月刊誌『TACNEWS(タックニュース)』5月号刊行!今、統計学が必要とされている理由とは?
仕事と資格マガジン、月刊『TACNEWS』2020年5月号刊行
▼WEBサイト『TACNEWS WEB』 【特集】すべてのビジネスパーソンに 「統計」の知識を
https://www.tac-school.co.jp/tacnewsweb/feature/feat202005_1.html
TAC株式会社は、月刊誌「仕事と資格マガジン『TACNEWS(タックニュース)』」5月号を刊行いたしました。
<以下、本誌より抜粋>
「統計検定」という検定試験を知っていますか。
近年、「統計」や「統計学」というワードが、ニュースや雑誌などでもしばしば取り上げられるようになり、ビッグデータの分析やマーケティング戦略において、統計の知識が有効だと見聞きしたことのある方も多いのではないでしょうか。そのような中、2011年に第1回試験が行われたのが「統計検定」です。
この試験は、総務省、文部科学省、経済産業省、内閣府、厚生労働省が後援している、人気上昇中の検定試験です。事実、受験申込者数は2011年の約1,200名から2019年の約20,000名にまで伸びています。
今回の特集では、今、統計学が必要とされている理由や、統計検定の受験申込者数の伸びが意味すること、また日本の統計教育の今後について、一般財団法人 統計質保証推進協会 統計検定センターにお話をうかがいました。
◆プロセスまで踏まえた分析を行う「統計学」とは
──「統計学」とはどのような学問でしょうか。数学との違いを教えてください。
センター 統計学とは、ひと言でいうと「問題提起や問題解決を含む意思決定に必須となる学問」です。例えば、有権者を対象とした内閣支持率を調査する場合を考えてみましょう。「回答者3,000人のうち、900人が内閣を支持した」とすると、計算上は「内閣支持率は3割である」という結果になります。けれども、この「3割」という数字が信頼できるものであるかどうかという点については慎重に考えないといけません。なにより、回答者として抽出した人々の選び方についての統計的な考察が必要です。なぜなら、サンプルの抽出方法や調査方法に偏りがあっては、本当の意味での支持率にはならないからです。社会の実情と照らし合わせたとき、数値としてのデータの分析結果よりも、「分析に至るまでの処理」のほうが重要となることが多いのです。
──数値を計算で導き出すのが「数学」で、数値やデータをどのようにとらえるかまで考えるのが「統計学」ということでしょうか。
センター そうですね。別の例として、コイントスについて考えてみましょう。歪みのないコインの場合、表と裏が出る確率はそれぞれ2分の1ですから、例えば、コイントス10回のうち8回が表となる確率を求めるだけなら、数学的にすぐ導き出すことができます。しかし、現実に10回のうち8回が表となった場合、そのような結果になる確率はかなり低いため、「このコインは歪んでいるのではないか」などと疑問を持つことが大切なのです。このように、数学で学んだ「確率」を利用して、実際に起こった現象の不確実性について考え、合理的な判断や意思決定を行うのが統計学なのです。
◆なぜ統計学を理解している人材が必要なのか
──近年、なぜこれだけ統計学の必要性が言われるようになったのでしょうか。
センター 2013年1月、西内啓氏による著書『統計学が最強の学問である』(ダイヤモンド社)が40万部を超えるベストセラーになり、注目を浴びました。その後、一時的なブームではなく、統計学が重要視され続けている背景には、ビッグデータ、機械学習、人工知能(AI)などの発展が考えられます。これらを活用するためには統計学の知識が必須となるので、正しくデータ分析ができる人材が必要だと認識されているのだと思います。
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- 統計検定®の魅力!
■あらゆる分野で望まれる統計スキル!
統計手法は医療・金融・研究開発・市場調査などあらゆる分野で情報を適格に読みとり、事業への活用が可能となるため、データ統計・分析のプロフェッショナルとして活躍することができます。
■AIの導入でますます必要となる知識!
AI導入に伴い、AIエンジニアがまだまだ不足しており、AIエンジニアに求められる知識としては、統計はもちろんデータ解析などのアナリティクス技術も含め数学的な知識が必要となります。
■データサイエンティストの登竜門として!
統計検定はレベル別に5段階の試験となっており、自分のレベルに合わせて受験ができます。
また、CBT方式の利用により各自で受験スケジュールを設定し受験することも可能です。
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<会社概要>
会社名:TAC株式会社
代表者:代表取締役社長 多田 敏男
設 立:1980年12月
事業内容:個人教育事業、法人研修事業、出版事業、人材事業
本 社:〒101-8383 東京都千代田区神田三崎町3-2-18
Webサイト:https://www.tac-school.co.jp/index.html
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