「リバイバルコンテンツに関する調査」

20代男性で最も関心高く、「リバイバルコンテンツ」認知者の71.1%が購入経験あり。“レトロ好き”の36.7%が「コンテンツ購入・利用後にSNSでシェアしたい」。

株式会社ネオマーケティング

生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は2024年4月10日(水)~2024年4月11日(木)の2日間、全国の20歳以上の男女を対象に「リバイバルコンテンツ」をテーマにインターネットリサーチを実施いたしました。

<調査背景>
近年、“昭和レトロ”ならぬ“平成レトロ”が新たに注目されたり、「TikTok」などを通して過去のヒットソングが改めてヒットしたりと、リバイバルの流れが活発になってきています。
今回は、そんなリバイバルの実態を探るべく、20歳以上の男女1000人に対しコンテンツへの関心や態度、購入経験などを調査しました。是非、今後のマーケティング活動の一資料としてご活用ください。

【調査概要】

調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:全国の20歳以上の男女
有効回答数:1,000名 
調査実施日:2024年4月10日(水)~2024年4月11日(木)



「リバイバルコンテンツに関する調査」主な質問と回答


  • リバイバルコンテンツを購入orお金を払って利用したことがあるか:20代男性の「リバイバルコンテンツ」認知者の71.1%が、コンテンツにお金をかけた経験あり。

    男性においては、年代が下がるほどリバイバルコンテンツへの理解度合いが高まる傾向に。無料サービスや無料動画サイトにとどまることなく、実際にお金をかけてコンテンツを楽しむ割合も20代男性が最多となった。


  • リバイバルコンテンツに対する態度は:「昭和・レトロ好き」の36.7%が「コンテンツを購入・利用したらSNSでシェアしたい」。

    "昭和レトロ"や、若い世代にとっては"平成レトロ"といった、昔懐かしいレトロテイストなものを好む層は、他の層に比べ、SNSを通して周囲にコンテンツを広めることを厭わない傾向にある。


はじめに、「リバイバルコンテンツ」と聞いて思い浮かぶ商品・サービス・コンテンツがあるか、お聞きしました。

※リバイバルコンテンツとは、過去に人気のあった商品・サービス・コンテンツ・文化が再注目されたり、今の時代に合った新しい形で再現されたりすることを指します。(例:映画・アニメなど、過去人気のあったコンテンツのリメイクや続編、過去人気のあったキャラクターを起用した商品・雑貨、再注目された昔の音楽など。再注目された昔のファッションやメイク、インテリアなどを指す場合もあります。)


◆リバイバルコンテンツと聞いて思い浮かぶ商品・サービス・コンテンツがあるか(n= 1,000)



全体では約30%が「リバイバルコンテンツ」を具体的にイメージできるようです。
しかし、男女で結果に大きな差が生じています。

男性の場合、年代が下がるほどリバイバルコンテンツへの想起度合いが高まる傾向にありました。
中でも、20代男性は45.0%で最多となっています。
40代女性は最も想起度が低く、13.0%に。


前掲した設問【リバイバルコンテンツと聞いて思い浮かぶ商品・サービス・コンテンツがあるか】にて「ある」と回答した人に対し、リバイバルコンテンツを購入、またはお金を払って利用したことがあるかお聞きしました。
 
◆リバイバルコンテンツを購入orお金を払って利用したことがあるか(n= 272)



前掲した設問【リバイバルコンテンツと聞いて思い浮かぶ商品・サービス・コンテンツがあるか】では、男性において年代が下がるほどリバイバルコンテンツへの理解度合いが高まる傾向にありましたが、ここでも20代男性は積極的な態度を見せました。
「リバイバルコンテンツ」がどのようなものか具体的に知っている人の70%以上が、(無料サービスや無料動画サイトにとどまることなく)お金をかけてコンテンツを楽しんでいるようです。



前掲した設問【リバイバルコンテンツを購入orお金を払って利用したことがあるか】にて、「ある」と回答した人に対し、その購入または利用したリバイバルコンテンツのカテゴリをお聞きしました。
 
◆購入orお金を払って利用したことがあるリバイバルコンテンツのカテゴリ(n= 141)



「映画・アニメ」「本・漫画」「ゲーム・ホビー」が、全体でそれぞれ40%前後の割合となりました。

エンタメ系コンテンツはメディアミックス展開などにより、そもそもコンテンツ数が多いことに加え、子供の頃はなかなか買えなかったけれど今は買えるという、いわゆる“大人買い欲求”が最もかきたてられるカテゴリであるため、上位に来たと考えられます。

また、女性の場合は男性よりも「靴・バッグ・小物類」や「衣類・洋服」の割合が高くなっており、前者は20代~40代、後者は30代~50代でそれぞれ20%以上を占めています。ファッション系のリバイバルは、女性の方がより関心が強いようです。

一方、「飲料」のリバイバルは、男性の一部において非常にニーズが高いことがわかりました。
全体では20.6%だったものの、男性は40代で29.4%、60代以上で40.0%の割合となっています。


購入したことがある、またはお金を払って利用したことがあるリバイバルコンテンツを自由記述にて詳しくお聞きしました。

◆購入orお金を払って利用したことがあるリバイバルコンテンツ(自由記述)

漫画やアニメなどのエンタメ系コンテンツから雑貨、お菓子まで、幅広い年齢層においてリバイバルコンテンツが楽しまれているようです。

【以下、回答を一部抜粋】
・「カードキャプターさくらの漫画本」(女性、28歳)
・「飛び出せ!青春とかわれら青春とかの学園ドラマのセット」(男性、58歳)
・「中古レコード盤」(男性、74歳)
・「アナログレコード」(女性、64歳)
・「Y2Kファッション」(女性、21歳)
・「Y2Kファッションのアイテム」(女性、31歳)
・「サンリオのレトロシリーズ」(女性、42歳)
・「マクドナルドのハンバーガー」※復活メニュー(男性、48歳)
・「ドラゴンクエストのリバイバルコンテンツ」(女性、43歳)
・「80年代のCD」(男性、24歳)
・「宇宙戦艦ヤマトのリバイバル」(女性、52歳)
・「過去の映画のアプコン版」(男性、45歳)
・「テイルズ オブ シンフォニアリマスター、テイルズ オブ ヴェスペリアリマスター、スーパーマリオRPGリメイク」(男性、24歳)
・「板ガム、復刻デザインのお菓子」(女性、33歳)
・「ケロロ軍曹のグッズ」(男性、21歳)
・「うる星やつらのグッズ」(女性、31歳)
・「パタパタ時計」(男性、38歳)


リバイバルコンテンツへの自身の態度として、あてはまるものをそれぞれお聞きしました。
 
◆リバイバルコンテンツに対する態度(n= 1,000)



全体の35.4%以上が「過去人気があった商品・サービス・コンテンツのリバイバルであればジャンル問わず興味がある」と回答(「とてもあてはまる」「ややあてはまる」の合算)。“リバイバル”や“復刻”などと聞くだけで、興味を抱く割合は少なくないようです。



また、「昭和テイストやレトロの雰囲気の商品・サービス・コンテンツが好きか」という別設問(※リリース非掲載)で得た回答結果を軸に、上記の「購入・利用したらSNSでシェアしたい」の項目を、「昭和・レトロ好き」とそれ以外の人で比較しました。


すると、SNSでシェアすることに36.7%(「とてもあてはまる」「ややあてはまる」合算)が積極的な姿勢を見せました。最も積極性の高い「とてもあてはまる」だけでも、12.1%集まっています。

“昭和レトロ”や、若い世代にとっては“平成レトロ”といった、昔懐かしいレトロテイストなものを好む層は、他の層に比べ、SNSを通して周囲にコンテンツを広めることを厭わない傾向にあるようです。

先ほどは、全体の35.4%以上が「過去人気があった商品・サービス・コンテンツのリバイバルであればジャンル問わず興味がある」ことがわかりましたが、リバイバルコンテンツを知らない人も、「昭和・レトロ好き」属性からの積極的なシェアによって新たに商品・サービスに興味を持つ、という流れも考えられるでしょう。


今後購入・利用したいリバイバルコンテンツのカテゴリをお聞きしました。
 
◆今後購入・利用したいリバイバルコンテンツのカテゴリ(n= 1,000)



前掲した設問【購入orお金を払って利用したことがあるリバイバルコンテンツのカテゴリ】と同様に、「映画・アニメ」「本・漫画」は全体のTOP3に入っています。

「映画・アニメ」の次に位置した「音楽」は、特に男性においてほぼ全ての年代から20%以上と、満遍なく期待を集めていることがわかりました。

一方で「食品」は、女性においてほぼ全ての年代から20%以上の期待値に。
食品のリバイバルを検討する場合は、まずは女性顧客を意識して施策立案するのが有効かもしれません。


最後に、今後リバイバルしてほしいコンテンツは何か、自由記述にて詳しくお聞きしました。

◆リバイバルしてほしいコンテンツ(自由記述)

回答者からは、「子供の頃〜」「あの頃〜」といったキーワードを含むコメントが複数見られました。やはり幼い頃に夢中になった商品や、昔の思い出とセットになった“ストーリーのある”商品はリバイバルが成功しやすいと言えるでしょう。

また、具体的な商品名を挙げてリバイバルを望むコメントに加え、「往年の歌手、昔CMしていた食べ物、ドラマなど」と、“懐かしのコンテンツ”全般に好意的な姿勢がうかがえるコメントもありました。

【以下、回答を一部抜粋】
・「ビジュアル系音楽」(女性、39歳)
・「昔あったジュース、プラッシー?でしたでしょうか?オレンジの炭酸がないジュースとか、また飲んでみたいような気がします」(女性、53歳)
・「子供の頃食べていたお菓子」(女性、68歳)
・「往年の名車」(男性、60歳)
・「昭和の時代のレコードをステレオで聞きたい」(女性、60歳)
・「昔のゲームを今の映像技術で再販して欲しい」(男性、53歳)
・「名曲のデジタルリマスター」(男性、69歳)
・「アイビールック」(男性、65歳)
・「森永ミルクキャラメル、グリコアーモンドキャラメル、おまけ付きグリコ」(女性、74歳)
・「日の丸キャラメル」(男性、39歳)
・「当時の告知ポスター」(女性、27歳)
・「昔のアニメ、日本テレビのThe夜もヒッパレとか、TBSの東京フレンドパーク、ベストテンは復活して欲しい」(女性、52歳)
・「からくり人形、ブルキのおもちゃ」(女性、78歳)
・「名画のリバイバル」(女性、77歳)
・「昔、世界~紀行というチョコレートが売っていて、初めて海外の物に触れた気がして懐かしく思う」(女性、35歳)
・「往年の歌手、昔CMしていた食べ物、ドラマなど」(女性、49歳)
・「喫茶店でのテレビゲーム」(女性、42歳)
・「コスメティックパーラーの化粧品をあの頃こどもだった大人世代向けにリメイクして欲しい」(女性、27歳)
・「昔、ゲームセンターでやったゲーム」(女性、56歳)
・「昔ながらのファミコンやスーパーファミコンのゲームでハードが壊れて遊べなくなったものでも最新のハードでプレイできるようなものがリバイバルされると良いと思う」(男性、39歳)
・「子供のころに販売していたお菓子などの食品や飲み物」(男性、54歳)
・「過去に大ヒットしたハンバーガーの特大サイズのメニュー」(男性、25歳)


■この調査のその他の質問
・昭和テイストやレトロの雰囲気の商品・サービス・コンテンツが好きか(単数回答)
・購入・利用したリバイバルコンテンツについて、過去人気のあったコンテンツのリバイバルだと知っていたか(単数回答)
・過去人気のあったコンテンツのリバイバルだと知らずに購入・利用した場合、そのコンテンツを購入・利用した理由(複数回答)
など

■この調査で使用した調査サービスはコチラ
ネットリサーチ:https://neo-m.jp/research-service/netresearch/

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<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供するネオマーケティングが実施した調査結果によると……」

■「ネオマーケティング」
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会社概要

株式会社ネオマーケティング

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URL
https://corp.neo-m.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル
電話番号
03-6328-2880
代表者名
橋本 光伸
上場
東証スタンダード
資本金
8518万円
設立
2000年10月