「メルカリ」トレンド通信　台湾版の「メルカリ（美露可利）」、サービス開始から1年で登録者数30万人突破！日本発キャラクターグッズ、ファッションブランドが人気

〜台湾検索数ランキング1位は「ちいかわ」、台湾男性のファッションブランド取引数1位は「吉田カバン」〜

株式会社メルカリ

2025年8月25日 10時10分

2024年8月29日から台湾でサービスを開始したWeb版「美露可利」（読み方、メルカリ。以下「美露可利」）（※1）は、まもなく1周年を迎えます。台湾のお客さまに支えられて、現在の「美露可利」は、登録者数30万人を突破しました（※2）。今回のニュースレターではデータをもとに台湾のお客さまの利用動向を分析した「美露可利」トレンド通信をお届けします。　

※1:メルカリ、越境取引を通じて台湾へ進出 https://about.mercari.com/press/news/articles/20240829_crossborder/

※2:2025年8月4日時点

約3件に1件の取引が「キャラクターグッズ」
年代別では10代~40代と70代利用者の購入カテゴリー1位は「ゲーム・おもちゃ・グッズ」

サービス開始以来(約1年間)の取引データを調べたところ、2024年8月29日から2025年6月30日の期間中で取引量が最も多いカテゴリー（※3）は「キャラクターグッズ」で全取引の29%となり、「美露可利」の取引の約3件に1件を占めることがわかりました。次に取引量が多いカテゴリーは「ファッション」（女性ファッション8%+男性ファッション7% 計15%）となりました。

※3: 「美露可利」取引を元に算出、中カテゴリー対象、統計期間：2024年8月29日~2025年6月30日

また、年代別購入カテゴリーを調べたところ、10~40代と70代以上は、「ゲーム・おもちゃ・グッズ」が1位、50代と60代では「ファッション」が1位という結果となりました。（※4）（※5）

※4:「美露可利」取引を元に算出、大カテゴリー対象、対象期間：2024年8月29日〜2025年6月30日

※5: 複数のカテゴリで購入経験がある場合は、それぞれのカテゴリで集計。年齢は自己申告によるものです。

「美露可利」検索キーワードランキングTOP5
直近の約半年間で、最も検索されたキーワードは「ちいかわ」

「美露可利」でのキーワードごとの検索数を調べ、「検索キーワードランキングTOP5」をまとめたところ（※6）、キャラクターや漫画・アニメ関連のキーワードが上位5位中4つランクインする結果となりました。
検索キーワードランキングは「ちいかわ」が1位を獲得。「ちいかわ」をテーマに23日間にわたって高雄市で開催されたイベント「2025 Kaohsiung Wonderland」では、延べ600万人以上の来場を記録するほどの人気があり、その人気の高さが「美露可利」からも伺えます。
2位はファッションブランド「Vivienne Westwood」となりました。台湾では、「Vivienne Westwood」の人気が非常に高く、世界に数店舗しかない「Vivienne Westwood cafe」も展開されています。この同ブランドに対する高い関心が、検索数の多さにつながっていると考えられます。
3位にランクインした「にしむらゆうじ」は、「ごきげんぱんだ」などの人気キャラクターを生み出したクリエイターです。「にしむらゆうじ」のLINEスタンプが台湾のSNSで注目されたり、「ごきげんぱんだ」の職場や仕事に関する内容や、「ラブラビット」の恋愛に関する内容が「みんなの本音を代弁している」として人気を集めているようです。

※6:「美露可利」取引を元に算出、対象期間：2025年2月14日〜2025年8月10日

「美露可利」ファッションブランドランキングTOP10
日本発のブランドが、男性ランキングでは半分、女性ランキングでは4つランクイン！

次に、「美露可利」におけるファッションブランド毎の取引数を男女別で調べました。（※7）

男性の取引数ランキングを見ると、日本に関連するブランドが上位10位の半分を占める結果となりました。
具体的には、日本の鞄メーカー「吉田カバン」が1位を獲得。耐久性と美しさ、実用的な機能性を兼ね備えてるとして人気です。台湾でも購入機会はあるものの、現地で購入できないモデルもあることから「美露可利」での注目度も高いことが考えられます。その他にも、4位に「UNIQLO」、7位に「Needles」、8位に「THE NORTH FACE」の日本限定コレクション「THE NORTH FACE PURPLE LABEL」、9位に「CITIZEN」がランクインしています。

女性の取引数ランキングでは、日本のブランドがトップ10に4つランクインしました。
具体的には、日本発で、20～30代女性に人気のレディースブランド「Snidel」が7位、ISSEY MIYAKEが手掛ける「PLEATS PLEASE」が8位、「UNIQLO」が9位、そして小嶋陽菜さんがクリエイティブディレクターを務める「Herlipto」が10位となりました。
これらのことから、日本発のブランドが台湾でも広く求められていることがわかります。また、日本では古くから「モノを大切にする文化」が根付いているため、二次流通市場に出回る中古品の状態が非常に良好です。日本で出品された状態の良い中古品『ユーズド・イン・ジャパン』が台湾の消費者に人気を博していると考えられます。