17LIVE、シンガポール証券取引所(SGX)におけるSPACのパイオニアであるVTACとの経営統合案で上場へ

〜SGXへの上場によって17LIVEのライブ配信プラットフォームとしての事業の勢いを強化。Vライバー事業や東南アジア、米国などの高成長市場への地域拡大など、新たな事業の成長を促進〜

17LIVE株式会社

17LIVEグループの持株会社である17LIVE Holding Limitedと特別買収目的会社(SPAC)のVertex Technology Acquisition Corporation Ltd(以下VTAC)は本日、17LIVE Inc.がシンガポール証券取引所(以下SGX)に上場することとなる経営統合案に関し、2023年末までに予定されているSGX-STの承認およびVTACの臨時株主総会での承認を条件として、条件付き売買契約(SPA)を締結したことを発表しました。

「17LIVE」はグローバルにアクセスが可能な17LIVE Inc.の主力サービスであり、2023年6月30日現在、17LIVE Inc.の主な事業展開として、日本、台湾、香港、シンガポール、米国、フィリピン、インド、マレーシアにも進出しています。フロスト&サリバンの調査によると、2022年、「17LIVE」は日本で20.8%、台湾で26.9%のシェア(ライブ配信プラットフォームにおける収益)を獲得しており、日本・台湾のライブ配信プラットフォームでトップシェア(売上)を誇っています。


17LIVE Inc.は、熱量高いユーザーコミュニティと数えきれないジャンルに及ぶライブ配信者(ライバー)により、多様なライブ配信エコシステムを育んできました。「17LIVE」は、AIを活用したパーソナライズされた検索とレコメンデーションシステムを通じて、ユーザーが興味のあるコンテンツを生み出すライバーとユーザーをつなぎます。「17LIVE」内でのライブ配信は、コメントや無料ギフトなどでユーザーがライバーとリアルタイムで交流し、デジタルギフトを通じてサポートや感謝を示しながら、ライバーの収益化を支えています。


「17LIVE」のライバーによって作成されたコンテンツは、それぞれの地域の運営チームによって慎重に設計されたアルゴリズムによってアプリに表示されています。また、著名人や政治家、スポーツ選手との戦略的パートナーシップやコラボレーションなどを活用し、「17LIVE」オリジナルコンテンツを制作しているほか、ライバーをフィーチャーしたオリジナルの自社番組も制作しています。


2023年上半期、当社調査によれば、「17LIVE」の月間アクティブユーザー数(MAU※1)は平均で約55万人、1日あたりの平均視聴時間は約93分、月間課金利用率は16.1%となっています(※2)。また、2023年6月30日現在、17LIVE Inc.は約87,000人のライバーと契約を締結しています。


当社では、このエコシステム内での継続的なエンゲージメントを促進するために、Vライバー(※3)、アプリ内ゲーム、ライブコマースといった革新的なビジネスイニシアチブを導入しており、これらは中核事業であるライブ配信事業との相乗効果が高く、事業の将来的な持続的成長の原動力となっています。特に、Vライバー事業については、2023年当初より様々な取り組みを実施した結果、バーチャル配信におけるライバー数、視聴者数、エンゲージメント数ともに大きく成長しています。


VTACは、企業結合を目的として設立されたSPAC(特別買収目的会社)です。VTACの買収方針に従い、VTACは17LIVE Inc.を最初の企業結合の買収対象として選択しました。VTACは、提案された企業結合の完了時に17LIVE Group Limitedに社名を変更する予定です。


本SPAに基づき、VTACは17LIVE Inc.の発行済および払込済み株式のすべてを、9億2510万シンガポールドルを上限として取得します。(a)本経営統合の完了時に、17LIVE Holding Limited(または 17LIVE Holding Limitedが指名する場合には、その株主(以下「売り手株主」))に対し、160,605,109株を上限とする VTAC の新株を、発行価額 1株あたり、5.00 シンガポールドル(以下「発行価額」)で、8億300万シンガポールドル相当の普通株式を割当交付すること、および(b) 特定の財務目標の達成を条件として、それぞれの権利確定日(2024 年 4 月 30 日および 2024 年 8 月 30 日)において、各権利確定基準日時点における株主名簿に記載された当社の株主に対し、発行価格で最大1億2200万シンガポールドル相当の株式(約24,408,000 株)の当社新株を割当交付する計画でおります。


「テクノロジー主導のライブ・ソーシャル・エンターテインメント・プラットフォームとして、17LIVEは、提供するサービスを効果的に革新させ、コンテンツとデータのセキュリティを確保するため、研究開発能力とスケーラブルなテクノロジー基盤の強化に必要となる大規模な投資を行ってまいりました。また、私たちはいつでもどこでも人々をより良くつなげるためのライブ配信エコシステムのビジョンを掲げ、中核となる能力を、時間をかけて磨いてもきました。VTACは、技術における強力な専門知識を有し、今日、17LIVEの革新的なリーダーとしての地位を確固たるものにするための新たな一歩を踏み出し、このビジョンが正当であると確信するに至っております。SGXに上場することで、17LIVEは東南アジアおよびグローバルに事業を拡大することが可能となります。SGXの投資家にとっても、SGXでの上場は、ユニークかつエキサイティングな投資機会になるものと確信しています。」(17LIVE 共同創設者 兼 会長 Joseph Phuaのコメント)


「SGXのSPACとして初となる企業統合を発表できたことを誇りに思います。革新的で最先端のマーケットリーダーとして、進化するコンシューマー向けのインターネット事業において新境地を開拓し続ける17LIVEのチームと協力できることをうれしく思います。VTACの投資方針と合わせ、17LIVEはエキサイティングなデジタル領域におけるリーディング・プレイヤーです。17LIVEは、その中核機能を通じてシナジーを発揮し、中核事業であるライブ配信事業と新規事業であるVライバー事業の双方において強い成長の可能性を示しており、収益性も高いと見ています。私たちは、17LIVEを、専門的な知識とビジョンを持つ強力な経営陣に支えられ、ダイナミックなエコシステムをナビゲートする変曲点にある企業と見ています。スポンサーはIPO時にVTACに3,000万シンガポールドルを投資しており、その投資を17LIVEの統合会社に引き継ぐことを確約しています。」(VTACエグゼクティブ・ディレクター兼CEOのJiang Hong Hui氏のコメント)

  

本プレスリリースは、VTACのSGX発表資料で詳述されている詳細な開示と合わせてお読みください。

本経営統合提案の詳細については、SGX-STウェブサイトおよび当社ウェブサイトで入手可能なVTACのSGX発表資料をご覧ください。

SGX-ST発表資料URL: https://links.sgx.com/1.0.0/corporate-announcements/LQF8PRI9DKQWJA7Z/1b75e5edf966acd60a4d6cc23a61e0bcadc26e26c9dfa1e79b8f0330c5605dc3



※1 17LIVEに特定月中に1回以上ログインしたユニークIDで識別される対象グループのプラットフォーム利用者

※2 MAUに占める課金者の割合

※3 バーチャルライバーの略。バーチャル技術を駆使したキャラクター等で配信を行うライバー。


Vertex Technology Acquisition Corporation Ltd(VTAC)について

Vertex Technology Acquisition Corporation Ltd(VTAC)は、企業結合を目的としてケイマン諸島で設立された特別買収目的会社(「SPAC」)で、シンガポール初のSPACです。VTACを通じて、一般市場の投資家は、ライフサイクルの急成長段階にある価値創造型事業への投資機会に参加することができます。VTACは、コア・テクノロジーに重点を置き、高度に差別化された製品と拡張可能なビジネス・モデルを持つ事業を特定・買収・管理すること、またビジネス、市場、経済を変革することによって人々の生活を向上させることを目的としています。VTACは、スポンサーのグローバル・ベンチャー・キャピタル・プラットフォームの幅広さと、現地の専門家チームの層の厚さにより、ターゲット企業がライフサイクルの次の段階に移行することを支援する卓越した能力を有していると確信しています。

詳細な情報はウェブサイト( https://www.vertexspac.com )をご参照ください。


「17LIVE(イチナナ)」について

“人と人のつながりを豊かにすること。”をミッションに掲げる「17LIVE(イチナナ)」は、世界で5,000万以上のユーザーを有する日本最大級のライブ配信プラットフォームです(2023年2月時点)。ひとつの空のもと、七つの大陸を舞台に、ライバー(配信者)とリスナー(視聴者)が「今この瞬間」を共有し、リアルタイムで喜びや感動を分かち合える世界を目指しています。

「17LIVE」 公式HP: https://jp.17.live/ 

X(旧Twitter): https://twitter.com/17livejp 

Facebook: https://www.facebook.com/17LIVEJP/ 

Instagram: https://www.instagram.com/17livejp/

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCFf5qroAMTQ6x32YVjOcQBw

アプリダウンロード:https://17apps.onelink.me/i7CY/17LivePR

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


関連リンク
https://jp.17.live/
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

17LIVE株式会社

80フォロワー

RSS
URL
https://jp.17.live/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー12F
電話番号
-
代表者名
ジャン・ホンフイ
上場
海外市場
資本金
-
設立
2017年06月