日本の文化とものづくりを学ぶ研修プログラムで訪日のインドの大学院生21名を招いた小屋名工場見学ツアーを開催

貝印株式会社

グローバル刃物メーカーの貝印株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼COO:遠藤 浩彰)は、 2023年7月12日(水)にインドの大学院生(Welingkar Institute of Management/BML Munjal University)21名が来日し日本の技術や文化を学ぶ研修プログラムの一貫として、生産拠点となっているカイ インダストリーズ株式会社 小屋名工場の見学ツアーを開催しました。

  • 工場見学ツアー 開催背景/実施概要

 貝印インド(カイ・マニュファクチュアリング・インディア有限会社、代表:パンディア・ラジェシュ)は、日印政府のイニシアチブによるインドの製造業における人材教育プロジェクト「日本式ものづくり学校(JIM:Japan-India Institute for Manufacturing)」の認定を2022年4月に経済産業省より受け、積極的に人材育成に取り組んでいます。今回、同プロジェクトをきっかけとし、日本のものづくりの技術や文化を間近で見て触れて、体感する機会を提供し、岐阜県関市とインドを繋ぐ架け橋となる役割を果たしたいと考え、工場見学の実現に至りました。


 このたびの1週間にわたる来日プログラムは、エンジニアのバッググラウンドを持つリーダーの育成を目的としており、参加学生は家業が製造業に従事している“ファミリープログラム”とエンジニアリングを勉強している両学校の学生のなかより公募形式によって選出されました。


【小屋名工場見学ツアー 概要】

・日程:2023年7月12日(水)

・場所:カイ インダストリーズ株式会社 小屋名工場(〒501-3992 岐阜県関市小屋名1110)

    https://www.kai-group.com/global/about/map_kai_industries.html

・参加学校:Welingkar Institute of Management https://www.welingkar.org/ 

      BML Munjal University https://www.bmu.edu.in/ 

・参加学生数:21名

 ・内容:会社概要説明、工場見学(カミソリ、医療器製品の製造工程の紹介)など


  • 当日の様子

 カイインダストリーズ株式会社 小屋名工場へ到着した学生21名の皆さまを笑顔で出迎え、まずはじめにオリエンテーションとして、カイインダストリーズ株式会社 監査役 山田克明より、刃物の話と本年で115周年を迎える貝印の創業から現在に至るまでの歴史や商品の変遷、工場が位置する岐阜県関市についてなどを説明。特に、今回見学する工場が生産拠点となっているカミソリについてを詳しく話し、「このあとぜひじっくりと工場を見学して欲しい」とエールを送りました。

山田の説明を受ける参加学生の皆さん山田の説明を受ける参加学生の皆さん

小屋名第一工場の説明に耳を傾けている様子小屋名第一工場の説明に耳を傾けている様子

 今回はカミソリの生産拠点である第一工場と医療用メスなどの生産拠点となる医療器工場の小屋名工場全体を見学。カミソリ刃の検品箇所では、いつも実際に作業て使用している検品用の顕微鏡を覗く体験を実施。普段は見ることが出来ない貴重な機会に、何度も顕微鏡を覗く姿が見受けられました。また母国にはない製造工程や機械の仕組みなどに驚き、熱心にメモを取り、積極的に質問する姿が印象的でした。製造工程を確認したあとは商品展示スペースに移動し実際に完成した商品を回覧。日本の技術の緻密さと正確が結集したカミソリや包丁、医療用メスの実物を目の当たりにし、日本の技術力とメイド・イン・ジャパンの魅力を感じ取っていただく時間を過ごし、今回の工場見学ツアーは幕を閉じました。

カミソリ刃の検品作業を実際に体験している様子カミソリ刃の検品作業を実際に体験している様子

商品展示を興味津々に回覧商品展示を興味津々に回覧

  • 工場見学を終えた参加者の感想

【参加学生:ジェーン ソラブさん】

 各工程・検査の部分が非常に細かく設定されていて、さすが“メイド・イン・ジャパン”だと感じました。本体が小さい商品にも関わらず、ここまでこだわって造っていることを世界中の方に知って欲しいと強く思います。

 今回日本に来て感じたことは「日本の方の丁寧さ・優しさ」です。英語が話せなくても助けようとしてくれる、その姿勢に感銘を受けました。大切な経験として母国インドへ持ち帰りたい1つのエピソードです。さらに時間に対する真面目な考え方と、何かを作ると決めた時のやり遂げるマインドも非常に勉強になりました。


【大学院教授:サルンケ ウデさん】

 日本はものづくりの国と感じており、学生に間近で見て学んで欲しいという強い想いから、今回の訪日プログラムを実施しました。日本の方の素敵ところは、どんな立場の人であっても、人と向き合う際にその立場を見せずに接するところだと感じ、これは人として大切なことだと学生にも気がついて欲しいと思います。今後インドも経済が発展し変革が訪れと思いますが、この日本の方の姿勢を忘れずに母国に持ち帰ってもらたら嬉しく思います。


  • 貝印インド 担当者のコメント

【貝印株式会社:茅野昂より】

 皆さん、非常に興味深く工場見学に参加いただき、嬉しく思っています。現在、インド工場でも「日本式ものづくり学校」というプロジェクトにて、日本のものづくり体験を行っていただく研修プロジェクトへ参画しており、このご縁から今回の工場見学ツアーが実現しました。

 今後もこのような活動を継続していくことで、貝印がインドと関市の架け橋の役を担っていきたいと考えています。


  • 貝印株式会社

 1908年、刃物の町として有名な岐阜県関市に創業。現在、生活に密着した刃物を中心とするカミソリ、メンズグルーミング、ツメキリなどの身だしなみやビューティーケア、包丁をはじめとする調理・製菓、医療用など1万アイテムにもおよぶ商品を展開し、商品の企画開発から生産、販売、物流までの一連を行っているグローバル刃物メーカー。

本社:東京都千代田区岩本町3-9-5

代表取締役社長兼COO 遠藤 浩彰 https://www.kai-group.com


本件に関する読者の皆様からのお問い合わせ先
貝印株式会社 お客様相談室
〒101-8586 東京都千代田区岩本町3-9-5
TEL:0120-016-410 (フリーアクセス・ひかりワイド)
https://www.kai-group.com

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会社概要

貝印株式会社

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URL
https://www.kai-group.com
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区岩本町3-9-5
電話番号
0120-016-410
代表者名
遠藤浩彰
上場
未上場
資本金
-
設立
1908年06月