「Study:大阪関西国際芸術祭」サイエンス・アートアワードにて未来を創造するサイエンス・アーティストを決定

~グランプリ・ロート賞を発表~

ロート製薬株式会社

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:瀬木英俊)は、大阪関西国際芸術祭実行委員会が主催する「Study:サイエンス・アートアワード(以下、「本アワード」)」において、64の応募作品の中から、ファイナリスト5組を選出し、7月20日の最終審査におきまして、グランプリ・EU賞・ロート賞を発表いたしました。本アワードは、アートとサイエンスの融合による新しい芸術表現の可能性を追求し、最新テクノロジーを活用した次世代アーティストの発掘・支援を目的としています。当社は、未来に向けてサイエンスの力を活かし、社会課題解決や新たな価値創造に貢献してまいります。

 ■ 「Study:サイエンス・アートアワード」グランプリ決定

グランプリ・EU賞 W受賞:角田 優氏

ロート製薬特別賞 受賞:森 公一氏 + 真下 武久氏

                    

グランプリ・EU賞 W受賞:角田    優氏コメント

僕のこの作品は、「熱」という目に見えない現象を可視化したもので、実は200年前までは熱が“エネルギー”ではなく“物質”と考えられていた歴史があります。彫刻出身で“もの”を扱ってきた自分にとって、熱を物質のように扱えるのではという発想から制作が始まりました。

 これまでにも、放射線やカオスといった見えない物理現象をシミュレーションで可視化する作品を制作してきましたが、すべて目に見えないものを“見えるようにする”ための実験・装置作りが中心で、制作は4畳半のアトリエでの非常に地道な作業です。ですが、現象がふと“見えた”ときの感動や報われた気持ちが制作の原動力になっています。私は色弱なのですが、「見えている世界が共有できなかったけれど、作品を通じてそれができる」と感じたことも大きな意味を持ちました。

 今後も、目に見えない物理現象を可視化する作品を制作していきたいと考えており、この賞を励みにさらに精進していきたいと思います。

森 公一氏+真下 武久氏 コメント

このたびはありがとうございます。我々は、真下武久君と2人で、この20年ほど、こうした分野で作品を作ってまいりました。

最近は「呼吸」というテーマに取り組んでいます。誰もが当たり前にしている呼吸ですが、1分、2分止まれば命に関わる――それほど大切な「呼吸」を使った作品を制作しています。

 一方で、今回の作品では、医療の現場でも活用できるのではないかと考えています。特に最近は、パーキンソン病の患者さんが呼吸をコントロールすることで、自分自身のリハビリテーションに役立てる、という視点でも注目しています。

■背景と思い

当社は、「人を、社会を、明日の世界を元気にする」をパーパスとし、世界中の人々のより良いウェルビーイングな人生の実現に向けて、社会課題に向き合い、長期視点で様々な活動に取り組んでおります。革新的な科学技術は、製品やサービスの開発に留まらず、次世代に向けた新しい価値創造や文化創出に寄与すると考えております。2025年、大阪・関西万博と本芸術祭が同時期に開催することの相乗効果も期待し、大阪・関西の街に、アート・クリエイティブの日常が溢れ、都市の魅力として定着し成長戦略として継承・発展する文化芸術イベントの創造という主旨に共感し、参画するに至りました。

 

 

■「Study:サイエンス・アートアワード supported byロート製薬株式会社」について

サイエンス・アートは、まだ明確な定義はないものの、コンピュータ、プログラミング、AIなどを活用したメディアアートや、遺伝子工学、組織培養、クローニングなどを活用したバイオアートなどの総称です。

サイエンスとアートの融合により、クリエイティブな新たな未来を創造し、社会の課題解決や新たな価値創造に寄与し、「最先端」「先進性」「常識を覆す」といった価値観やクリエイティビティが社会に新しい影響を与えると考えています。

本芸術祭のプログラムの1つとして本アワードを実施し、アーティストや研究者が世界で活躍するための支援を行います。次世代の創造性を育むことを目指すとともに、大阪をアートあふれる街にするための取り組みの一環であり、未来の大阪の発展にも貢献いたします。

<概要>

審査では、サイエンスやテクノロジーを駆使した芸術性、コンセプトの独自性と実現可能性を重視し、ファイナリスト5組を選定します。ファイナリストの方々には、「ファイナリスト展」での作品展示や、国際アートフェア「Study × PLAS: Asia Arts Fair」への参加機会、国内外のアーティストや研究者、来場者との交流やコラボレーションの場も提供いたします。 詳細・最新情報はこちらのURLからご確認ください。

https://osaka-kansai.art/pages/science-art-award

■大阪関西国際芸術祭 2025とは

2025年4月11日から10月13日に開催される、Study:大阪関西国際芸術祭は、「アート×ヒト×社会の関係をStudyする芸術祭」です。「ソーシャルインパクト」をテーマに掲げ、文化芸術による経済活性化や社会課題の可視化を目指しています。大阪・関西万博を見据え、2022年より大阪を舞台に過去3回にわたり検証を重ね、2025年、大阪・関西万博と同時に開催します。会場は、大阪・関西万博会場(夢洲)をはじめ、安藤忠雄氏設計の大阪文化館・天保山、黒川紀章氏設計の大阪府立国際会議場(中之島)、西成・船場地区など、大阪・関西の象徴的な場所で展開します。158カ国が参加し2,820万人の来場者が見込まれるこの機会に、関西発の文化芸術を世界に向けて発信するとともに、ドイツ、韓国、EU(欧州連合)などの機関と連携したアートプロジェクトを通じて、グローバル規模で新たな対話と発見の場を創出します。

URL:https://osaka-kansai.art

 

<大阪関西国際芸術祭に関するお問い合わせ先>

大阪関西国際芸術祭実行委員会(株式会社アートローグ内)

info@artlogue.org
06-6467-8656

 

 

              

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会社概要

ロート製薬株式会社

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URL
https://www.rohto.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
大阪府大阪市生野区巽西1丁目 8番1号
電話番号
06-6758-1231
代表者名
杉本雅史
上場
東証1部
資本金
64億4600万円
設立
1949年09月