地
東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟
電話番号
03-5783-8220
代表者名
マルコ・カッシス
上場
未上場
資本金
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設立
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