【2025年夏のお出かけ】物価高・猛暑の夏、コスパ・タイパ重視で近場が人気。"泊まり"は抑えて食を満喫!
~出かけない人の理由TOP2は「節約」「猛暑」~
生活者と社会の生活満足度向上に資する研究・発信を行うくふう生活者総合研究所(以下、くふう総研)は、「2025年夏の旅行・レジャー」についての調査を実施しました。
猛暑であり、続く物価高による節約志向が強まる2025年の夏、生活者がどのように「夏のお出かけ」を楽しむ予定なのかを調べました。

■調査結果サマリ
・旅行・レジャーの予定は「ある」「ない」が半々。「予定はない」人は猛暑や節約志向による影響も
-「予定はない」理由は約半数が「お金がかかる」、約4割が「暑すぎて出かけたくない」
- 旅行・レジャーに行く人は「国内観光」が約半数、「帰省」「祭りやイベント」が約3割
・旅行・レジャー先は「楽しみ」と「節約」の両面を考慮して選定
・予算は約半数が「昨年並み」、約3割が「増やす」
・約6割が「食」にかけるお金を惜しみたくない
・コストパフォーマンス・タイムパフォーマンス両面で「日取り」「近場」を重視、「宿泊費」を工夫して節約する人が多い
■調査概要
調査テーマ:「2025年夏の旅行・レジャー」について
調査エリア:全国
調査対象者:家計簿サービス「Zaim」ユーザー、チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」ユーザー(10代~50代)計2,392名
調査期間:2025年7月18日(金)〜21日(月)
調査方法:インターネットによる調査
旅行・レジャーの予定は「ある」「ない」が半々。「予定はない」人は猛暑や節約志向による影響も

2025年の夏、旅行やレジャーの予定がある人、ない人の割合はほぼ半々となりました。「宿泊を伴う旅行」を予定している人は約3割という結果です。
「予定はない」理由は約半数が「お金がかかる」、約4割が「暑すぎて出かけたくない」

「旅行・レジャーの予定はない」と回答した人は、「お金がかかる」(49.5%)という理由が最も多く、「猛暑(暑すぎて出かけたくない)」(41.7%)が続きました。
旅行・レジャーに行く人は「国内観光」が約半数、「帰省」「祭りやイベント」が約3割

「旅行・レジャーの予定がある」と回答した人にその内容・目的をたずねたところ、「国内観光」(50.6%)が最も多く、「帰省」(32.2%)、「祭りやイベント」(27.6%)が続きました。国内での旅行・レジャーの予定が大半で、「海外旅行に行く」と回答した人は4.9%にとどまりました。
旅行・レジャー先は「楽しみ」と「節約」の両面を考慮して選定

旅行・レジャーの予定がある人は、その内容を「家族が楽しめる」(35.8%)ことを最も重視して選んでおり、僅差で「食を楽しめる」(34.1%)が並びました。他にも「行ったことがない場所」(20.3%)、「アクティビティが豊富」(15.6%)、「歴史や文化など学びがある」(15.3%)など旅行・レジャーの醍醐味が数多く挙がりました。
一方、「宿泊費が安い・かからない」(24.6%)、「交通費が安い」(18.3%)と節約を意識して選んだ人も少なくなく、できるだけお金をかけずに夏の思い出を作りたいという生活者の心情が伺えます。
予算は約半数が「昨年並み」、約3割が「増やす」

旅行・レジャーの予算は、昨年と比べて「変わらない」と回答した人が約半数、「増やす」(「かなり増やす」「やや増やす」の合計)が約3割、「減らす」(「かなり減らす」「やや減らす」の合計)は約2割という結果となりました。
アンケートの声からは、節約のためレジャー費を切り詰めて「減らす」人、宿泊費などレジャー費全体が値上がりしていることから「増やさざるを得ない」人など、物価高が影響を与えていることがわかります。
■予算を「増やす」人の声
・物価高で値上がりしている(日帰りのレジャー・30代女性)
・物価高で自然とそうなる(宿泊を伴う旅行・50代男性)
・楽しいことにお金を使いたい(日帰りのレジャー・30代女性)
・子どもの年齢から、今が旅行の行きどきだから(宿泊を伴う旅行・40代女性)
■予算を「減らす」人の声
・食費、特にお米代がかかり、宿泊するほどの金銭的余裕がない(日帰りのレジャー・30代女性)
・毎日の出費が増えていて、レジャー費用は抑えたい(日帰りのレジャー・50代女性)
・昨年以上にお金に余裕がない(宿泊を伴う旅行・40代女性)
・宿泊から日帰りに変更したため(日帰りのレジャー・50代女性)
*アンケートで寄せられた声より一部抜粋。カッコ内は今年の夏に予定しているお出かけ
約6割が「食」にかけるお金を惜しみたくない

旅行・レジャーにかかる費用のうち、削りたくない・お金をかけたい項目としては、約6割の人が「食事にかかる費用」と回答し、他項目に比べて最も多くなりました。
旅行・レジャー先の選定で重視したポイントでも3割以上の人が「食を楽しめること」を挙げており、旅行・レジャーにおいて"食の体験"の優先度が高いことがわかります。
コストパフォーマンス・タイムパフォーマンス両面で「日取り」「近場」を重視、「宿泊費」を工夫して節約する人が多い

今年の夏の旅行・レジャーで実践した(実践する)節約では、ハイシーズン料金の適用を避ける「日取り」(31.0%)が最も多く、僅差で「近場にする」(30.3%)が並びました。
とくに宿泊費の節約については、他にも「早割・連泊割などの割引を活用する」(23.7%)、「旅行支援・クーポンやポイントを利用する」(19.2%)、「宿泊日数を減らす・日帰りにする」(16.3%)、「格安宿・民泊を使う」(9.5%)、「キャンプ・車中泊をする」(4.8%)などさまざまな工夫が挙がりました。宿泊費はレジャー費に占める割合が大きく節約効果が高いこと、お得に宿泊できる手段が多いこともあり、さまざまな工夫を凝らしている様子がうかがえます。
アンケート回答者からはさまざまな「節約しながら楽しめた旅行体験」「旅先で使った節約術・裏ワザ」が寄せられました。
■宿泊費節約の工夫
・子どもが小学生なのでビジネスホテルの添い寝無料を使って宿泊費を抑え、その分その土地の美味しいものにお金をかける(30代女性)
・ホテルよりは民泊サイトの高評価の施設。家族だと節約効果も満足度も大きい(40代男性)
・キャンプ。テントとかひと通り揃えたら、あとは格安(40代女性)
■食事代節約の工夫
・行く日の朝ごはん、昼ごはんは使い捨て容器にお弁当を作って行きました。お茶やコーヒー、ちょっとしたお菓子も持参します(50代女性)
・夕飯はご当地スーパーを探し、地元の美味しいものをホテルに持ち帰り、部屋でゆっくり飲み、食べる(40代女性)
・観光地の地元で有名なパン屋のパンをテイクアウトして公園で食べてます。人気店はやはりハズレは無し、どこも美味しくお腹も心も満たされ、外食よりお金かからないしおススメです(30代女性)
■観光費用節約の工夫
・博物館などの公共施設めぐりをして入場料などを抑えながら地域の観光をしました(30代男性)
・事前に施設のクーポンやチケットを探して買っておいて、安く&並ばずに入場できるようにする(30代女性)
・ホテルがサービスで行うガイドツアーに参加(50代男性)
*アンケートで寄せられた声より一部抜粋

一方、近年若い世代を中心に重視されているタイパ*について、旅行・レジャーで意識していることをたずねたところ、「混んでいる時期を避けた日取り」(30.4%)、「アクセスのよい旅行・レジャー先を選ぶ」(25.4%)という回答が上位に挙がりました。節約の工夫で挙がった"コスパ"の面だけでなく"タイパ"の面でも「日取り」「近場」が重視されている模様です。
*タイムパフォーマンス。時間対効果、費やした時間に対する満足度のこと
2025年夏の旅行・レジャーは、宿泊費などを賢く抑えながら、食などの譲れない楽しみにはお金をかける、メリハリ出費を意識して計画している人が多いようです。
「お金がかかるから」「高いから」我慢するだけではなく、工夫して楽しむことで、物価高を乗り越えてこの夏ならではの思い出をつくろうとする生活者の姿が見えてきました。
●「くふう生活者総合研究所」について

くふうカンパニーグループが提供する生活者向けサービスの運営を通じて蓄積される生活者の行動データやリアルな声を分析・理解することで、個人の生活満足度および社会全体の生活満足度の向上に資する情報発信を目指しています。
●家計簿サービス「Zaim」について https://zaim.net

1,100 万ダウンロードを超える家計簿サービス「Zaim」は、スマートフォンなどから簡単に家計簿を記録できるサービスです。紙のレシートを撮影して自動で読み取る機能に加え、銀行やクレジットカードとの連携機能によって支出や収入を自動的に記録できるため、手軽に家計を管理できます。
●チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」について https://tokubai.co.jp/

2013年にスタートした、食品スーパーマーケットをはじめ様々な業態の小売店のチラシ・買い物情報を掲載しているWebサービス・アプリです。パソコン・スマートフォンから無料で情報の閲覧が可能です。掲載店舗数は約70,000店舗*、30〜50代の女性を中心に月間1,600万人以上*にご利用いただいています。 (*2025年1月時点)
●会社概要 https://kufu.co.jp/company/kufucompany/


会社名 |
株式会社 くふうカンパニー ※ 2025年1月1日付で「株式会社くふうAIスタジオ」と「株式会社ロコガイド」が合併し、「株式会社くふうカンパニー」に社名変更しました。「Zaim」「トクバイ」をはじめとするサービスの運営体制やWEBサイト、URL等については変更ございません。 |
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本社所在地 |
東京都港区三田 1-4-28 三田国際ビル 23 階 |
事業内容 |
チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」、家計簿 アプリ「Zaim」および日常生活関連サービスの企画・開発・運営など |
設立 |
2012年9月 ※株式会社Zaimとして設立 |
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