持続可能な社会のあり方を考える継続型探究学習プログラム 高校生が「共創循環型ファームビレッジ“Seedbed”プロジェクト」に参画
第一弾は興國高等学校が9月14日に活動開始
株式会社JTB(本社:東京都品川区、代表取締役 社長執行役員:髙橋 広行)は、パソナグループで農を通じた持続可能な社会の実現を目指す株式会社タネノチカラ(本社:兵庫県淡路市、代表取締役 金子 大輔)と連携し、子どもたちが兵庫県淡路島の耕作放棄地を共創循環型ファームビレッジ“Seedbed”(※1)として整備する継続型探究学習プログラムを共同開発しました。第一弾として、学校法人興國学園 興國高等学校(所在地:大阪市天王寺区、理事長 校長:草島 葉子)の1年生72名が本プログラムに参加し、ファームビレッジ創生活動を9月14日に開始します。
2020年度からの新学習指導要領では、子供たちに育成すべき資質・能力として、「個別の知識や技能」「思考力・判断力・表現力」とあわせて「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか(学びに向かう力、人間性等)」が挙げられています。
タネノチカラは、永続性の高い豊かな生態系と健やかな暮らしを共創する活動“Seedbed”プロジェクトを行っています。JTBはこれに着目し、高校生らが本プロジェクトに継続的に関わることにより、未来を生き抜く力を育む一助になると考え、共同で以下の4つの観点を柱とした継続型探究学習プログラムを開発し、教育機関に提供します。
(1) キャリア教育・・・・・・・ゼロから生み出すことの探究心や創造力の構築
(2) 地方創生・・・・・・・・・人と人との繋がりや温もり、新たな観光資源発掘による経済効果を実感
(3) 環境保全・・・・・・・・・未来社会への危機感から、自ら創生する社会を目指す
(4) 持続可能な社会の実現・・・実践的SDGsへのプログラムとして、サステナブルな社会視点を持つ
本プログラムを初めて採用した興國高等学校は、「共創循環型ファームビレッジ“Seedbed”」プロジェクトに複数年参画し、「KOKOKUファーム」を構築します。無農薬・無肥料の自然栽培を通して持続可能な食体験(土づくり・草刈り・種まき・水やり・収穫・調理・種どり等)や、土を使った建物「アースバッグハウス」(※2)作りなどの活動を通じ、持続可能な農を前提とした暮らしや、社会と個人のあり方を学び考える機会とします。
■第1回プログラム内容(9月14日・15日実施)
第1回はファームビレッジ“Seedbed”内に「KOKOKUファーム」を構築するため開墾から行う予定。
・タネノチカラ代表の講話「誇りある社会での生き方に関して」「消費する社会から、自ら創生する社会へ」
・耕作放棄地の再生作業などを通じたチームビルディング
・土づくりから行う“農”から、調理、“種どり”までの食体験を通して、
「共創・循環」の意義と食の大切さを体感するワークショップ
■今後の計画
・淡路島の土を使って持続可能な建物「アースバッグハウス」作り
・無農薬・無肥料で行う自然栽培農の実践
・竹林整備と竹の有効活用
・古材を活用したモノづくり
・各種イベントの企画・実施 など
※活動内容を撮影し、学校ホームページなどを通じて社会に向けて発信予定
JTBは今後も、社会に開かれた学びを実現することで、子どもたちが社会と主体的に関わり、
よりよい人生を切り拓くための資質・能力を育む機会を提供してまいります。
※1)共創循環型ファームビレッジ“Seedbed”
淡路島にある約3haの耕作放棄地を1,000種10,000個体の生物が共存する永続性の高い場所に創生することにより、持続可能な新しい社会とすこやかな暮らしを提供するプロジェクト。パーマカルチャーデザインの設計で、衣食住の当たり前を見直すきっかけを提供する体験プログラムを提供します。
※2)アースバッグハウス
土を詰めた土嚢袋を、家の形状に積み上げていくことで建造する建物のこと。
<教育機関の皆様からのお問合せ先>
JTB教育旅行大阪支店 TEL:06-6252-2829 平日9:30~17:30
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