電通総研、製造業向け製品開発支援ソリューション「iQUAVIS(アイクアビス)」に独自開発したAIエージェントを搭載し、技術情報を自動で構造化する新機能を2027年に提供開始へ
- ものづくり技術を共有・再利用できる環境を構築し、技術伝承や暗黙知の形式知化を促進 -
テクノロジーで企業と社会の進化を実現する株式会社電通総研(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩本 浩久、以下「電通総研」)は、製造業向け製品開発支援ソリューション「iQUAVIS(アイクアビス)」に独自開発したAIエージェントを搭載し、2027年1月に技術情報を自動で構造化する新機能を拡充したバージョンアップ版の提供を開始する予定です。
電通総研が2006年より提供する「iQUAVIS」は、自動車、重工、電機精密、医療機器をはじめとする国内大手製造業を中心に、国内外220社超の企業に導入されています。本ソリューションは、製造業の製品企画・構想段階から製品開発情報を一元的に可視化することを通じて、ものづくりの包括的な業務効率化および品質向上を実現します。
今回、電通総研が自社開発した企業向け生成AIソリューション「Know Narrator(ノウナレーター)」の技術や基盤を活用し、AIエージェントが製品技術情報を自動で構造化する新機能を開発します。本機能は、ものづくりに関するさまざまな技術情報をAIエージェントが整理、構造化することにより、製造業における技術伝承の推進や、製品品質マネジメントのさらなる効率化を支援します。
電通総研では、製品開発情報の可視化を推進するにあたり、製品に求められる要求や機能と、それを実現する要素の関係を明らかにし、製品の成り立ち全体を整理・構造化・見える化することを独自の造語「技術ばらし」として定義しています。

■ 背景と課題
近年、AIをはじめとするさまざまなテクノロジーの進展により、製品自体も高機能・高性能化し、製造業におけるものづくりは高度化、複雑化しています。また、団塊の世代やバブル世代にあたる製造業従事者の多くが退職期を迎え、技術継承の断絶や現場の高齢化という深刻な課題が生じています。
こういった背景や課題を踏まえ、電通総研は「iQUAVIS」に独自開発する「技術ばらしAIエージェント」を搭載し、属人化している経験やノウハウ(暗黙知)を誰もが理解・活用できる状態(形式知)に変換することにより、組織全体の共有財産として蓄積する「組織知化の推進」や、「技術伝承のDX化」を実現します。
■ 2027年1月に提供開始予定の「iQUAVIS」の特長と新機能について
1. 製造業の複雑なものづくりに精通したコンサルタントの知見・ノウハウが組み込まれた「技術ばらしAIエージェント」がさまざまな技術情報を自動で整理・構造化
長年、製造業のものづくりに携わってきたコンサルタントの知見・ノウハウを組み込み、独自開発する「技術ばらしAIエージェント」によって、ものづくりにおけるさまざま技術情報(製品に求められる要求や機能とその実現手段である部品の関係や働きなど)を自動で構造化します。
技術基盤には、安心・安全な生成AI環境を企業内に構築する自社ソリューション「Know Narrator」を用い、マルチモーダルRAGによって画像や図表を元にした技術ばらしを実現します。さらに、「マルチRAGエージェント」によってエージェントが役割ごとに作業を分担し、協働して複雑なタスクを処理することで、業務効率化と企業内のデータ活用に貢献します。
2. ものづくり技術を共有・再利用できる環境を構築し、技術伝承を加速
属人化しているものづくりにおける大切な技術やノウハウ、知見をデータ化、整理、構造化することにより、組織で共有・再利用できる環境を構築します。加えて、「技術ばらしAIエージェント」が企業内外の知見を横断的に活用し、新たな提案や示唆を提示します。これにより、暗黙知の形式知化による技術伝承の促進と製品品質向上を実現します。
3. 製品設計の変更や修正への柔軟でスピーディな対応が可能
複雑な要求、機能、部品などの相関や影響など、設計者の思考を見える化し、トレーサビリティを確保できるため、製品設計の変更や修正への柔軟な対応や、変更や修正による影響をスピーディに分析・把握することが可能です。また、高度化・複雑化する製品システムを成功させるため、複数の専門分野にまたがるアプローチであるシステムズエンジニアリングに基づいた製品開発・設計プロセスにおいても、思考の見える化を通じて業務効率化に貢献します。
電通総研は、今後も社会課題や企業課題の解決を支援する自社ソリューションやAIをはじめとする先端テクノロジーの開発・提供と、新たな価値提供に努めます。
<ご参考資料>
・製造業向け製品開発支援ソリューション「iQUAVIS」について
2025年7月16日
電通総研、製造業向け製品開発支援ソリューション「iQUAVIS(アイクアビス)」で「ISO 26262」認証を取得
2025年9月30日
電通総研、AIエージェントプラットフォーム「Know Narrator AgentSourcing」の新機能「マルチRAGエージェント」を年内に提供開始
2025年6月3日
電通総研、企業向け生成AIソリューション「Know Narrator」が「Box」のエコシステムソリューションに登録
■電通総研について https://www.dentsusoken.com
電通総研は、「HUMANOLOGY for the future~人とテクノロジーで、その先をつくる。~」という企業ビジョンの下、「システムインテグレーション」「コンサルティング」「シンクタンク」という3つの機能の連携により、企業・官庁・自治体や生活者を含めた「社会」全体と真摯に向き合い、課題の提言からテクノロジーによる解決までの循環を生み出し、より良い社会への進化を支援・実装することを目指しています。
テクノロジーや業界、企業、地域の枠を超えた「X Innovation(クロスイノベーション)」を推進し、これからも人とテクノロジーの力で未来を切り拓き、新しい価値を創出し続けます。
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