【支援募集】静岡県立美術館クラウドファンディング 「次世代へつなぐ!静岡県立美術館 アートとみどりの散歩道 再生プロジェクト」
静岡県立美術館へと続く、アートとみどりの散歩道「彫刻プロムナード」。
そこでは、四季折々の花々とともに、貴重な彫刻作品が、開館当初から世代を超えて訪れた人を楽しませています。
しかし、開館から38年が経過し、彫刻の塗装の剥落や腐食、さびなどの損傷が目立ち、草木の手入れも十分に行き届かなくなっています。その修復には、高度な技術と多額の費用が必要です。
美しい彫刻プロムナードの姿をよみがえらせ、次世代に受け継いでいくため、皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
●実施期間
8月2日(金)から10月30日(水)
貴重な彫刻作品をよみがえらせたい!
彫刻プロムナードの作品は、作品の素材や制作方法によって、メンテナンスの仕方や劣化の進行速度が異なります。今回のプロジェクトでは、特に損傷がひどくなってしまった2点を修復します。
トニー・スミスの《アマリリス》(1)は、マットな黒が印象的な幾何学形態の彫刻作品です。作品の周りを回ると構成が絶えず変化して見え、開館以来、鑑賞者を楽しませてきましたが、近年、塗装の劣化により退色が進行し、亀裂、はげ落ち、さびが生じ、白色の下地が露出しています。地面に接する部分では、動物の尿かけによる腐食が進行し、層状の大きなさびの破片が落ちはじめています(2)。
清水九兵衛の《地簪》(ちかんざし)(3)は、盛り上がった地面から立ち上がるように設置された、アルミニウムを素材とする作品です。作家がこの場所のために制作した、唯一の作品です。本来であれば、周囲の緑を背景に、「京都レッド」と名付けられた赤色が映える作品ですが、現在、表面の塗料が多くの部分で剥離し、アルミ素地部分にも白さびが発生しています(4)。
寄附金の使い道
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トニー・スミス《アマリリス》の修復費 約360万円
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清水九兵衛《地簪》の修復 約240万円
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その他植栽やベンチなどの整備 約400万円
※目標金額に達しなかった場合も、本プロジェクトに活用させていただきます。
※目標金額以上の寄附をいただいた場合、より過ごしやすく、心地よい散歩道の整備に活用させていただきます。
【事業実施のスケジュール】
2024年度冬 修復等整備実施
寄附者の皆さまへ
寄附の方法・返礼品について
■寄附のみの方・静岡県にお住まいの方
このプロジェクトへのご寄附は、静岡県にお住まいの方でも、ふるさと納税制度の対象です。
個人の方の場合、一定の限度内で寄附を行うと、2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。芸術や緑豊かな憩いの場を守るために、ふるさと納税で支援したい。そんな思いをお持ちの方は、ぜひご支援をお願いいたします。
■感謝の品(返礼品)のご紹介
静岡県外にお住まいの方には、感謝の品(返礼品)をご用意しました。
数量限定のオリジナルグッズをはじめ、高額寄附者様には当館一番人気の貴重な作品・伊藤若冲の《樹花鳥獣図屏風》の特別鑑賞会まで、静岡県立美術館ならではのプランを寄附金額に応じてお選びください。
※ふるさと納税の制度上、静岡県にお住まいの方は返礼品を受け取ることができません。
■インターネットでのお振込みが困難な方
ご連絡をいただけましたら郵便局の払込取扱票を郵送いたします。
連絡先:静岡県立美術館企画総務課
電 話:054-263-5755
メール:soumuPMA-shizuoka@pref.shizuoka.lg.jp
クラウドファンディングの詳細・ご支援はこちらから
メッセージ
静岡県立美術館 館長 木下直之
彫刻プロムナードは美術館の誕生とともにありました。広場や庭園など屋外の演奏会がプロムナードと呼ばれるように、この坂道を上るところから、すでに美術館は始まります。2年後に、当館は開館40周年を迎えます。さらに40年後、100年後へと美術館をつないでいくことが、私たちの使命です。この大切な仕事に、皆さまのお力をお貸しください。彫刻プロムナードをよみがえらせ、坂道で過ごす皆さまの時間が楽しいものになるようにします。
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