連続的に新規事業を創出するガイアックス、従業員の起業家精神を養う「カーブアウト・オプション制度」が『WORK DESIGN AWARD』エンプロイーベネフィット部門賞を受賞
株式会社ガイアックス(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:上田 祐司、証券コード:3775、以下 ガイアックス)は、本日、日本の「働きやすさ」を前に進めるアワードプログラム『WORK DESIGN AWARD』にて、事業部メンバーが自らの意志で事業を法人化できる当社制度「カーブアウト・オプション制度」の取り組みが、エンプロイーベネフィット部門賞を受賞しました。
● カーブアウト・オプション制度とは
ガイアックスは、2015年に全事業部のリーダーやメンバーが自らの意志で事業を法人化できる制度、当社独自の制度「カーブアウト・オプション制度」を作り導入しました。ベンチャー企業やスタートアップでよく活用されているストック・オプションならぬ、カーブアウト・オプションです。
同オプションの活用により、事業部を運営するチームメンバーは株式の少なくとも3〜4割を所有できます。仕組みとしては、株式の1/2にあたるストックオプションが事業を運営するメンバーに付与されます。さらに、議決権の所有や第三者からの資金調達はもちろん、報酬を配当か給与にするかの決定に至るまで、事業に関する全ての意思決定を事業部で行うことも可能になります。
この制度の活用が進み、メンバーのオーナーシップの高まり、メンバーの働きがい、モチベーション、キャリアや金銭的報酬においてベネフィットがもたらされ、その長期的リターンがこの2020年のアディッシュ株式会社上場や他カーブアウト企業の成長など大きく現れています。
カーブアウト・オプション制度について詳細(当社オフィシャルサイト内)
https://www.gaiax.co.jp/business-model/carveout-option/
● 審査員講評 L&G GLOBAL BUSINESS, Inc.代表/CHILLNN, Inc.代表 龍崎翔子氏
日本の企業では「雇われて働いている」という感覚が強い、と言われていますが、それは企業にとっても本人にとっても非常に勿体無いことだと常々感じています。「雇われ」じゃなくなる体系を、ただの新規事業としてでなく、キャピタルゲインも得られる法人化制度として実現しているのは極めて本質的だと感じます。従業員側のオーナーシップを抱きやすく、また良質な人材を獲得しやすいなど、会社側にとってのメリットもある仕組みを制度として作り上げられており、実際にIPOしている企業も複数あるなど、大きな成果を残している点が審査員から評価されました。
龍崎翔子氏 プロフィール
1996年生まれ。2015年にL&G GLOBAL BUSINESS, Inc.を設立後、2016年に「HOTEL SHE, KYOTO」、2017年に「HOTEL SHE, OSAKA」を開業したほか、「THE RYOKAN TOKYO」「HOTEL KUMOI」の運営も手がける。2020年にはホテル予約システムのための新会社CHILLNN, Inc.を本格始動。また、2020年9月に一般社団法人Intellectual Inovationsと共同で、次世代観光人材育成のためのtourism academy "SOMEWHERE"を設立。2021年1月よりオンライン専用の講義を開始。
● 受賞者コメント 株式会社ガイアックス チーフカルチャーオフィサー 木村智浩
今、世界各地に、マネジメントの常識を覆す次世代型組織が出現しはじめたと言われています。世界の複雑化した問題に対応するには、従来の上意下達やピラミッド的の組織だけでは通用しない時代となったのです。さらに、今の資本主義、企業組織は、地球と社会の破綻を生み出していると指摘されるようになりました。
他方、モチベーションやウェルビーイングや創造性の研究においては、いかに自己決定できるか、オーセンティックなリーダーシップが重要であることが明らかになっています。また、コロナ禍でのテレワークはじめ、働き方の多様化とともに、キャリア自律の重要性は高まる一方です。
これらに対する一つのソリューションが、カーブアウトオプション制度だと思います。私達一人ひとりが仕事だけでなくマネジメントや株式においてもオーナーシップを持つ。このことの重要性が今以上に高い時代はあったでしょうか。
最後に、このカーブアウトオプション制度を活用してきたガイアックス卒業生経営者、事業リーダーのみなさん、みなさんの活躍でこの取り組みが評価されました。本当におめでとうございます。
● ガイアックスとは:人と人をつなげ新規事業を作り出す、個人が主役のスタートアップスタジオ※
ガイアックスは、他人のことを自分ごととして捉えられる社会を目指して「Empowering the people to connect ~人と人をつなげる」を1999年の創業時からミッションとしています。2015年からはソーシャルメディアの発達により新しく生まれたシェアリングエコノミーにも取り組み始めました。個人間の情報のやり取りがより一層容易になり、ビジネスはBtoB(会社対会社)やBtoC(会社対個人)の取引だけではなく、CtoC(個人対個人)の取引がより一般的になると考えてのことです。
また、これからは個人が主役になるとの思いから、個人が力をより発揮できる環境を整えてきました。日本版ティール組織とも言われる裁量性の高いフラットな組織。事業部の法人化&ストックオプション付与を認めるカーブアウト・オプション制度。起業の成功率を高めるため、出資だけでなく、事業開発・エンジニアリング・バックオフィスの支援もおこなうGaiax STARTUP STUDIO(ガイアックス スタートアップスタジオ)。
これからも、ガイアックスは個人が輝く社会を目指し取り組んでいきます。
※:スタートアップスタジオとは、同時多発的に複数の企業を立ち上げる組織を指します。出資・事業開発・エンジニアリング・バックオフィスの支援を用意し、初めての起業でも成功率を高めることが可能です。
■ 株式会社ガイアックス 概要
設立:1999年3月
代表執行役社長:上田 祐司
本社所在地:東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRiD
事業内容:ソーシャルメディアサービス事業、シェアリングエコノミー事業、インキュベーション事業
URL: https://www.gaiax.co.jp/
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