テレマティクス自動車保険アプリを活用した観光促進と交通事故削減に関する共同実証実験を開始
MS&ADインシュアランス グループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(代表取締役社長:新納 啓介、以下「あいおいニッセイ同和損保」)、公益社団法人岡山県観光連盟(会長:石井 清裕、以下「岡山県観光連盟」)、一般社団法人岡山県レンタカー協会(会長:梶谷 俊介、以下「岡山県レンタカー協会」)、株式会社ナビタイムジャパン(代表取締役社長:大西 啓介、以下「ナビタイムジャパン」)(以下、4者)は、岡山県内における外国人観光客の周遊促進と交通事故削減を目的に、あいおいニッセイ同和損保が提供するテレマティクス自動車保険の契約者向けアプリを活用した実証実験を、2025年5月より開始します。

1.本実証実験の背景
豊かな自然や歴史的な観光地が多い岡山県では、交通アクセスが良く観光地として知名度が高い県南部に外国人観光客が集中しており、県中北部など県内各地への誘客が課題となっています。また、県内各地への移動には、レンタカーの利用が便利である一方、日本の交通ルールや道路標識に対する理解不足や、知らない土地での不慣れな運転を起因とした外国人観光客による事故の発生※1も課題となっています。
これらの課題解決に向け、4者は、あいおいニッセイ同和損保がテレマティクス自動車保険「タフ・見守るクルマの保険NexT」の契約者向けに提供するアプリ※2をベースに、レンタカーを利用する外国人観光客向けにカスタマイズした「レンタカー版NexTアプリ」を開発しました。
この「レンタカー版NexTアプリ」を活用した実証実験を2025年5月から3か月間実施すると共に、収集したデータ等を活用した効果検証により、観光客の県内周遊促進と交通事故削減を目指します。
※1 出典:公益財団法人交通事故総合分析センター イタルダインフォメーションNo132
※2 スマートフォンから取得する走行データ(位置情報や車両速度等)に基づく安全運転度合いのスコア化や運転診断レポート、カーナビ機能などを提供
リリース:スマートフォンのみで利用できるテレマティクス自動車保険「タフ・見守るクルマの保険NexT」を発売
2.取り組みの概要
本実証実験では、岡山県内のレンタカー事業者※3の岡山空港店でレンタカーを利用する外国人観光客に以下の機能を搭載した「レンタカー版NexTアプリ」を提供します。本アプリは基本機能を英語で提供します。
※3 株式会社トヨタレンタリース岡山、平成レンタカー株式会社、株式会社岡山マツダ、ニッポンレンタカー中国株式会社
【目指す姿】

【本実証実験の概要と各者の役割】

【主な機能】


① |
安全運転診断機能 |
レンタカーの運転状況をリアルタイムに診断・スコア化し、ドライバーに提供します。 ドライバー自身が運転を振り返ることで、次の運転に生かすことができます。 |
② |
交通ルールのクイズ機能 |
外国人観光客が間違いやすい日本の交通ルールをクイズ形式で出題し、日本の交通ルールの知識を深め、交通事故削減につなげます。 |
③ |
おすすめ観光コース機能 |
複数のモデルコースから観光スポットの写真や見どころを確認し、行きたい観光コースを選ぶと、カーナビゲーションの目的地に反映され、すぐにドライブに出発できます。認知度の低い観光スポットへの誘客と、岡山県観光のUX向上を実現します。 |
④ |
カーナビゲーション機能 |
地図表記(道路名や交差点名等)、スポット検索(駐車場・ガソリンスタンド検索等)、ナビゲーション中の画面と音声案内などを英語で提供し、外国人観光客が安全に目的地に移動できるよう、サポートします。 |
3.今後の展望
4者は、「レンタカー版NexTアプリ」による岡山県の周遊状況や安全運転状況を検証し、有用であることが確認できた場合、2026年度を目処に「レンタカー版NexTアプリ」を活用した外国人観光客の誘客に資する観光DX施策および交通事故削減策の他地域への展開を目指します。
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