【11月1日は古典の日】平野啓子さんらの美しい朗読で古典を身近に。小学館『日本の古典をよむ』シリーズ(全20作品)をオーディオブックとして配信開始

第1回配信は『源氏物語 上』『枕草子』『万葉集』『平家物語』『おくのほそ道 芭蕉・蕪村・一茶名句集』の5作品

株式会社オトバンク

オーディオブック書籍ラインナップ数No.1(※1)の「audiobook.jp」を運営する株式会社オトバンク(本社:東京都文京区、代表取締役社長:久保田裕也、以下「オトバンク」)は、11月1日「古典の日」から、小学館『日本の古典をよむ』シリーズ(全20作品)のオーディオブックを順次配信いたします。第1回配信は、『源氏物語 上』『枕草子』『万葉集』『平家物語』『おくのほそ道 芭蕉・蕪村・一茶名句集』の5作品。本作品の朗読には、アナウンサーの平野啓子さん、葛西聖司さん、野間脩平さんなど、文学作品の朗読に熟達した実力者が参加しています。日本語の美しい響きにふれながら古典の魅力を再発見できる作品です。

※1. 日本マーケティングリサーチ機構2023年11月調べ。日本語オーディオブック書籍ラインナップ数調査。

■11月1日は「古典の日」。何百年にもわたって読み継がれてきた古典を音声化!

現在大河ドラマで注目される「源氏物語」。「古典の日」は、「源氏物語」の存在が記録上確認できるもっとも古い日付が寛弘5年(1008年)11月1日であることに由来します。

「古典の日」をきっかけに日本の素晴らしい古典文学を身近に感じていただきたいと、2007年から09年にかけて刊行した小学館『日本の古典をよむ』(全20冊)シリーズのオーディオブックを、2024年11月1日より順次リリースいたします。


同シリーズは、主要な古典文学作品三十数作品を小学館「新編日本古典文学全集 全88巻」よりセレクト、それぞれの著名な場面を抄出して「現代語訳+原文」で構成したものです 。さらに懇切丁寧な解説も加わった本シリーズは、古典文学ビギナーにとっての格好の入門書として受け入れられてきました。

このたび、これら何百年にもわたって読み継がれてきた作品を順次音声化。音声で聴くことによって、日本語の美しい響きにふれながら古典の魅力を再発見できる作品となっています。

■ナレーションにはアナウンサーや声優、古典芸能の演者も参加!

ナレーションは、平野啓子さん、葛西聖司さん、河野景子さん、阿部知代さん、野間脩平さんなど文学作品の朗読に熟達したアナウンサーや声優が担当。さらに、観世三郎太さん(能楽)、豊竹芳穂太夫さん(文楽)、林家つる子さん(落語)、一龍斎貞鏡さん(講談)など、古典芸能の演者も参加予定です 。


また、原本と同じ構成の〔原文+現代語訳〕、原文部分を集めた〔原文編〕、現代語訳部分を集めた〔現代語訳編〕の3バージョンを用意しましたので(巻によっては2バージョン)、原文だけを聴いて楽しみたい、現代語訳でおおよその内容をつかみたい、といったニーズにも対応し、中高生の古文学習などにも使い勝手のよいものとなっています 。


第1回配信は、『源氏物語 上』『枕草子』『万葉集』『平家物語』『おくのほそ道 芭蕉・蕪村・一茶名句集』の計5作品。古典文学の豊饒な世界をお楽しみください!

■出演者コメント

平野啓子さん

平野啓子さんコメント

平安時代きっての女性作家、清少納言の『枕草子』、紫式部の『源氏物語』。

『枕草子』は、冒頭の「春はあけぼの」で早速「をかし」の連続。また、宮中の生活が短文で綴られ、ほんわかした文章ながらも、寸鉄人を刺すような小気味よさがあります。

『源氏物語』は、何行にもわたる長文で綴られた長編物語。「愛と罪」が、壮絶な宮廷政治の構造の中で展開していきます。

2作とも、卓越した豊富な言い回し、随所に登場する和歌。漢籍、和書の教養。

難解といわれますが、朗読すると、音の運びがとても面白く、まるで目の前に立ち現れるよう。主語がなくてもだれの台詞かわかるのも、声ならではの魅力です。現代文朗読との交互収録で、響きの違いも面白く、わかりやすいです!

基本の声のトーンや、場面ごとの雰囲気づくりの匙加減など、小学館さん、オトバンクさん、私とで、綿密に打合せをして収録に臨みました。

宮中文化へのロマンと今も変わらぬ人間模様を2作まるごとお楽しみください。

葛西聖司さん

葛西聖司さんコメント

能楽、人形浄瑠璃、そして歌舞伎・・古典芸能には源平の合戦をテーマにした作品が数多い。なかでも、安徳帝は女帝、維盛はすし屋で奉公し、知盛は断崖から入水など奇想天外な「義経千本桜」という浄瑠璃がある。それから文楽、歌舞伎が生まれた。原作の「平家物語」という宝の山のおかげだ。

その原文を声にすると、劇画やドキュメント映像のように場面が立ち上がってきた。与一の矢は「よッぴいて、ひようど放つ」その鏑矢は扇の要を「ひィ ふっとぞ 射きったる」この秀逸な擬音表現。

「山鳩色の御衣にびんずら結わせ給いて、御涙におぼれ、小さく美しき御手を合わせ・・・」安徳帝の最期の神々しさが眼前、声もしめりそうになった。

わたしは「読む」のではなく、あくまで「語る」気持ちで取り組んだ。琵琶法師が語ったように耳で聞く歴史語りだと実感したからである。

野間脩平さん

野間脩平さんコメント

『おくのほそ道 芭蕉・蕪村・一茶名句集』を読んで、とても楽しく勉強になりました。

この『日本の古典をよむ』シリーズの特徴として、現代文が先についているということがあります。

いくつかの名句は断片的に記憶の中に刻み込まれていましたが、現代文で先に聞けることにより、その旅の流れ、どういう旅をしてどう行き着いたかというのがよく理解でき、多少ハードルの高さを感じている人にとっても聞きやすいのではないでしょうか。

また、松尾芭蕉だけでなく、蕪村・一茶の名句も収録されており、偉大な俳人たちの作品の醍醐味を一度に感じられます。

日本の古典の良さを身近に感じられるオーディオブックになっているのではないかと思います。

■作品紹介

万葉集(日本の古典をよむ4)
  • 作品名: 万葉集(日本の古典をよむ4)〔原文+現代語訳〕〔原文編〕

  • 校訂・訳:小島憲之・木下正俊・東野治之・出版社: 小学館

  • ナレーター: 小幡研二、原きよ

  • 単品購入価格:〔原文+現代語訳〕2,475円(税込)/〔原文編〕963円(税込)

  • 配信URL:

  • 配信開始日: 2024年11月1日

  • 作品紹介:飛鳥時代から奈良時代中期までの歌を集めた約4500首、全20巻の歌集。代表的歌人は額田王、柿本人麻呂、高市黒人、山部赤人、山上憶良、高橋虫麻呂、大伴旅人、大伴家持など。古くより愛唱されてきた名歌約300首を収録。

枕草子(日本の古典をよむ8)
  • 作品名: 枕草子(日本の古典をよむ8)〔原文+現代語訳〕〔原文編〕〔現代語訳編〕

  • 著者:清少納言

  • 校訂・訳:松尾聰・永井和子

  • 出版社: 小学館

  • ナレーター: 平野啓子、目黒光祐

  • 単品購入価格:〔原文+現代語訳〕2,475円(税込)/〔原文編〕963円(税込)/〔現代語訳編〕1,375円(税込)

  • 配信URL:

  • 配信開始日: 2024年11月1日

  • 作品紹介: 平安中期に清少納言によって書かれた随筆。独自の視点と鋭敏なセンスで、一条天皇の中宮定子に仕えた宮中での体験、また、自然や人生などさまざまな事柄に対する感慨を綴ったもの。本書は、全三百余段から、著名な章段84段を収録。

源氏物語 上(日本の古典をよむ9)
  • 作品名: 源氏物語 上(日本の古典をよむ9)〔原文+現代語訳〕〔原文編〕〔現代語訳編〕

  • 著者:紫式部

  • 校訂・訳:阿部秋生・秋山虔・今井源衛・鈴木日出男

  • 出版社: 小学館

  • ナレーター: 平野啓子、目黒光祐

  • 単品購入価格:〔原文+現代語訳〕2,475円(税込)/〔原文編〕963円(税込)/〔現代語訳編〕1,375円(税込)

  • 配信URL:

  • 配信開始日: 2024年11月1日

  • 作品紹介: 平安中期に紫式部によって書かれた五十四帖からなる長編物語。上巻には、主人公光源氏が藤壺との過ちに苦悩しつつ、さまざまな女性との愛を重ね、准太上天皇に上り、栄華を極めるまでの、桐壺巻~藤裏葉巻を収録。

平家物語(日本の古典をよむ13)
  • 作品名: 平家物語(日本の古典をよむ13)〔原文+現代語訳〕〔原文編〕〔現代語訳編〕

  • 校訂・訳:市古貞次

  • 出版社: 小学館

  • ナレーター: 葛西聖司、北原久仁香

  • 単品購入価格:〔原文+現代語訳〕2,475円(税込)/〔原文編〕963円(税込)/〔現代語訳編〕1,375円(税込)

  • 配信URL:

  • 配信開始日: 2024年11月1日

  • 作品紹介: 平家一門の興亡を描いた軍記物語の最高傑作。繁栄の頂点を迎えた平家の人々が、盛者必衰のことわりどおりに、滅亡を運命として受け入れ死に赴くさまを描いた物語。巻第一から巻第十二までの各巻と灌頂巻から著名な章段51段を選んで収録。

おくのほそ道 芭蕉・蕪村・一茶名句集(日本の古典をよむ 20)
  • 作品名: おくのほそ道 芭蕉・蕪村・一茶名句集(日本の古典をよむ 20)〔原文+現代語訳〕〔原文編〕〔現代語訳編〕

  • 著者:松尾芭蕉・与謝蕪村・小林一茶

  • 校訂・訳:井本農一・久富哲雄・堀信夫・山下一海・丸山一彦

  • 出版社: 小学館

  • ナレーター: 野間脩平、一木千洋

  • 単品購入価格:〔原文+現代語訳〕2,475円(税込)/〔原文編〕963円(税込)/〔現代語訳編〕1,375円(税込)

  • 配信URL:

  • 配信開始日: 2024年11月1日

  • 作品紹介: 「おくのほそ道」は、松尾芭蕉によって書かれた俳諧紀行文の代表作で、全文を収録。「名句集」は、松尾芭蕉・与謝蕪村・小林一茶の三大俳人の秀句約260句を解説。

【オーディオブックに関するご取材】

株式会社オトバンク 広報室 メール: pr@otobank.co.jp

その他お問い合わせはこちらまで: https://www.otobank.co.jp/contact/

■音声コンテンツ企画制作事業「スタジオ オトバンク」について

スタジオ オトバンクは、株式会社オトバンクが設立した音声コンテンツ企画・制作の専門部門です。数万点の制作実績を基に、Podcast、音声ドラマ、音声広告など多様なジャンルで、企画から制作、配信まで一貫したサービスを提供。業界の垣根を越えたパートナーシップを通じて、革新的な音声コンテンツの創出に努め、企業ブランディングや新たなエンターテインメントの可能性を追求しています。

お問い合わせ:https://tayori.com/form/1e4ffd8ab1cc17dee07ad08a56cca59c7d6b4fcc 

■オーディオブックとは

オーディオブックとは、ナレーターや声優が本を朗読した「聴く本」です。耳だけで読書を楽しめるため、文字を読むのが難しい方のほか、ランニング中、電車や車での移動時間、家事の最中など、生活のあらゆるシーンで「ながら読書」を楽しめます。

近年、スマートフォンやワイヤレスイヤホンの普及で音声コンテンツの利用環境が急速に整ったことや、定額で様々な作品が聴き放題となるサブスクリプションプラン導入などを背景にオーディオブックの利用者が急増。現在、オーディオブックは、紙、電子書籍に続く、第3の書籍として広がりつつあります。

【参考】オーディオブック制作の様子からおすすめ作品までわかる!「まるわかり!オーディオブック」 https://bit.ly/3Xg8mFJ 

■audiobook.jp(オーディオブックジェイピー)

株式会社オトバンクが運営する、日本最大級のオーディオブック配信サービスです。

2007年より配信を開始した「FeBe」からリニューアルし、2018年3月よりサービスを開始。オーディオブックのカテゴリー普及に向けてプラットフォームの拡大を目指します。 2022年6月に会員数が250万人を突破。 https://audiobook.jp/ 

【サービス概要】

・サービス名称:「audiobook.jp」

・サイトURL:https://audiobook.jp/

・App Storeページ:https://app.audiobook.jp/ios

・Google Playページ:https://app.audiobook.jp/android

・料金体系:

聴き放題プランは、月額1,330円(税込)。入会から2週間は無料でご利用いただけます。

個別購入は作品ごとの購入が可能。(※単行本書籍とおよそ同価格帯(1,200円~1,500円)での配信が中心。)

■株式会社オトバンク(本社:東京都文京区、代表取締役社長:久保田裕也)

音声コンテンツを中心とした事業を展開し、「聞き入る文化の創造」「目が不自由な人へのバリアフリー」「出版文化の振興」の達成を目指している、日本最大級の配信数を誇るオーディオブックカンパニーです。500社以上の出版社様と提携し、主な事業として、日本最大級のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」でのオーディオブック販売をはじめ、オンラインブックガイド「新刊JP」(https://sinkan.jp/ )を中心とした書籍プロモーション事業も行っています。

https://www.otobank.co.jp/ 

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