S’YTE × Kazuo Kamimura Collaborate Collectionを8月17日(木)より発売
昭和を代表する絵師・上村一夫とのコラボレートアイテム
S’YTEはこの度、昭和を足早に駆け抜けた天才絵師「上村一夫」氏とのコラボレートコレクションを、8月17日(木)より公式オンラインストア「THE SHOP YOHJI YAMAMOTO」、WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO OSAKAにて発売いたします。
【特設サイト】https://theshopyohjiyamamoto.jp/shop/e/eKAMIMURA/
アンチモードの精神とカルチャーを融合させた独自のスタイルを全世界へ提案するS’YTE、1972年『同棲時代』で一世を風靡しイラストレーターから漫画家へ転身、45年という短い人生を酒と絵と人情で彩った絵師として、竹久夢二を連想させる物憂げな女性像と独特の劇画タッチを確立した上村一夫氏。両者のアイデンティティを共鳴させることで、作品本来が持つ魅力を、S’YTEのコンセプトデザインにより再び現代に投影させた特別なコラボレートアイテムとなっています。
本コラボレートでは、上村一夫氏が手掛けた名作をフィーチャーし、彼独自の世界観をアイテムに表現。どこか儚いながらも、情熱的で柳のように強い女性の美を描写した作品に、ヨウジヤマモトのエッセンスと70年代カルチャーのインスピレーションを落とし込む事で、唯一無二のコレクションとして誕生。
キービジュアルのモデルには、ギタリストとしても活躍中の音楽家、長岡亮介を起用。
- Discover the Collection
https://www.yohjiyamamoto.co.jp/collection/syte/syte-kazuo-kamimura-collaborate-collection/
【上村一夫・幻の一枚絵】
昭和を駆け抜け、1986年に45歳という若さでこの世を去った上村一夫氏が、亡くなる一年ほど前から密かに描き溜め、悔しくも残された30枚ほどの作品は未完成のまま、無題で終わった『幻の一枚絵』。生涯のテーマとし続けてきた「女」と「花」の作品群は、広く世に残すべき遺稿の集大成と言えるだろう。
幻の一枚絵より、ショールを被った女性がこちらを見つめて踵を返すシーンを切り取ったかのような絵。その眼差しはまるで、男に別れを告げ立ち去る場面を連想させる。静的でありながらも、抒情あふれる作品を左前身頃に刺繍で表現。
刺繍テーラード羽織ジャケット 57,200円(税込)
幻の一枚絵より、これから花開くであろう花弁の中から一人の女性が現れる。こちらをじっと見つめる瞳には妖艶さを孕んでおり、煽情的な様を右前身頃に施した刺繍で表現。
刺繍キュロットパンツ 44,000円(税込)
幻の一枚絵より、花に身体を包まれながらも凛とした立ち姿の女性の絵をプリントした、「女」と「花」が織りなす世界観をロング丈のスタンドカラーシャツに落とし込んだ作品。
レイヤードロングシャツ 39,600円(税込)
幻の一枚絵より、花房から身体を出した女性がこちらを見上げる仕草には、どこかほの暗さを感じさせる。鉛筆のみを用いた線画でありながら、「花」と「女」の艶やかさが描かれている。
半袖Tシャツ 8.250円(税込)
幻の一枚絵より、花房に身を横たえ天を仰ぎ見る女性の絵。女性の虚ろな瞳は昏く儚い雰囲気を纏い、見る者の意識を引き寄せる。その寂寞さを表現するため、デッサン画に深い緑と青紫の背景を落とし込むことで、闇深い森を表現。
半袖Tシャツ 8,250円(税込)
【怨獄紅】
1970年~1971年までヤングコミックで連載。
人間の特に“女”の持つ残酷な本性や情念、因業な罪深さを鋭く描き、“女”のエロ スの裏の強かさを劇画のテーマとした作品「怨獄紅」。まるで遊女を思わせる絵のアクセントになっている簪や櫛、花札を強調させたトーン バランス仕様。
長袖Tシャツ 11,000円(税込)
【表紙絵 1976年 ヤングコミック】
腕に天翔ける龍の刺青をし、小太刀を持つ艶やかな女性の絵をあえてモノクロプリントにすることで、女性の持つ鋭い空気感を表現したレイヤードパンツ。長袖Tシャツとシルクネクタイはフルカラーにすることで、絵本来のもつ艶やかさと力強さを浮かび上がらせる。
レイヤードカバーパンツ 42,900円(税込)
長袖Tシャツ 11,000円(税込)
シルクネクタイ 8,030円(税込)
フロントのイラストには、一枚絵より花房に身を沈めた蝶柄の着物に身を包んだ女性絵。頬を染め、乱れた髪で脱力をした女性は情欲的な雰囲気を醸し出している。バックには1974年よりマンガストーリーで連載をしたイラストを、ジャカード編みで鮮やかに表現。
ジャカードニット 35,200円(税込)
パンツは“劇画史に一時代を画した”と評される「同棲時代」「修羅雪姫」などをそれぞれフロント、バックに配置。生地の配色、イラストの細部に至るまで拘ったアイテム。
ジャカードニットパンツ 37,400円(税込)
【修羅雪姫】
週刊プレイボーイで1972年~1973年まで連載。
激動の明治、夫を殺され、自らも辱めを受けるも投獄され復讐を果たせぬまま獄中死した母親に代わりその怨みを果たすべく、殺し屋となっていく女・鹿島雪が主人公の名作。母親の怨念を背負い、修羅の道を歩む美しい雪の復讐劇を描いた上村一夫氏の代名詞となった作品。
【マンガストーリー連載 1974年】
任侠の世界に身を置く叔父に恋をした少女が、自らも任侠の世界へと溺れていく生き様を描いた作品。
燃え滾る情念、世を生き抜いていく覚悟を背中に刻み込み、力強い眼差しを向ける少女の絵は、背景に赤を加えることで、背中に咲き誇る赤い薔薇の鮮やかさを更に引き立てる。
プルオーバースウェット 17,600円(税込)
シルクネクタイ 8,030円(税込)
【同棲時代】
漫画アクションで1972年~1973年まで連載。
“劇画史に一時代を画した”と評される「同棲時代」は、映画・ドラマ化と共に社会現象となった作品。未来が曖昧な男女のささやかで不確かな幸せがやがて崩壊をしていく様を、美しく文学的なモノローグと、息をのむほど劇的で美しいシーンを次々と眼に飛び込むグラフィカルなコマ割りで表現する。2011年に発売された上村一夫氏の大図鑑「リリシズム」表紙として有名な主人公・飛鳥今日子の花と涙は、叙情あふれ感傷的女性美を確立。フーディー、トートバッグ、ネクタイにプリント。また、フーディーの背景にはマゼンダを加えることで、花の涙をより儚く、美しく魅了させる。腕には、S’YTE ×Kazuo KamimuraのWネームを配した。
フーディー 19,800円(税込)
トートバッグ 7,700円(税込)
シルクネクタイ 8,030円(税込)
上村一夫氏を代表する作品である「同棲時代」を筆頭に厳選したオムニバス作品を、紙の質感を表現するためペーパープリントでデザインを落とし込み、パッチワークのように繋げた。
フロントには「同棲時代」より主人公・飛鳥今日子が、結婚に対してのモラトリアムを抱えながらも、同棲を続けていくべきか悩む詩情に満ちた場面を使用。
-ふたりはいつも傷つけあってくらした
-それが愛することだと信じよろこびにふるえた
-愛のくらし 同棲時代
バックに大きく描かれているのは、「悪の華」より猟奇殺人鬼の異常な性に毒され、淫花帝国の真の女王へと変貌を遂げる主人公・川端百合子をプリント。羞恥と恍惚の倒錯した世界観を表現した作品。
パッチワークロングシャツ 29,700円(税込)
■展開日:2023年8月17日(水)
■展開店舗:
THE SHOP YOHJI YAMAMOTO PM12:00
https://theshopyohjiyamamoto.jp/shop/e/eKAMIMURA/
WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO OSAKA
大阪府大阪市中央区東心斎橋1-19-15 TEL:06-7662-8038
<上村一夫(かみむらかずお)氏プロフィール>
1940年(昭和15年)3月7日、神奈川県横須賀市にて誕生。1962年(昭和37年)に武蔵野美術大学デザイン科を卒業。在学中にアルバイトで勤めた広告代理店宣弘社で、阿久悠氏と出会ったことから劇画の世界に入り、1967年(昭和42年)、『月刊タウン』創刊号「カワイコ小百合ちゃんの堕落」でデビュー。翌年には、『平凡パンチ』連載の「パラダ』(原作・阿久悠)で本格的に劇画進出。以後、「同棲時代」、「修羅雪姫」(原作・小池一夫)、「しなの川」(原作・岡崎英生)など叙情的な名作を次々と発表。特に「同棲時代」は"劇画史に一時代を画した"と評されるヒット作品となった。享年45歳。
<長岡亮介氏プロフィール>
神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。
公式Instagram:@nagaokaryosuke https://www.instagram.com/nagaokaryosuke/
ペトロールズ公式HP:https://www.petrolz.jp/
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