MIRARTHアセットマネジメント「ミラースウィンドパワー北海道乙部発電所」竣工式実施のお知らせ

～自然エネルギーの活用を通じた価値創造～

MIRARTHホールディングス株式会社

2024年5月16日 17時00分

　MIRARTHホールディングス株式会社（本社：東京都千代田区／代表取締役：島田和一）のグループ会社であるMIRARTHアセットマネジメント株式会社（本社：東京都千代田区／代表取締役社長：髙橋衛、以下「MAM」）は、日本風力開発株式会社（本社：東京都千代田区／代表取締役社長：松島聡、以下「JWD」）と共同で開発し、2023年10月に稼働を開始した風力発電所の竣工式を5月15日に執り行いましたのでお知らせいたします。

　今後は、「ミラースウィンドパワー北海道乙部発電所（以下、MWP北海道乙部発電所）」として運用してまいります。

MIRARTHホールディングスグループが取り組むエネルギー事業

　当社グループにおけるエネルギー事業は、2013年のメガソーラー事業への参入以来、年々事業規模を拡大しており、2022年10月の持株会社体制への移行に伴う商号変更の際にOur Purpose（存在意義）として「サステナブルな環境をデザインする力で、人と地球の未来を幸せにする。」を掲げ、不動産事業に次ぐ第2の柱として温室効果ガスであるCO2排出量の削減と脱炭素社会の実現へ向け再生可能エネルギー事業の推進に取り組んでおります。

　自然エネルギーの活用を通じた価値の創造に取り組むMAMは、企業ビジョンに「金融商品化を通じ、アセットの新たな可能性を切り拓く」を掲げ、金融事業を中心に多様なスキームによる金融商品化によって再生可能エネルギー・不動産の可能性追求に取り組んでおります。これまで全国で42発電所、合計パネル出力171.5MWの太陽光発電所運用実績を有し、2023年8月時点では、年間CO2約74,448トン※1の削減を実現いたしました。

　また、MIRARTHホールディングスとしては、国や地域と連携しカンボジアでの同国産カシューナッツ殻を活用したバイオマス燃料化事業にも参画するなど、今後もMIRARTHホールディングスグループとして脱炭素社会の実現、SDGsの掲げる「7：エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、「13：気候変動に具体的な対策を」の達成とCO2排出量の削減と電力供給の安定化に向け様々な可能性を追及してまいります。

※1.2023年8月1日現在の各預り運用資産のパネル出力を基準とした想定発電量（1kwあたり年間1,000kWhと仮定）および各電気事業者との調整後排出係数を基に算出しています。

「MWP北海道乙部発電所」の特長

　乙部町内初の陸上風力発電所として2023年10月より稼働している当発電所は、高さ約120m、出力2,300kWの風力発電2機構成となります。高さ約78mのタワー（塔）に長さ約41mの大きなブレード（風車の羽根）を取り付けることで、発電効率と安定感を高めた設計になっております。年間発電量は約1,005.8万kWhを想定しており、一般家庭約3,000世帯分の年間使用電力量に相当する発電量を有します。

　MAMは、発電所の状態把握と中長期的視点でのリスクコントロールなどのアセットマネジメント業務を通じてカーボンニュートラルな社会の実現、また、投資家の皆さまの資産潜在価値の最大化の実現に向け資産運用業務に努めてまいります。

発電所概要

物件名： MWP北海道乙部発電所

所在地：北海道爾志郡乙部町字元和547-6 他10筆（地番）

発電容量： 4,600kW

想定年間発電量：約1,005.8万kWh

売電単価： 22円/kWh

施主挨拶

MIRARTHホールディングス　代表取締役　島田和一

　不動産事業に次ぐ第2の事業の柱であるエネルギー事業は、新規事業として2013年2月に発表して以来、11年目を迎えました。当社グループで保有する発電所の累計は、2023年9月末時点で約360MWの規模となり、今回竣工いたしました「MWP北海道乙部発電所」は、およそ4,600kWの発電規模を有し、当社グループとしては2件目の風力発電所になります。

　年間発電量は約1,005万kWhを想定しており、一般家庭約3,000世帯分の年間使用電力量に相当する発電量となります。

　発電所の建設に際しましては、乙部町役場を始めとした行政の方々、周辺にお住まいの皆さま方の多大なるご理解・ご協力を賜りました。また、工事にあたり、日本風力開発株式会社様をはじめ、多数の企業様にお力添え、ご尽力をいただき、改めて御礼申し上げます。

　最後になりますが、本日ご参列くださいました皆様方の益々のご健勝、ご発展をお祈りいたしまして、ご挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

町長挨拶

乙部町長　寺島　努様

　振り返りますと、計画当初から地域への大変丁寧な対応、また、工事施工につきましては安全に事故なく今日を迎えられましたこと、携わられました皆さま方に改めて感謝と敬意の気持ちをお伝えさせていただきます。

　脱炭素社会の実現と再生可能エネルギーの供給安定化の両立は、世界共通課題であり、また再生可能エネルギーの開発は地域の維持・発展に欠かせない資源のひとつと言えます。次の世代が活躍する世界の実現の為に我々も協力を惜しまず、またMIRARTHホールディングスグループ各社様、そして運営に携わる皆さま方と一緒に脱炭素社会の実現を目指して参りたいと思っております。

　自然の恩恵とテクノロジーとそして多くの皆さま方の努力が実を結び、このたび竣工式を迎えましたミラースウィンドパワー北海道乙部発電所の運営に期待しております。

　本日は誠におめでとうございます。