ジーンズの聖地・岡山県に住む400人を対象に「ジーンズ」の実態を調査 35.9%が7年以上はき続け、19.8%が仕事着に着用
国産ジーンズ発祥の地・岡山県民のジーンズ愛は強い傾向に
岡山県では、倉敷市・児島地区と井原市を中心に、長年培われた職人の技術とこだわりが詰まったほかにはない高付加価値のデニム製品が生産されており、「デニムの産地」として国内外で高く評価されています。児島地区は国産ジーンズ発祥の地として有名で、江戸時代から続く綿織物の技術が今も受け継がれているほか、児島地区・井原市で生産されるデニム生地は、海外のハイブランドにも採用されています。職人たちの手によって生まれる高品質なジーンズは、伝統を守りながらも新たな技術を取り入れ、世界に誇る存在となっています。
今回、岡山県では、岡山県のデニム文化の現状を把握すべく、県内在住の20代〜50代の男女400名を対象にアンケート調査を実施しました。
【岡山県「ジーンズに関する調査」概要】
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調査期間:2025年2月28日(金)〜3月8日(土)
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調査方法:インターネット調査
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調査対象:岡山県在住の20歳から59歳までの男女400名(各年代男女各50名)
※調査結果を使用される際は、「岡山県調べ」を出典としてご記載ください。
調査トピックス
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岡山県民の所有ジーンズは王道ブランドが上位を占めるものの、岡山生まれのブランドも奮闘!
人気は「ビッグジョン」、「桃太郎ジーンズ」、「ボブソン」
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岡山県民のジーンズ所有率は78.0%。所有本数は「1〜2本」が最多。
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「週1回以上ジーンズをはく」と回答した岡山県民が51.3%。
さらに、岡山県民の19.8%が「デニム製品を仕事着にしている」と回答。
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ジーンズを7年以上はき続けている男性は45.2%!
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女性がジーンズを選ぶ際に最重視しているのは「はいたときのシルエット」。
30代男性はほかの年代に比べて“岡山ブランド”を重視する傾向が明らかに。
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岡山県民の80.0%が「岡山県=国産ジーンズ発祥の地」であることを認知!
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岡山県民の約7割が「全国トップクラスの生産量」を認知し「自慢できる」と回答。

■王道ブランドが上位を占めるも、約1割が岡山生まれのブランドを所有
人気は「ビッグジョン」、「桃太郎ジーンズ」、「ボブソン」の3ブランド

岡山県民の所有しているブランドを調査した結果、「リーバイス」、「エドウィン」といった王道ブランドが上位を占めましたが、岡山生まれのブランドも全体の約1割が所有していることがわかりました。なかでも「ビッグジョン」と「桃太郎ジーンズ」は所有率が高いブランドとなっています。

性別・年代別にみると、年代が上がるにつれて所有率は高い傾向にあります。50代では「ビッグジョン」の所有率が男性19.1%、女性18.0%とほかの年代に比べて群を抜いて高く、「ボブソン」に関しても男性21.4%、女性18.0%と男女問わず所有率が高いことがわかりました。
■岡山県民のジーンズ所有率は78.0%!所有本数は「1〜2本」が最多
20代の所有本数が少なめな一方で、40代女性と50代男性にヘビーユーザーが目立つ。

ジーンズの所有本数については、78.0%と約8割の人がジーンズを1本以上保有している結果となりました。本数は「1〜2本」が48.0%と最も多く、性別、年代で最も高い結果となりました。
性別年代別にみると、20代は「0本」の割合がほかの年代と比べて高い結果となっています。一方で、40代女性と50代男性は「6本以上」が12.0%と、他の年代と比べて高い割合であることがわかりました。
■岡山県民の51.3%が「週1回以上ジーンズをはく」と回答。
さらに、デニム製品を仕事着にしているのは19.8%
ジーンズが日常生活に馴染んでいることが浮き彫りに。


「あなたはジーンズをどのくらいの頻度ではきますか?」という質問に対し、「週に3回以上」が21.5%、「週に1〜2回」が31.7%と、約半数が「週に1回以上はいている」結果に。また、「自分自身を含めて周囲(家族・友人・職場)で、デニム製品を仕事着にしている人はいますか?」の問いには、19.8%が「いる」と回答。岡山県民は日常的にジーンズを着用する人が多いことがうかがえます。
■ジーンズを7年以上はき続けている人は35.9%、とくに男性は45.2%と半数近い結果。
さらに岡山生まれのブランドの所有者は約半数が長年愛用していることが判明。

所有しているジーンズの着用年数については、「7年以上」が35.9%で最多となりました。性別で見ると、男性は45.2%である一方で、女性は26.8%と、男性の方が長期間着用していることがわかりました。女性で最も多かったのは「1~3年」で34.4%。女性は比較的短いサイクルで買い替えていることがうかがえます。
年代別にみてみると、20代は「1〜3年」の割合が最も高く、特に男性は50%と半数がこの範囲に収まり、比較的サイクルが早いことがうかがえます。30代になると「4〜6年」や「7年以上」の割合が増加し、長く着用する傾向がみられました。

また、所有しているジーンズのブランドを軸にみると、岡山生まれのジーンズブランドを所有している方は、実に半数程度が「7年以上」はき続けていることが明らかに。なかでも、「ビッグジョン」の所有者が63.2%と最も長くはき続けている割合が高いことがわかりました。
■女性がジーンズを選ぶ際に重視するのは「はいたときのシルエット」!
30代男性には“岡山ブランド”を重視する傾向がほかの年代より強く見られた。

「ジーンズを選ぶ際に重視するポイント」は「価格」の57.1%が最多で、次いで「はき心地」が53.5%となりました。性別年代別でみると「はいたときのシルエット」を選んだ男性が33.6%に対し、女性は66.9%と倍近い差がみられました。一方で「ブランド」を重視する割合は男性が23.2%であるのに対し、女性は6.4%でした。デニムを選ぶ際のポイントとして、女性は見た目(シルエット)を、男性はブランドを重視する傾向があり、男女差が顕著に現れる結果となりました。また、30代男性における「岡山県発祥のブランドであること」の重視度は8.1%となっており、ほかの年代・性別と比べて高い結果となりました。
■県民の80%が「岡山県=国産ジーンズ発祥の地」であることを認知!
岡山県のデニム生産量が全国トップクラスであることを知っているのは全体の72.5%。



「岡山県が『国産ジーンズ発祥の地』であることを知っていましたか?」という質問に対して、80.0%が「知っている」と回答。また、「岡山県がデニム製品の生産量で全国トップクラスであることを知っていましたか?」という質問にも、72.5%が「知っている」と回答しました。
「あなたは岡山県のデニム文化について自慢できると思いますか?」という質問に対しては72.0%が「はい」と回答。岡山県民にはデニム文化が浸透しているとともに理解が深く、デニム文化を誇りに思っていることがうかがえます。
■国産ジーンズ発祥の地・岡山県の“デニムに染まる”2大ストリート
【児島ジーンズストリート】
国産ジーンズの聖地・児島にある「児島ジーンズストリート」。
「旧野﨑家住宅」から野﨑の記念碑までの約400mの通りに地元ジーンズメーカーが軒を連ねており、こだわりの国産ジーンズショップが集まる人気スポットとして知られています。世界に誇る「ジャパンデニム」のオリジナリティーあふれるジーンズが購入できることから、海外からの観光客も多く訪れます。周辺にはカフェも多く、1日中楽しめるエリアです。

【倉敷デニムストリート】


美観地区にあるジーンズづくしのスポット。倉敷の児島地区が国産ジーンズ発祥の地であることにちなみ、児島産のデニム製品やデニム製の小物雑貨、装飾品などを取りそろえています。関連するグルメも豊富にあり、テイクアウトコーナーでは青系の色に仕上げたインパクトある見た目の「デニムソフト」(ラムネ味)や「デニムまん」、「デニムバーガー」など、デニムをモチーフとした軽食を販売。食べ歩きにもぴったりです。
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