結婚初期の夫婦関係満足感が高い遺伝子タイプが多い都道府県ランキングを発表 1位 山梨県、2位 和歌山県、3位 岩手県

上位ほどパートナーを信頼し、愛情表現をし、チームのように感じて幸福感を感じる傾向に

株式会社ユーグレナ

株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、ジューンブライド(6月の花嫁、6月の結婚)の季節にあわせ、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスのゲノムデータをもとにした「結婚初期の夫婦関係満足感が高い遺伝子タイプが多い都道府県(出生地)※1ランキング」を公開します。
※1 出生地に関するアンケートから都道府県を出しています

 ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスは、個人の健康リスク・体質・祖先について300項目以上の遺伝子型を解析し、どのような病気にかかりやすいか、どのような体質の遺伝的傾向があるかについて結果を提供するサービスです。遺伝子解析項目は定期的に追加され、2023年になってからは、「睡眠中の歯ぎしり」「匂いの感じやすさ(ニオイスミレ)」「子宮筋腫」「昼寝習慣」などの項目の結果を新たに提供できるようになりました。

 これまで、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスの利用者の中から20,000人以上のゲノムデータを用いて、さまざまな遺伝子タイプに関する都道府県ランキングを発表してきましたが、今回はジューンブライドの季節にあわせ、遺伝子解析項目「結婚初期の夫婦関係満足感(SNP: rs16892407)」に注目し、解析しました。


■「結婚初期の夫婦関係満足感」とは?

 結婚当初はきっと誰もが幸せな時期でしょう。他人だった二人が一緒になることで、良いことばかりではなく、さまざまな苦労や困難が生じることもありますが、そこを協力して乗り越えていくことで、カップルの絆が強まっていく大切な時期でもあります。良好な関係は平穏な生活の基礎となるだけでなく、心身の健康状態にも良い影響を与えるという研究結果が出ています。

 しかし、カップルの絆に対する感覚や行動、結婚のあり方も人によって異なる上、高いレベルの満足が得られる関係を長期間維持することが難しい場合もあり、なかには結婚初期に満足度の低下を経験するカップルも一定数存在しているのではないでしょうか。


 アーカンソー大学の研究グループは、新婚夫婦71組を対象に、結婚から3年の期間、パートナーにどんな気持ちで接するか・夫婦関係をどう感じるかについて、ある遺伝子型との関連を調査しました。

その結果、遺伝子型によっては、新婚時期にパートナーに感謝・信頼・寛容な気持ちをより多く持ち、より愛情表現をし、パートナーと自分が一つのチームのように感じるなどパートナーに対して信頼があつく、夫婦関係により満足する傾向があったとのことです。※2

※2 根拠とする文献は次の通りです。Makhanova A et al. (2021) "CD38 is associated with bonding-relevant cognitions and relationship satisfaction over the first 3 years of marriage." Sci Rep. 11(1):2965.


 今回当社が調査した「結婚初期の夫婦関係満足感(SNP: rs16892407)」は、上記の遺伝子型に関するものの1つで、結婚後、最初の3年間のパートナーへの接し方とカップル関係の満足感についての項目です。3つの遺伝子型があり、「結婚初期に相手をより信頼し夫婦関係満足感が高いタイプ(遺伝子型:AA)」、「結婚初期の夫婦関係満足感は一般的なタイプ(遺伝子型:AG)」、「結婚初期の夫婦関係満足感は一般的なタイプ(遺伝子型:GG)」に分けられます。


■調査結果

 今回は、「結婚初期に相手をより信頼し夫婦関係満足感が高いタイプ(遺伝子型:AA)」に該当する人の割合を都道府県(出生地)別に算出し、数値化しました。上記の解析結果より、結婚初期の夫婦関係満足感が高い遺伝子タイプの人の割合が相対的に高い都道府県は、1位 山梨県、2位 和歌山県、3位 岩手県、4位 愛媛県、5位 高知県、6位 宮城県、7位 山口県、8位 茨城県、9位 大分県、10位 長崎県となりました。

 なお、今回の調査で遺伝子解析項目「結婚初期の夫婦関係満足感(SNP: rs16892407)」に関して、日本人における「結婚初期に相手をより信頼し夫婦関係満足感が高いタイプ(遺伝子型:AA)」の割合は40.4%でした。遺伝子解析の結果はあくまでも統計的な傾向をお伝えするものですが、カップル関係維持の参考にしていただければ幸いです。ご自身のタイプが気になる方は、この機会に「遺伝子解析サービス」でチェックしてみてください。


■調査概要

調査方法:ゲノムデータの解析をもとに調査

調査対象:「ユーグレナ・マイヘルス 遺伝子解析サービス」、「ジーンクエストALL」の利用者

対象者数:ゲノムデータ:21,371人

調査時期:2023年5月

調査項目:ゲノムデータ「結婚初期の夫婦関係満足感(SNP: rs16892407)」の項目について、

「結婚初期に相手をより信頼し夫婦関係満足感が高いタイプ(遺伝子型:AA)」に該当する人の割合を都道府県ごとに算出


■「ユーグレナ・マイヘルス 遺伝子解析サービス」について

 個人の健康リスク・体質の遺伝的傾向・祖先のルーツについて300項目以上の遺伝子型を解析するサービスです。太りやすさなどの体質や、がん・糖尿病などの病気発症リスクに関する遺伝子情報、病気の予防のためにあなたができることをチェックできます。また、体質や病気の発症は遺伝要因だけでなく、食生活や生活環境など環境要因も大きく影響を受けるため、自分の遺伝子情報を理解したうえで生活習慣を見直す際のヒントとなります。

https://myhealth.euglena.jp/products/gene_analysis/

<ユーグレナ・マイヘルスについて>

『ユーグレナ・マイヘルス』は、「科学(Science)」「信頼(Credible)」「パーソナル(Personal)」の3つを軸に展開するユーグレナ社の検査サービスブランドです。学術研究などに基づいた多様な検査サービスを通じて、お客様の健康リスクや体質、健康状態を把握していただいたうえで、一人ひとりに対応したヘルスケアソリューションの提供を目指しています。今後、複数のサービスを『ユーグレナ・マイヘルス』にて展開することで、ヘルスケアに関するビッグデータを1か所に集積し、中長期的には、そのビッグデータを活用した科学研究の推進を通じて、生命科学の発展とより付加価値の高いヘルスケアソリューションの提供を目指します。https://myhealth.euglena.jp/


<株式会社ユーグレナについて>

2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売のほか、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析サービスの提供を行っています。また、2014年よりバングラデシュの子どもたちに豊富な栄養素を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナGENKIプログラム」を継続的に実施。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、事業を展開。https://euglena.jp

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会社概要

株式会社ユーグレナ

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URL
https://www.euglena.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都港区芝5-29-11 G-BASE 田町
電話番号
03-3453-4907
代表者名
出雲 充
上場
東証プライム
資本金
-
設立
2005年08月