TIS、「エンタープライズ・クラウド運用サービス」をMicrosoft Azureにも対応

~ マルチクラウドに対応し、高品質かつスピーディな運用を実現 ~

TISインテックグループ

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下 TIS)は、「エンタープライズ・クラウド運用サービス」を日本マイクロソフト株式会社が提供するクラウドプラットフォームMicrosoft Azure(以下、「Azure」)に対応させた、『Azure運用テンプレート』の提供開始を発表します。
 『Azure運用テンプレート』は、TISが100件以上のパブリッククラウド導入のノウハウを基に作成したテンプレートで、「クラウド利用ガイドライン」と「統合運用管理基盤」で構成されています。

 企業固有のセキュリティポリシーや運用管理のレベルを考慮した「クラウド利用ガイドライン」のテンプレートを活用し、その企業に必要なクラウド利用の社内ルールの作成を支援します。
 また、そのルールに則った運用基盤は、「統合運用管理基盤」のテンプレートを活用して構築することで、短期間での「Azure」の導入が可能になります。また、「統合運用管理基盤」に各種ログ・監視情報などを集約することで、複数のプラットフォームが混在する環境であっても、同一品質の運用を提供します。

 TISでは、クラウドサービスの本格利用・大規模展開を検討している企業向けに『エンタープライズ・クラウド運用サービス』を展開していき、2020年までに40社への導入と関連売上で約40億円を目指します。

<『Azure運用テンプレート』を活用したマルチクラウド構成のイメージ>


■『Azure運用テンプレート』提供の背景
 クラウドサービスの利用にあたっては、多くの企業がクラウド特有となる領域の把握や準備、運用体制の構築に時間を費やしています。また、クラウドサービス選定では、各サービスベンダの提供するサービスレベルが異なるため、比較検討に時間を要するという課題もありました。

 TISでは、30年以上続くデータセンター運用や、2009年から提供しているパブリッククラウドの運用を含めたノウハウを体系化し、「エンタープライズ・クラウド運用サービス」の提供を2018年2月より開始しています。『Azure運用テンプレート』は、「Azureを本格運用したい」「Azureを含めたパブリッククラウドの運用をワンストップで委託したい」という声に対応し、提供開始するものです。

■『Azure運用テンプレート』の特長
 クラウドの本格利用では、「企画/検討」「検証/準備」「設計/構築」「本番運用」の各フェーズで、オンプレミスとクラウドの違いを踏まえた入念な準備や運用体制の構築が必要となります。
『Azureテンプレート』は、クラウド移行に向けたコンサルティングやクラウド環境構築後の運用などからTISが得たノウハウを、「クラウド利用ガイドライン」「統合運用管理基盤」の2つのテンプレート群に集約しました。
このテンプレートを活用することで、必要な条件を満たしたクラウド環境の構築が短期間で可能となります。

1)「クラウド利用ガイドライン」
 クラウド利用における「運用ガイドライン」「セキュリティガイドライン」などのガイドラインテンプレートを提供します。セキュリティ基準に準拠した管理者向けテンプレートや利用者向けテンプレートを用いて、個社ごとのポリシーとのフィット&ギャップを実施し、クラウド利用におけるルール整備を支援します。

<「クラウド利用ガイドライン」のイメージ>


2)「統合運用管理基盤」
 クラウド運用に必要となる機能のテンプレートを活用し、Azure上のお客様システムを運用管理する基盤をスピーディに構築します。
 統合運用管理基盤は、①サービスデスク、②障害監視、③ログ管理、④踏み台/アクセス監査をまとめた「基本サービス」と、お客様のご要望によって⑤セキュリティ対策、⑥起動停止、⑦バックアップ、⑧パッチ配布、⑨Proxyサーバから必要な機能を選択できる「オプションサービス」のメニューで構成されています。これにより、お客様に最適なクラウド運用環境を短納期・低価格で提供します。

<統合運用管理基盤 サービスメニュー一覧>

基本サービス(初期費:別途お見積り 月額費用:25万円~ ※)

①サービスデスク ・サービスデスク提供
②障害監視 ・死活監視、リソース監視、プロセス監視、ログ監視
・Azureサービスのイベント監視
・検知した各種障害の通知/一次対応
③ログ管理 ・各種システムログの収集、保存
④踏み台/アクセス監査 ・踏み台サーバの提供、アクセスログ保存

オプションサービス(別途お見積り)

⑤セキュリティ対策 ・ウィルス対策、侵入検知
⑥起動停止 ・VMの定期的な起動停止
⑦バックアップ ・Azure Backupの定期実行
⑧パッチ配布 ・パッチ配布サーバ提供、更新ファイル配布
⑨Proxyサーバ ・インターネットアクセス用Proxyサーバ提供

※月額費用は、一次対応件数や電話対応件数の設定により変動します。


日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 パートナー事業本部長 高橋 美波氏は、『Azure運用テンプレート』の提供について以下のように述べております。
「日本マイクロソフトは、TISの「エンタープライズ・クラウド運用サービス」のMicrosoft Azureへの対応を心より歓迎いたします。お客さまのデジタルトランスフォーメーションを加速するためには、安心して迅速にお客様固有のシステム運用環境とクラウドプラットフォームの融合が必要です。TISの数多くのパブリッククラウド導入経験をもとにした『Azure運用テンプレート』により、お客さまはプラットフォームを意識せずにクラウド利用を開始できます。TIS様のこれまでの豊富なクラウド提供実績とマイクロソフトテクノロジーが融合し、システム規模、セキュリティ、運用管理など、お客様の要望に合わせたクラウドソリューションをより身近に、簡単に活用いただけるとことが可能となると期待しております。今後も日本マイクロソフトはTISと連携し、お客さまの事業の発展に貢献してまいります」


・「エンタープライズ・クラウド運用サービス」
http://www.tis.jp/service_solution/cloud_management

TIS株式会社について
 TISインテックグループの TIS は、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型の IT ソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN 地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で 3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/

TISインテックグループについて
 TISインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客さまのビジネスを支えるITサービスをご提供します。


※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
※ Microsoft、Azure は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。

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会社概要

TIS株式会社

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URL
https://www.tis.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071
代表者名
岡本安史
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
1971年04月