アドビ、「Adobe GenStudio for Performance Marketing」を発表

~生成AIと深いインサイトにより、マーケティングおよびクリエイティブ部門のキャンペーンを加速~

アドビ株式会社

  • 「Adobe GenStudio for Performance Marketing」は、アドビのエンドツーエンドのコンテンツサプライチェーンソリューション「Adobe GenStudio」(マーケティングキャンペーンやパーソナライズされた顧客体験のためのコンテンツのプランニング、制作、管理、アクティベーション、測定のプロセスを最適化)の最新のエンタープライズアプリケーション 

  • この新しい生成AIファーストのアプリケーションは、Adobe Fireflyとサードパーティの大規模言語モデルを通じ、パフォーマンスマーケティング、ソーシャルメディアマーケティング、メールマーケティング、グロースマーケティング、ペイドメディアマーケティング等の各種マーケティングのユースケースに対応するコンテンツのバリエーションを生成、リミックス、測定する機能を備え、マーケターとクリエイターを結びつけ、ブランドに沿ったデジタル顧客体験の大規模な提供を可能に 

  • Google Campaign Manager 360、Meta、Microsoft Advertising、Snap、TikTokとのパートナーシップを拡大。Adobe Experience Cloudアプリケーションとのネイティブ統合で、各プラットフォームでのキャンペーンを即座にアクティベートし、パフォーマンスインサイトを通じてタイムリーに調整可能に 

【2024年10月14日】 

アドビ(Nasdaq: ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、世界最大のクリエイティブカンファレンスであるAdobe MAXにて、企業や代理店がグローバルな広告およびマーケティングキャンペーンの配信を加速できるようにする、新しい生成AIファーストのアプリケーション「Adobe GenStudio for Performance Marketing」の提供開始を発表しました。この新しいサービスは、高度にパーソナライズされ、ブランドに沿った、パフォーマンスの高いコンテンツを、無数のチャネルや地域をまたいで提供する必要性が高まる一方で、利用可能なリソースが不足しているという、今日の企業が直面する最大の課題のひとつに対応するものです。実際、2026年までに、およそ3分の2のマーケティング担当者*が、コンテンツに対する需要が少なくとも5倍に増加すると考えており、その背景には、ダイナミックで、各自の関心に沿ったブランド体験を期待する消費者の存在があります。 

Adobe GenStudio for Performance Marketingにより、企業は一元化されたセルフサービスアプリケーションで、これまでにないスピードと俊敏性を発揮し、事前承認を経た、ブランドに沿ったコンテンツを活用してソーシャルメディア広告、ディスプレイ広告、バナー、マーケティングメールなどを作成することができます。これにより、ブランドボイス、チャネル、画像のガイドラインなど、ブランドの基礎要件を定義するクリエイティブ部門と、ペイドメディアなどの要求の厳しいチャネルに大量のバリエーションを配信する必要があるマーケティング部門を結びつけます。 

Adobe GenStudio担当ゼネラルマネージャーであるバルン パルマール(Varun Parmar)は、次のように述べています。「インパクトのあるグローバルキャンペーンの実施には、マーケティング部門とクリエイティブ部門をより緊密に連携させ、面倒で非効率なプロセスを排除する生成AIによるワークフローの活用が不可欠です。Adobe GenStudio for Performance Marketingは、クリエイターがブランドに沿った奥深いクリエイティブデザインの提供に集中できるようにすると同時に、顧客エンゲージメント、パーソナライゼーション、コンバージョンの促進に必要な大量のコンテンツバリエーションをマーケターが自分たちで作成できるようにします。」 

この製品に備わった強力な機能により、ユーザーはブランド承認済みのアセットを検索し、Adobe Fireflyなどの生成AIツールとコピー作成用のサードパーティの大規模言語モデルを使用して、定義されたブランド基準に準拠した、メール、ペイドメディア、ディスプレイ広告のコンテンツのバリエーションを作成することができます。GoogleのCampaign Manager 360、Meta、Microsoft Advertising、Snap、TikTokとのパートナーシップの拡大により、企業はまもなく、直接的なパフォーマンスインサイトを基に、迅速にキャンペーンをアクティベーションできるようになります。これにより、マーケターやクリエイターは、消費者の共感を呼ぶコンテンツやその主な理由を把握することができます。これは、アドビのAI機能がコンテンツ内のオブジェクト、背景色や前景色、人物の有無、オーディオのジャンルなど、画像や動画を構成する属性を識別することで実現します。 

アドビはまた、Accenture Song、電通、Havas、IBM Consulting、Interpublic Group、Media.Monks、Omnicom、Publicis、Stagwell、WPPなどのエージェンシーパートナーの幅広いエコシステムと緊密に協力し、幅広い業界の企業の顧客に向けたカスタマイズ、統合、付加価値のニーズを推進しています。 

Adobe GenStudio for Performance Marketingは、マーケティングキャンペーンやパーソナライズされた顧客体験のためのコンテンツのプランニング、制作、管理、アクティベーション、測定のプロセスを最適化する、アドビのエンドツーエンドのコンテンツサプライチェーンソリューションであるAdobe GenStudioの企業とエージェンシーのための最新アプリケーションです。この製品は、Adobe Experience CloudおよびAdobe Creative Cloudを横断したAdobe WorkfrontFrame.ioAdobe Firefly Services、Adobe Firefly Custom Models、Adobe ExpressAdobe Experience ManagerAdobe Content Analyticsなどのアプリケーションで構成されています。 

Adobe GenStudio for Performance Marketingにより、企業は以下のことが可能になります。 

  • ブランド承認済みのアセットを検索して再活用: 組み込まれたコンテンツリポジトリにより、ユーザーはブランド承認済みのアセット(画像、ロゴ、動画など)を検索して、ソーシャルメディア広告、ディスプレイ広告、バナー、電メールなどのマーケティングコンテンツを作成できます。Adobe Experience Manager Assetsを使用している企業の場合は、双方向の同期により、キャンペーン全体でアセットを簡単に再活用でき、ゼロから作成する必要がありません。 

  • ブランドに沿ったコンテンツの作成とリミックス:マーケティング部門から大量のコンテンツバリエーションの変更や作成を依頼され、その作業がクリエイティブチームにとって大きな負担となっていることがよくあります。Adobe GenStudio for Performance Marketingを使用すれば、マーケター自身が日常的な制作作業を強力なブランドコンプライアンスを確保しながら、セルフサービスで処理し、クリエイティブチームをより価値の高い作業に集中させることができます。ユーザーは、Adobe Fireflyなどツールを使って安全に商用利用できる画像を生成したり、サードパーティの大規模言語モデルを使用してコピーを作成するなど、コンテンツを作成したりリミックスしたりすることができます。 作成したコンテンツをさまざまなオーディエンスセグメント向けに展開すれば、大規模なパーソナライゼーションを推進することができます。 

  • ブランドエクイティの保護:ブランドの構築と定義には毎年数百万ドルが投資されています。 生成AIがコンテンツ制作プロセスを再定義する中、企業には強固なガードレールが必要です。企業はブランドガイドライン(フォント、トーン、チャネル要件)を、あらかじめ定義されたテンプレートとともに、新しいアプリケーションに簡単にアップロードして標準化することができます。AIによるブランドチェック機能は、生成されたコンテンツを自動的に確認し、ブランドのコンプライアンスに違反しているかもしれないコンテンツに注意する必要があることをクリエイティブチームやマーケティングチームに警告します。Adobe Workfrontとのネイティブ統合により実現した、自動化されたマルチステップのレビューワークフローは、コンテンツが外部に配信される前に、さらなる監視のレイヤーを提供します。 

  • キャンペーンのアクティベーション(近日提供予定):コンテンツをMeta、TikTok、Snapなどのソーシャルメディアチャネルに直接投稿したり、Google Campaign Manager 360やMicrosoft Advertisingのプロパティにおけるディスプレイ広告キャンペーンを通じて出稿したりすることができます。今後連携する予定のAdobe Journey Optimizerにより、メールやwebなどの自社チャネルを通じてコンテンツをアクティベーションすることも可能です。新しいコンテンツを自動的にアクティベーションする機能により、広告やマーケティングキャンペーンの配信が迅速化されるほか、トレンドやニーズの変化に応じてコンテンツの内容をリアルタイムで調整することも可能になります。 

  • 実用的なインサイトの取得:顧客の好みは常に変化しており、その変化は日ごと、あるいは時間ごとに起こることも少なくありません。Adobe GenStudioは、ターゲットオーディエンスに響く色、オブジェクト、スタイル、オーディオジャンルなどをピンポイントで特定し、属性レベルのインサイトを提供します。また、ユーザーは、Meta、Microsoft Advertising、Snap、TikTok などのアクティベーションパートナーから直接取得したパフォーマンスインサイトによってキャンペーンのパフォーマンスを総合的に把握し、コンテンツを適宜調整できるようになります。Adobe Journey Optimizer などのAdobe Experience Cloud アプリケーションからのインサイトも取得できるため、あらゆるタッチポイントで顧客エンゲージメントの一貫性を確保できます。 

グローバルテクノロジーのリーダーであるLenovoは、Adobe GenStudio for Performance Marketingベータプログラムに参加しました。Lenovoは多くのチャネルやプラットフォームを通じて顧客とコミュニケーションをとっているため、自社製品と適切なオーディエンスを結びつけるためのハイパーパーソナライゼーションの必要性を認識しています。Lenovoが新しいアプリケーションをどのように活用するかについてはこちらからご覧いただけます。 

テクノロジーパートナーとのコラボレーション 

アドビはテクノロジーパートナーと協力し、Adobe GenStudio for Performance Marketingにアクティベーションとインサイト機能を近々追加する予定です: 

Google Marketing Platformのマネージングディレクターであるスティーブン ヤップ(Stephen Yap)氏は、次のように述べています。「Campaign Manager 360は、質の高い見込み客の創出から認知度の向上まで、webサイト、アプリ、動画コンテンツなど、あらゆる場所でマーケターがターゲットオーディエンスを獲得し、ビジネス目標を達成するのを支援します。適切なオーディエンスに合わせた魅力的なクリエイティブコンテンツは、エンゲージメントを促進する上で重要な要素です。Adobe GenStudio for Performance Marketingは、Googleが提供するあらゆる広告フォーマットで、企業がこれを大規模に実行することを可能にします。」 

Metaの戦略的収益化パートナーシップ担当ディレクターであるシンシア ディン(Cynthia Dinh)氏は、次のように述べています。「生成AIを通じて広告主のクリエイティブの潜在能力を最大化し、制作物を迅速かつ大量に構築できると信じています。アドビとの統合は、広告制作プロセスを企業にとって可能な限りシームレスかつ効率的にするためのさまざまな取り組みのひとつです。」 

Microsoft Advertisingのグローバルパートナーシップおよびリテールメディア担当バイス プレジデントであるリン キョルソ(Lynne Kjolso)氏は、次のように述べています。「生成AIは、より詳細なインサイト、消費者に対するより深いパーソナライゼーション、マーケターにとってのより高い効率性とパフォーマンス、そしてより強力な広告エコシステムを実現する強力なツールです。Adobe GenStudioとの連携により、より幅広いマーケターに相乗効果によるイノベーションをもたらし、質の高いオーディエンスに簡単に、より大きなインパクトでリーチできるよう支援します。」 

Snap Inc.のグローバルビジネス開発、収益、および製品パートナーシップ担当責任者であるアリ ラナ(Ali Rana)氏は、次のように述べています。「Snapchatは、友人と楽しく会話をしたりコンテンツを消費したりする自然な環境において、マーケターが価値の高い、非常に熱心なオーディエンスにリーチするためのダイナミックな方法を提供します。トレンドや市場の状況の変化に応じて広告コンテンツを最適化する能力は、マーケターがビジネス目標を達成する上で重要な要素です。Adobe GenStudio for Performance Marketingにより、ブランドに沿った魅力的な広告体験を迅速かつ簡単に作成できるだけでなく、実用的なエンゲージメントインサイトで支援します。」 

TikTokの収益化および製品パートナーシップ担当グローバルヘッドであるローリー デスタンヴィル(Lorry Destainville)氏は、次のように述べています。「TikTokでは、マーケターが常にインパクトのある成果を上げられるよう支援する方法を模索しています。アドビとのパートナーシップをさらに拡大し、マーケターがパフォーマンスキャンペーン向けにコンテンツを拡張および最適化できるツールを提供できることを嬉しく思います。」 

*出典:米国、オーストラリア、フランス、ドイツ、インド、日本、英国のマーケティング担当者2,841人を対象としたアドビの調査(調査期間:2024年2月27日~3月7日)

「アドビ」について  

アドビはデジタル体験を通じて世界に変革をもたらします。 

アドビに関する詳細な情報は、webサイト( https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html )をご覧ください。 

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会社概要

アドビ株式会社

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URL
https://www.adobe.com/jp/
業種
情報通信
本社所在地
大崎1-11-2 ゲートシティ大崎 イーストタワー19F
電話番号
03-5740-2622
代表者名
中井陽子
上場
海外市場
資本金
1億8000万円
設立
1992年03月