ARグラス向けディスプレイモジュールと空間認識エンジンを開発するCellid株式会社へ追加出資
グローバル・ブレイン株式会社(以下、グローバル・ブレイン)は、運営する京セラベンチャー・イノベーションファンド1号を通じて、AR*1グラス用ディスプレイおよび空間認識エンジンの開発を行うCellid株式会社(本社:東京都港区 / 以下、Cellid)へ追加出資を実行したことをお知らせいたします。

Cellidは、広視野かつ軽量のウェイブガイドを兼ね備えたARグラスの設計・開発を実現する、世界最先端の技術力をもつ日本発のスタートアップです。昨年11月には光学シースルーで軽量なウェイブガイドを採用したリファレンスデザイン発表しています。今後はARグラスを活用した新しいビジネスや業務の課題解決に向けたソリューション展開を推進し、AR市場全体の拡大を世界中の様々なパートナーとともに加速していく予定です。
昨今の生成AIの台頭によりARグラスはさらに進化を遂げており、国内外でARグラスの開発が加速するとともに、スマートフォンやスマートウォッチのような身近な存在としての活用も進みつつあります。しかしながら、普通の眼鏡のように軽量で、広視野角、高輝度、高解像度などの性能を実現する技術開発は難易度が高く、課題となっています。
Cellidは、薄型で軽量なウェイブガイドと広視野角に対応するマイクロプロジェクターなど主要コンポーネントに関する高度な技術を有しており、主に日常生活で使用できる軽量でデザイン性に優れたARグラスの開発を目指しています。同社が開発するARグラスは、医療やエンターテインメントなど様々な分野において、業務効率化や遠隔作業などの活用が見込まれており、従来の課題を解決できる技術として今後ますます普及する可能性を秘めています。Cellidはこの強みを活かし、ARグラスメーカーだけでなく、エンタープライズ向けやコンシューマー向けなど、様々なクライアントに向けて技術を提供することで、AR市場そのものの成長を自ら推進するべく活動しています。
グローバル・ブレインは、拡大するARソリューション市場で優位性を維持し成長を続けるCellidの高い技術力、組織力および実績を評価し、今回の追加出資を決定いたしました。本出資を通じた事業展開・製品開発など、今後も一層の成長に向けた支援を行ってまいります。
※なお、2022年12月に「EP-GB投資事業有限責任組合」および「東急建設-GBイノベーション投資事業有限責任組合」の2つのファンドを通じた出資実行を発表しています。
https://globalbrains.com/posts/invested-in-cellid
*1 Augmented Reality: 拡張現実
■Cellidについて
会社名 Cellid株式会社
所在地 東京都港区六本木4-8-6
代表者 白神 賢
設立日 2016年10月
事業内容 ARグラス向けディスプレイモジュールおよびビジュアルSLAMの製造・販売
■京セラベンチャー・イノベーションファンド1号について
登記上の名称 KVIF-Ⅰ投資事業有限責任組合
無限責任組合員 グローバル・ブレイン株式会社
運用総額 4千万米ドル規模
運用期間 10年間
有限責任組合員 京セラ株式会社
投資対象 環境・エネルギー、情報通信、医療・ヘルスケア、モビリティ、材料技術、AI含むソフトウェア、航空・宇宙・防衛、半導体、核融合
■グローバル・ブレインについて
会社名 グローバル・ブレイン株式会社
所在地 東京都渋谷区渋谷二丁目17番1号
代表者 代表取締役社長 百合本 安彦
設立日 1998年1月
事業内容 ベンチャーキャピタル事業
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