福島大学生が伝える「福島の海」出前授業プロジェクトを開催!
2026年1月16日(金)・21日(水)【場所】会津若松ザべリオ学園小学校・福島大学附属小学校
一般社団法人ふくしま海と緑のプロジェクトは、1月16日(金)に会津若松ザべリオ学園小学校、1月21日(水)に福島大学附属小学校にて、小学5・6年生を対象とした「出前授業」を実施しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

イベント概要
・開催概要 出前授業プロジェクト
・日程 2026年1月16日(金)・21日(水)
・開催場所 会津若松ザベリオ学園小学校・福島大学附属小学校
・参加人数 会津若松ザベリオ学園小学校6年生 25名・福島大学附属小学校5年生 103名
・協力団体 中澤水産、福島県水産資源研究所、割烹やました、相馬双葉漁業協同組合、
丸源水産食品、福島県水産海洋研究センター、上野台豊商店、アクアマリンふくしま
出前授業に向けた事前学習と現地研修のねらい
「出前授業」プロジェクトは、昨年秋ごろより企画を開始しました。本取り組みに賛同した福島大学の学生5名がプロジェクトメンバーとなり、「福島の海」や「常磐もの」について理解を深めるため、魚種ごとに担当を分けて調査・学習を行いました。学生たちは、福島の海の魅力や現状、課題について自ら問いを立て、文献調査や意見交換を重ねながら、授業内容の構成や伝え方について検討を進めました。今回は特別サポーターとして、さかな芸人ハットリさんも学生と共に現地研修に帯同し、専門的かつ親しみやすい視点から学びを深めるサポートを行いました。
現地研修では、福島の水産業の現場を実際に訪れ、漁獲から流通、加工、研究、販売に至るまでの一連の流れを体感的に学ぶことを目的としました。「現場の声」や「生の情報」に触れることで、福島の海の現状と魅力を多角的に理解し、出前授業の教材づくりに生かすことを狙いとしています。

現地研修1日目は相馬市で水産業現場体験研修を実施
1日目は相馬市を訪れ、仲買・加工業を営む「中澤水産」にて、常磐ものの流通の仕組みや鮮度管理、加工品づくりの取り組みについて学習しました。水揚げされた魚がどのような工程を経て消費者のもとへ届けられるのか、現場ならではの工夫や苦労について具体的な説明を受け、学生たちは流通の重要性を実感しました。
続いて「福島県水産資源研究所」を訪問し、持続可能な漁業の実現に向けた資源管理の方法について説明を受けるとともに、ヒラメの養殖をはじめとする研究や取り組みを、実際に養殖されている魚を見学しながら学びました。学生たちは、稚魚の育成から成魚に至るまでの成長過程や、環境に配慮した飼育方法について詳しい説明を受け、限りある水産資源を守りながら漁業を継続していくための工夫や努力を実感しました。
昼食時には、トラフグ料理を提供している「割烹やました」を訪れ、料理長から相馬産トラフグの特徴や調理方法、地元食材へのこだわりについてお話を伺いました。学生たちは実際にトラフグ料理を味わい、その美味しさに感動するとともに、「福島の海の恵み」を五感で体験しました。食を通じて海の価値を実感する貴重な機会となり、授業内容にも反映できる大きな学びとなりました。
午後には「相馬双葉漁業協同組合」を訪れ、漁師の石橋さんから、相馬産トラフグが「福とら」としてブランド化されるまでの経緯や、品質管理、販路拡大に向けた取り組みについてお話を伺いました。ブランド化に至るまでの試行錯誤や努力、地元漁業者の想いに触れ、学生たちは福島の水産業の底力と可能性を強く感じるとともに、その魅力を次世代へ伝えていく責任を実感しました。

現地研修2日目はいわき市で福島の海の総合的な理解を深める体験を実施
2日目はいわき市を訪れ、縄文干しで有名な「丸源水産食品」にて、加工工程や商品開発について学習しました。地元の水産資源を活用した新商品開発の工夫や、消費者ニーズに応えるためのアイデアについての説明を受け、水産業の新たな可能性について理解を深めました。
「福島県水産海洋研究センター」では、海洋環境の変化や水温上昇が漁業に与える影響、今後の課題について講義を受けました。気候変動や環境保全と漁業との関係について考える機会となり、福島の海を守るために必要な取り組みについて、より広い視点から学ぶことができました。
さらに、「上野台豊商店」では、常磐ものを活かした定食をいただき、カナガシラのフライが入ったソースカツ丼などを通して、学生たちは自らが学んできた魚種の味を実際に体験しました。事前学習で得た知識と「食」を結びつけることで理解がより深まり、福島の海の恵みと魅力を実感する貴重な機会となりました。最後に訪れた「アクアマリンふくしま」では、展示を通じて福島の海の生態系や多様性について理解を深め、自然環境の大切さを改めて認識しました。

楽しく学び、考える「福島の海」出前授業
現地研修を通じて得た学びを踏まえ、次のステップとして、小学生を対象とした出前授業を実施しました。1校目は会津若松ザべリオ学園小学校にて6年生1クラス25名を対象に、2校目は福島大学附属小学校にて5年生103名を対象に授業を行いました。
授業では、大学生が「ヒラメとカレイの向きの違い」や、「タチウオは漢字でどのように書くか」といった、身近で興味を引くクイズを交えながら、福島の海の特徴や常磐ものの魅力について分かりやすく解説しました。特別サポーターのハットリさんは、魚の名前を使った歌ネタや自己紹介ネタに加え、ユーモアあふれる魚の話題やイラストを用いて生態の特徴を伝え、会場を盛り上げながら児童の関心を高めました。
また、知識を学ぶだけでなく、「福島の海の魅力を発信するために自分たちに何ができるか」をテーマにグループディスカッションを実施。児童たちは積極的に意見を出し合い、「実際に海に行ってみたい」「まずは魚のおいしさを自分で知ることが大切」「家族や友達に福島の海の良さを伝えたい」など、多くの前向きな声が聞かれました。
本事業を通じて学んだ子どもたちが、福島の海の魅力や大切さを自らの言葉で発信し、その想いが家庭や地域、さらには県内外へと広がっていくことを期待しています。今回の出前授業が、子どもたち一人ひとりの心に残り、福島の海を未来へとつなぐ“発信の輪”が生まれるきっかけとなることを願っています。

参加した子どもの声
・いままで知らなかった魚を知ることができて興味を持った。
・色々な魚の紹介を聞いて、実際に食べてみたいと思った。
・学習の内容がとても楽しかった。今度水族館に行ったときに今日習った魚種を探してみたいと思った。
<団体概要>
団体名称:一般社団法人 ふくしま海と緑のプロジェクト
URL :https://fukushima.uminohi.jp/
活動内容:福島県の海への理解を促進し、魅力ある福島の海を未来に残すため、イベントや情報発信を推進し、また、海洋ごみ削減のために多くの県民参加型の全県一斉ごみ拾い活動等、県民の意識や行動を変え、次世代を担う子どもたちに海を中心に福島の美しい自然を守り、大切にする心を育てる活動を行っています。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
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